絶滅危惧種とは、
地球上(または国)から
完全にいなくなる可能性が高い生物
のこと。
しかも、近い将来に。
まだ絶滅してませんが、個体数が非常に少なくなっている生物のことを指します。
↓絶滅危惧種のコウノトリ(日本国内の野生では絶滅)
将来、自然だけでなく、動物園などの施設でも見れなくなってしまう可能性があるということです。
今回は、日本の絶滅危惧種について色々と調べてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■絶滅危惧種のランク
絶滅危惧種は、その可能性の高さでランク付けされています。
- 絶滅危惧I類(CR+EN)
絶滅寸前の種
- 絶滅危惧IA類(CR)
非常に近い将来、
野生での絶滅の危険性が極めて高い種
- 絶滅危惧IB類(EN)
IA類ほどではないが、
近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種
- 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
絶滅の危険が増大している種
こんなところですね。
I類になると、かなり絶滅に近い状態ですね。
それらの生き物を自然界で見かけることは、極めて困難になっているのです。
■絶滅危惧種とレッドリスト
レッドリストとは、絶滅危惧種や絶滅した生物の名前を種類別にリスト化したものです。
昔は6年に一度くらいの頻度で更新されていました。
2017年以降は毎年更新されているようです。
環境省の生物情報収集・提供システム「いきものログ」にて情報が公開されています。
【余談】別の意味での“絶滅危惧種”
余談ですが、
絶滅危惧種という言葉を本来の対象ではなく、別の対象に使うことがあるようです。
例えば、大和撫子(やまとなでしこ)。
可憐で繊細で身も心も美しく、お淑やかで芯が強い女性のことです。
今ではほとんど見かけられなくなりましたね。
ほとんど見かけられなくなったということで、大和撫子のことを“絶滅危惧種”と呼ぶ人がいます。
他には、番長、スケ番、紙芝居屋、ハウスマヌカン、チーマーなど。
挙げていけば、キリがないかもしれません。
要するに、
昔は存在した(使われていた)が、今はほとんどいない(使われていない)物事
などに対して絶滅危惧種という言葉を用いるようですね。
ハウスマヌカンはちょっと毛色が違いますかね?
今で言うショップ店員に近い存在ですけど・・・。
とにかく、大和撫子に関しては、絶滅危惧種どころか、既に絶滅しているような気がするのは私だけでしょうか?(苦笑)
では、今回はこの辺で。