実は1月5日は囲碁の日だったんですね。
囲碁は、将棋と並ぶほどの国民的戦略ゲームです。
NHKでも囲碁の番組があります。
しかしながら、一般的に広く知られてはいますが、実際に囲碁をやっている人の数はそんなに多くありません。
囲碁の日は、誰もが気軽に囲碁に触れ、親しんでもらうことを目的として、公益財団法人の日本棋院によって制定されました。
制定年は2013年(平成25年)だそうです。
1月5日くらいは、ちょっとだけ囲碁をやってみてはいかがでしょうか。(笑)
日付が1月5日の理由は、もう見てわかるとおりの語呂合わせです。
1月5日の1を“い”、5を“ご”と読むところから来ています。
囲碁の日は、日本記念日協会には記念日として認定・登録されていません。
まあ、既に世間では記念日としての認知度が高いので、わざわざ認定してもらう必要がないのが理由と思われます。
ちなみに、1月15日は「いい碁の日」となっています。
こちらも語呂合わせで作られた記念日で、日本記念日協会には認定・登録されていません。
囲碁の日よりも知名度は低いようです。
余談ですが、日本棋院の他に、関西棋院、日本ペア碁協会の2つの組織があり、これら3団体が囲碁の主な普及活動をしているそうです。
(もちろん、他にも諸団体・組織が多数ありますが、規模が小さいです。)
■囲碁の碁石の素材
囲碁で使われる碁石(ごいし)は、実は白と黒で素材が違うことがあります。
素材の種類は以下のとおりです。
◆白碁石の素材
- 蛤(はまぐり)碁石
- 象牙
(現在は使われていません。) - 砂岩
(現在は使われていません。)
◆黒碁石の素材
- 那智黒石碁石
- 頁岩(けつがん)
(習字のスズリの素材。現在は碁石素材としては使われていません。)
◆白黒共通素材
- 瑪瑙(メノウ)碁石
(瑪瑙は染色可能なので白黒両方作れる。) - 硬質ガラス碁石
- ユリア樹脂製碁石
- プラスチック碁石
- プラスチック重量石
(プラスチック素材を重く調整してある碁石。) - マグネット碁石
(TV番組などで視聴者に見せる時にも使われる。) - 陶器製碁石
(現在は使われていません。) - 竹製碁石
(現在は使われていません。)
(参考:Wikipedia など)
こんなところですね。
他にも色んな素材があり、中国ではヒスイや琥珀の碁石もあるようです。
現在では、日本では蛤(はまぐり)と那智黒石の碁石が最高級です。
(蛤は主にメキシコ産)
特に蛤製の白石は非常に高価です。
プロの囲碁棋士や囲碁マニアが所有しています。
白黒共通素材の碁石は、メノウ以外は安価です。
セットで安く手に入る囲碁セットなどに付随している碁石のほとんどは、プラスチック製か硬質ガラス製です。
■グリーンの碁石もある!
なんと、グリーンの碁石もあります!
濃いグリーンと淡いグリーンの2色です。
グリーンは目に優しい発色なので、眼精疲労に悩んだ小説家の夏樹静子先生が考案したものだそうです。
素材は主に硬質ガラス製。
碁石の素材を調べている時に知りました。
私は実物を見たことがありませんが、珍しいものがあるんですね~。(笑)
確かに、白と黒の碁石のコントラストは、ハッキリと見えて分かりやすいですが、長時間見ると目が疲れてくるようです。
囲碁戦は長時間になることもあるので、目に優しいグリーンの碁石の方がいいのかもしれませんね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目