他のペットボトルなどと比べても遥かに大きいです。
実際に計ってみたところ、牛乳瓶の飲み口(内径)は34mmでした。
ペットボトルの飲み口(内径)は、大体20mm~21mmでした。
(ネジ山も含めた外径(山径)だと約28mm。)
飲み口の大きさは、牛乳瓶もペットボトルも、それぞれ大きさの規格が統一されているようです。
(期間限定・特別商品等は例外。)
話を戻しまして…
なんで、牛乳瓶の飲み口はこんなに大きいのか?
その理由はズバリ、洗いやすくするためです。
元々、牛乳瓶というのは、牛乳配達をする専門の業者(いわゆる牛乳屋さん)によって使われていました。
牛乳屋さんは、家庭に配られた牛乳瓶を回収します。
で、回収した牛乳瓶をキレイに洗って消毒して浄化し、新しい牛乳を入れて再利用します。
要するに、牛乳瓶を頻繁に使いまわしするワケです。
なので、牛乳瓶の飲み口が狭いと洗浄しにくく、前の牛乳がこびりついたまま残ってしまう可能性があります。
前の牛乳がこびりついたままだと不衛生ですよね?
だから、洗いやすくするために、牛乳瓶の飲み口は大きくなっているのです。
ちなみに、牛乳瓶の飲み口(内径)を34mmと定めたのは、牛乳キャップメーカー大手である株式会社向山堂の1958年(昭和33年)当時の社長である浅野武矩(たけのり)さん。
彼は、牛乳瓶の再利用時の洗いやすさを考慮し、蓋である牛乳キャップの基準を34mmと定めました。
その基準に、全国の乳業メーカーが賛同したのです。
そんなワケで、今の牛乳瓶の飲み口のサイズが大きいまま受け継がれているんですね。
以上が、牛乳瓶の飲み口が大きい理由です。
そして、その牛乳瓶の飲み口が大きいことが、牛乳を飲む時の“とあるポーズ”の原因になっています。
ヒントはこれ↓
その“とあるポーズ”に関しては、こちらの記事で紹介しています。
参考までにどうぞ。
では、今回はこの辺で。
■関連項目