生卵の黄身についてる白い糸みたいなブヨブヨのやつって何?

生卵の黄身のふちに、白い糸みたいな塊がついていますよね。

これって、何だかわかりますか?

これの名前は「カラザ」と言います。

■何のために付いているの?

カラザは、卵の黄身が中央からズレて白身と混ざらないようについているものです。

要するに、卵内にある固定用の紐みたいなものです。

有精卵の場合、もしも黄身がズレて割れ、白身と混ざるようなことになると…ヒヨコは生まれて来ないことになってしまいます。

食卓に上がる卵は無精卵なのでズレようが関係ないのですが、カラザがあるのは卵の仕様なのです。

ゆで卵を作った時、黄身は大体中央付近にあるでしょう?
その理由は、カラザでズレないままで茹であがっているからなのです。

黄身の重みで多少ズレることはありますが、カラザのおかげで、黄身が外側へはみ出るほどズレることはありません。

■カラザは食べた方が良い!

実はカラザは、シアル酸、ビタミンB群、カルシウムなどの栄養素の含有率が高いので、人間の健康にはとても良いことが判っています。
(※免疫力を高める効果があるとされている成分。)

卵かけごはんなど、生で卵を食べる時に「気持ち悪い」とか「目や羽根になるところだから食べちゃダメ」なんていう迷信を理由にカラザを取ってしまう人がいますが、それはとても損しています。

なので、一緒に食べてしまった方が身体に良いのです!

また、カラザの栄養素は加熱しても消えないので、普通に目玉焼きや卵焼きとして食べてしまって大丈夫です。

何はともあれ、鶏の卵はとても栄養価が高く、調理次第ではとても美味しくなる食材です。

健康のために、積極的に食べる方がいいでしょうね。

では、今回はこの辺で。

 

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