実は11月27日は「組立家具の日」だったんですね。
組立家具とは、購入後に自分で組み立てて作る家具のことです。
例えば、ホームセンターや家具売り場で展示されているカラーボックスは、組立家具の草分け的存在です。
そんな組立家具の記念日こそが「組立家具の日」なんですね。
組立家具の日を制定したのは、株式会社クロシオ。
和歌山県海南市の家具、インテリア用品、医療機器などを扱っている企業です。
1967年(昭和42年)に、同社の深谷政男氏(クロシオグループの現会長)によって考案、命名された「カラーボックス」が大ヒットしました。
それにちなんで、深谷氏の誕生日である1941年11月27日からとって、組立家具の日を11月27日としたのです。
2016年6月3日に日本記念日協会に登録された、正式な記念日です。
カラーボックスを生み出して大ヒットさせたという歴史をふまえ、組立家具を普及させていくことが目的の記念日なのです。
■カラーボックスとは?
カラーボックスとは、塗装された板をドライバーなどで組み立てて作る家具の一種です。
今でこそ、様々な家具メーカーからカラーボックスが発売されていますが、最初にカラーボックスを考案して販売したのは、前述の株式会社クロシオです。
カラーボックスには誕生秘話があり、その話がクロシオの公式サイト内で紹介されています。
一部を引用すると、以下のとおりです。
会長がある日、大阪の百貨店に行き、プラスチックでできたカラフルな箱を見ているうちに、「家具にもカラフルなオレンジやグリーン、赤色の物があって良いのでは・・・」との発想で、大手紙メーカー協力のもと当時の色紙を薄いベニヤに貼って合板を作り、特殊加工で軽い三段ボックスを作りました。
さっそく商品を持って、家具屋さん量販店を回ってみたのですが反応は無し、そんなある日、商談室ロビーで数名の女性が弊社の商品サンプルを見て「コレ可愛い♪綺麗♪・・」と反応を示してる姿を通りかかったバイヤーが気づき商品化に向けてスタートしました。
引用元:株式会社クロシオ 公式サイト内 「カラーボックスの秘話」
こんなところですね。
私が物心ついた頃には、もう普通にカラーボックスが売られていました。
ひとり暮らしを始めた頃、手軽な値段で買える収納として大変お世話になったものです。
また、カラーボックスを複数重ねることで、更に大きな収納用のインテリアとしても使ったことがあります。
色さえ統一して購入していれば、そういった複合的な使い方も出来たのです。
現在でも、自宅で普通にカラーボックスを使っています。
考えてみれば、これほど馴染み深い収納家具はありませんよね。
今回の記念日のチェックで、カラーボックスの歴史と偉大さを知ることができました。
やっぱり、知識が深まっていくのは面白いですね♪
では、今回はこの辺で。
■関連項目