実は12月30日は地下鉄記念日だったんですね。
文字どおり年末で、一部の業種を除いて仕事納めになっていてもおかしくない日なので、記念日があるとは思いませんでした。
地下鉄記念日は、1927年(昭和2年)12月30日、日本初の地下鉄(現在の東京メトロ銀座線)が開通したことを記念に制定されました。
(日本記念日協会には正式に認定されていませんが、記念日の情報として、サイト内に記載されています。)
開通時の区間は上野から浅草で、1925年(大正14年)9月の着工から約2年3ヶ月で完成したそうです。
当時のアジアでは地下鉄が無かったため、東洋初の地下鉄道ということで話題となり、開業日の1日で約10万人もの客が乗車したと言われています。
(当時の運賃は1人あたり10銭。)
ちなみに、開業当時の銀座線車両は「1000形」で、車体が黄色で屋根が茶色いカラーリングだったそうです。
当時の車両は、地下鉄博物館(東京メトロ東西線葛西駅の高架下)に展示されています。
地下鉄博物館に展示されている1000形(1001)車両↓
Author:Rs1421 画像引用元:Wikipedia
縦長の箱型という全体的な形状は現在と変わりませんね。
色が鮮やかなので、復元ということで後から再塗装されたのかもしれませんね。
なお、現在の東京メトロ銀座線の車両はこんな感じです。
初代と比べると、非常に近代的!
黄色いカラーリングは、そのまま受け継がれているようですね♪
東京23区在住の人は、割と見慣れている人は多いんじゃないでしょうか。
余談ですが、私がよく利用する地下鉄は、名城線と東山線です。
いずれも、名古屋市営地下鉄の路線です。
名城線車両↓
東山線車両↓
こんなところですね。
地下鉄は、首都圏だけでなく、地方都市の発展に欠かせない公共交通機関です。
また、地下鉄を通常路線として市外にまで延長することで、都心部との直通のアクセスルートが完成し、人とモノの流れが出来て市外も発展するのです。
(そこへ在来線とのリンクをすれば、更なるルートが開拓できます。)
大都市程、これらのことが実現できています。
逆に、地方の小都市では、あまり実現できていません。
つまり、実現できていない地方は「不便」ということです。
普段、何気なく乗っている地下鉄ですが、年末のこの日だからこそ、地下鉄が非常に重要な役割を果たしていることを改めて思い返してみてはいかがでしょうか。
では、今回はこの辺で。
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