国語や漢字の勉強をしていて、
辞書を引いた時に書いてある解説の中に“同義語”や“類義語”という言葉があります。
どちらも、そんなに難しい言葉ではありませんが、
同義語と類義語の違いは何なのか?
そう考えると、
どう違うのかハッキリとは分かりません。
そこで今回は、
同義語と類義語の違いについて調べてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■同義語と類義語の違い
同義語の意味は「意味が(ほぼ)同じ語」。
類義語の意味は「意味が同じか近い語」。
つまり、意味に関しては、
どちらも同じような意味です。
ですが、これら二つの言葉には明確な違いがあります。
同義語と類義語の違いは、
ズバリ、
- 代替が利くか利かないか
です。
同義語は、単に意味がほぼ同じ言葉を指します。
ですが類義語は、同じまたは近い意味の言葉を指すだけでなく、表現において代替が利くという特性があります。
例えば、“場所”と“地点”。
これらの言葉は、意味が同じなだけでなく、表記上で代替が利きますよね?
集合場所、集合地点のように。
つまり、“場所”と“地点”は類義語と言えます。
ところが、同義語の場合は違います。
例えば“手腕”と“技量”は同義語ですが、外交や経営という言葉が手腕の前につくと、技量では手腕の代替にはなりません。
よって、手腕と技量は類義語とは言えません。
こんな風に、同義語と類義語には明確な違いがあります。
ちなみに、代表的な類義語の例としては、四字熟語が分りやすいと思います。
たとえば、一石二鳥と一挙両得。
これらは代替が利きますので、
確実に類義語です。
ためしに、四字熟語を調べてみてください。
四字熟語の類義語が
かなり見つかると思いますよ。
では、今回はこの辺で。
■関連項目