12月3日はカレンダーの日です。
いろんな記念日がありますが、暦や記念日など確認するためのカレンダーそのものの記念日があるなんて、思いもよりませんでした。
カレンダーの日は、全国団扇扇子カレンダー協議会と全国カレンダー出版協同組合連合会が1988年(昭和63年)に制定しました。
カレンダーをさらに普及・発展させるために制定したそうです。
日にちの理由は、太陰太陽暦が明治5年12月2日(西暦1872年12月31日)で打ち切られ、翌日の12月3日が太陽暦の明治6年1月1日(西暦1873年1月1日)になったことから。
(西洋諸国との足並みをそろえるという目的もあったそうです。)
史実に基づいた記念日なんですね。
考えてみれば、現在、カレンダーはいたるところで普通に売られていますし、スマホやパソコンの標準的な機能として、カレンダーが普通に実装されています。
カレンダー協議会と全国カレンダー連合会の活動の成果は、思いのほか大きかったんでしょうね。
ちなみに、カレンダーの日は2011年8月に日本記念日協会に正式に登録されました。
■六曜が無いカレンダー
現代のカレンダーは、六曜(大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅)が書かれていないものが増えてきました。
日本への欧米文化が浸透してきている今、六曜という考えそのものが廃れつつあるのでしょうね。
年月日と曜日と祝日さえ分かればいいという、合理的な考え方になってきているのでしょう。
また、大安しか記載していないカレンダーもチラホラ見受けられます。
結婚式などのおめでたい行事を縁起の良い吉日に行いたいという狙いからでしょうね。
まあ、現実的なことを言うと、六曜は眉唾物です。
信じない人には全く関係のない情報なのです。
しかし、たまたま悪いことや失敗が起き、その日が仏滅だったりすると、
「仏滅にやるからこんなことに…」
「だから失敗したんだよ。」
などと、周囲から言われることもあります。
だから、六曜を信じてはいないけど、「とりあえず大安にやっとくか…」という流れになることもあるので、日本では完全に六曜が無くなることは当分なさそうですね。
逆に、六曜を全く信じない人は、仏滅に結婚式を挙げたりするそうです。
料金が安くなるからだとか。
それも、別の意味で六曜を利用していることになりますが…。(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目