鉄道の日【10月14日】日本初の鉄道が開通した日

◆10月14日は「鉄道の日」

■鉄道の日ってどんな日?

鉄道の日とは、新暦1872年(明治5年)の10月14日、日本で初めて鉄道が開業した日にちなんだ記念日です。
(※本来は旧暦の1872年9月12日。)

この記念日および前後の期間は、各鉄道の事業者でイベントや記念乗車券の販売などが行われています。

◆初の鉄道開業当時の区間

初の開業当時の鉄道の区間は、東京の新橋~横浜間でした。

といっても、現在の新橋駅と横浜駅とは違います。

当時の新橋駅は、現在は廃止されている汐留貨物駅で、同じく当時の横浜駅は、現在の桜木町駅(JR根岸線)のことです。

■提唱・制定者は?

鉄道の日の提唱者は、現在の「国土交通省」さんです。

実は鉄道の日は、以前は「鉄道記念日」という名前で、1922年(大正11年)に当時の鉄道省によって制定されました。

その後、1949年(昭和24年)に日本国有鉄道の記念日になりました。
(※運輸省の外郭団体として、鉄道総局の機能を持った日本国有鉄道が設立されたため。)

1987年(昭和62年)に日本国有鉄道が分割民営化された際に、記念日は現在のJRに受け継がれましたが、その後の1994年(平成6年)、現在の国土交通省によって「鉄道の日」に改称されました。

当時の国土交通省によると、改称の理由は「鉄道事業者全体の記念日なのに、このままではJRグループ色が強い。」とのことだったそうです。

◆鉄道省とは?

鉄道省は、1920年~1943年まで存在した国の組織で、かつての運輸省(現・国土交通省)、日本国有鉄道(現・JRグループ)などの前身の組織です。

鉄道省は、組織再編や統合、分離などを経て、時代の流れとともに名称が運輸通信省→運輸省→国土交通省と変わっていきました。

現在では各事業として運営されているものが、昔は一か所の省で運営されていたのです。

昔は、現代ほど複雑な交通手段や物流ルートは存在しなかったので、鉄道省の運営で十分だったのでしょうね。

参考:Wikipedia

■日付の理由は?

日付の理由は前述のとおりです。

■日本記念日協会に登録されているの?

鉄道の日は、日本記念日協会に認定・登録されていませんが、サイト内に「その他の記念日」として紹介されています。


 

こんなところですね。

昔は、陸路の物流の要は鉄道でした。

当時は現代程、自動車の発達と普及がなかったので、物資を一度に大量に運べる手段は、陸路では鉄道しかなかったのです。

現代では、トラックなどの大型車両が一般に普及し、多くの民間企業がトラックを使って長距離輸送を行っています。

一度に運べる量は鉄道車両にはかないませんが、それでも、ある程度の物量を現地までスムーズに運べるという利便性はトラックの方が勝っています。

逆に鉄道は、大量に物資を運べるものの、線路がある場所までしか行けないので、トラックのような小回りは利きません。

そういう意味では、現代では、陸路の物流の要は自動車になっていると思います。

自動車の発明は産業革命に匹敵するほど画期的だったということですね。

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

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