清廉性の意味をわかりやすく言うと、
心が清らかな感じがある
という意味です。
清廉(せいれん)という言葉には、
もともと「心が清らかで私欲がない」
という意味があります。
それに“性”という文字がつくことで、
「~感じ」「~っぽい」という
“イメージを思わせる言葉”になったワケですね。
■清廉性が必要な職業
清廉性が必要と思われる職業を書いておきます。
かなり個人的なイメージで書いてますので、
あまり気にしないでくださいね。
- 教師
- 警察官
- 医師
- 裁判官
- 弁護士
- 検察官
- 国会議員
- キャビンアテンダント
- アナウンサー
こんなところですね。
教師や警察官は人の鑑となるべき職業。
最も清廉性が求められると思います。
国会議員に関しては、
自分で書いててちょっと笑ってしまいましたが。(笑)
国会議員は国家の行く末を担う重要な人達なので、清廉性はアナウンサー以上に求められると思います。
まあ、様々な思惑が蠢くのが政治の世界。
現実的には、清廉なままでいられないと思いますけどね。
あと、個人的には、アナウンサーにはそんなに清廉性は求めてません。
見た目が清楚で言葉遣いが良く、
理知的でまともなコメントを出せるだけで十分だと思います。
マスコミにだけは、誤解を招くような写真を撮られないよう注意しましょうね。
■清廉性という言葉が話題になったワケ
そもそも、なぜこの“清廉性”という
言葉が話題になったのか?
それは、2014年11月某日、
当時の、ある女子大生が日テレ側に対して訴訟を起こしたことから。
その女子大生(当時)は笹崎里菜さん。
ミス東洋大にも選ばれた美人。
ファンション誌JJの読者モデルにもなった、正真正銘・才色兼備の女性。
↓この人です。確かに美しいですね。
日テレ側が彼女の内定を取り消した理由は以下のとおり。
「ホステスのアルバイト歴が自己紹介シートに書かれていなかった」
「傷がついたアナウンサーを使える番組はない」
「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/41014?page=2
https://news.livedoor.com/article/detail/9470507/
以上の理由で内定取り消しの通知書を
送りつけられた笹崎さんは激怒!
「“クラブで働く人は清潔さに欠ける”というのは独自の偏見だ」
と、訴訟に踏み切ったそうです。
要するに、彼女の訴訟内容は
「銀座でホステスのバイトをしてた過去を理由に女子アナ内定を取り消すのは不当だから、“内定取り消し”を取り消せ!」
ということ。
つまり、
「普通に日テレに入社させてください」
という願いから訴えたワケです。
その裁判の争点の一つに、
「ホステスに清廉性は無いのか?」
というところがあります。
以上のことから、
“清廉性”という言葉が注目され、当時の検索急上昇キーワードとして上位に上がってきたワケですね。
ちなみに、2014/11/14に第一回公判。
それを経たのちの、年が明けた2015/01/08に、日テレと彼女との間に和解が成立。
彼女は無事に日テレに入社しました。
入社後に不当な扱い(いじめ等)を受けるんじゃないかと心配の声が挙がっていました。
しかし彼女側(弁護側)は用意周到。
8つの和解条項を締結することで、入社後のトラブルが起きないよう、事前に手を打っていました。
和解条項は以下のとおり。
第1項 4月1日入社
第2項 笹崎さんは誠実に職務に専念する
第3項 笹崎さんがこの訴訟の影響で不平等を受けないよう日テレに確認。
第4項 仮に不平等が起きて笹崎さんが局内のコンプライアンス部門などに訴えた場合、同局が改善する。
第5項 すでに開催した研修の機会を笹崎さんにも与える
第6項 笹崎さんはその他の請求を放棄する
第7項 お互いに債権債務はナシ
第8項 訴訟費用は各自で負担
こんなところですね。
ここまでされると、
彼女が被害者というよりも、
逆に彼女が法律に長けた恐ろしい存在に思えてなりません。
なぜそこまでして
日テレに入りたかったんでしょうね?
まあ、大騒ぎになってしまったので、不名誉なイメージの払拭と、自らの正当性を証明するためには、日テレに入社して普通に働いていることが一番の条件ですからね。
彼女もなりふり構ってられなかったんでしょうね。
なにはともあれ、
無事に女子アナになれて良かったですね。
では、今回はこの辺で。
ps:
前述の訴訟の件は、やはり尾を引いていたようです。
あからさまでは無いものの、日テレ局内外において、彼女に対する間接的な嫌がらせが散見されたそうです。