半夏生(はんげしょう)って何?(雑節)

半夏生(はんげしょう)とは、

夏至(げし)から11日目の日で
太陽の位置が黄経100°の日

のことです。

(横径100°とは、春分の日を0°とした時の面の角度100°のこと。太陽の高さではない。ちなみに夏至の時の横径は90°。)

旧暦の雑節の一つで、現代の暦に名残として残っている日です。

壁掛けのカレンダーなどに、旧暦の名残として半夏生が表記されていることがあります。

旧暦においては、大体、半夏生くらいに梅雨が明けることが多く、この日から先は田植えをしても収穫が少なくなる「半夏半作」とされていました。

そのため、昔の農家では、半夏生を田植えの終了日としていたそうです。

ちなみに、半夏生と同じ名前の植物に
ハンゲショウ」があります。

ハンゲショウは水辺に咲く花で多年草です。

ハンゲショウの名前の由来は、

  1. 半夏生の時期に咲くから。
  2. 葉の下半分が白くなることから、
    半分化粧している→半化粧(はんげしょう)。

の2つから来ていると言われています。

どちらが由来でも、発音は正しいですね。(笑)

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

雑節

七十二候

二十四節気