今年の漢字速報 2023年は“税”

2023年度の「今年の漢字」は12月12日(火)14時6分頃に京都・清水寺で発表予定されました。

今年の漢字2023年はです。

選ばれた理由は、

「一年を通して増税の議論が活発に行われた年だった。」
「所得税・住民税の4万円の定額減税が話題になった。」
「インボイス、ふるさと納税など、多岐にわたる税にまつわる話題が取りざたされた。」

だそうです。

ちなみに、今年の漢字2023のトップテンは以下のとおり。

ちなみに、税の文字が選ばれたのは、2014年と2023年の2回目です。


◆今年の漢字特設サイト

「今年の漢字®」|公益財団法人 日本漢字能力検定協会
「今年の漢字®」は一年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、上位20位までを発表しています。2024年「今年の漢字」の応募は2024/12/9(月)まで。発表日は2024/12/12(木)です。

 


■過去の今年の漢字一覧

下へ行くほど古くなります。

・2022年 “戦”

2022年度の「今年の漢字」は12月12日(月)14時7分頃、京都・清水寺で発表されました。

今年の漢字2022年はです。

選ばれた理由は、

「ロシアのウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにした一年。」
「北朝鮮の相次いだミサイル発射も「戦」を意識させた声が多かった。」

ということでした。

また、社会面では、円安・物価高による生活上での「戦」い、スポーツでの熱「戦」・挑「戦」などによる「戦」もあったそうです。

ちなみに、今年の漢字2022のトップテンは以下のとおり。

戦の文字が選ばれたのは、2001年と2022年の2回目です。

 

・2021年 “金”

選ばれた理由は、

「長く暗いコロナ禍において開催された東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍や、各界で打ち立てたられた「金」字塔がひときわ輝くニュースとなった年だから。」

また、コロナに絡む給付金、新紙幣・新五百円硬貨など、お金にまつわる話も多かったことから、“金”の字が選ばれたそうです。

ちなみに、今年の漢字2021のトップテンは以下のとおり。

 

・2020年 “密”

新型コロナウイルス対策の影響で広まった、当時の小池百合子都知事の言葉“三密”が理由です。

ちなみに、今年の漢字2020のトップテンは以下のとおり。

9位の鬼は、“鬼滅の刃”の鬼ですね。
間違いなく、2020年で一番の大人気アニメでしたから。

 

・2019年 “令”

  • 令和の令
  • 避難命令の令
  • 法令改正の令
  • 警報発令の令
  • 法令順守の令

など、新元号を筆頭に、令に関する事項が多かったため。

ちなみに、今年の漢字2019のトップテンは以下のとおり。

 

・2018年 “災”

  • 大阪北部地震(2018年6月18日発生)
  • 西日本豪雨(2018年7月3日~8日)
  • 北海道胆振東部地震(2018年9月6日発生)

など、今年は地震や集中豪雨などの自然災害が多かった年だったから。

ちなみに、今年の漢字2018のトップテンは以下のとおり。

 

・2017年 “北”

  • 北朝鮮大陸弾道ミサイルの発射の脅威
  • 北海道産のジャガイモ減少による影響
  • 北海道日本ハムファイターズ大谷翔平投手のメジャーリーグ移籍

など、様々な北にまつわる出来事があったことから。

 

・2016年 “金”

  • リオデジャネイロオリンピックの
  • 政治とカネの問題の
  • オリンピック会場の費用に関する

など、様々な金(カネ・きん)にまつわることが色々あったから。

金の一字が選ばれたのは、2016年で通算3度目。

 

・2015年 “安”

不安の“安”
集団的自衛権の行使を容認する安保法案の可決。
(安倍総理の“安”との揶揄もあった)
自然災害の多発。

安心の“安”
「安心してください、穿いてますから」
「あったかいんだからぁ~♪」
など、流行した言葉の影響。

 

・2014年 “税”

消費税が8%に引き上げ。
税金に対する関心の高まり。
つまり、税金の“税”。

 

・2013年 “輪”

オリンピックの東京招致成功。
五輪の“輪”。

日本全国で歓喜の輪が広がった。
故に“輪”。

 

・2012年 “金”

ロンドンオリンピックで金メダル続出。
故の“金”。

金環日食や21世紀最後の金星の太陽面通過。
天文での“金”。

 

・2011年 “絆”

東日本大震災で人々の絆が確認できた。
その意味での“絆”。

 

・2010年 “暑”

熱中症が続出した暑い夏の“暑”。
全国平均気温が最高記録を出した年。

チリ鉱山事故で、暑い地中からの脱出。
故に“暑”。

 

・2009年 “新”

民主党による“新”政権が誕生した年。

アメリカ初の黒人大統領オバマ氏の“新”大統領就任。

水泳選手の“新”記録続出。

 

・2008年 “変”

政治、経済、スポーツ、学問など社会全体で変化の多い年だった。
故に“変”。

 

・2007年 “偽”

食品表示偽装問題発覚、年金記録漏れ、防衛省の汚職発覚など、何を信じていいかわからなくなるような“偽”の年であるから。

 

・2006年 “命”

悠仁親王の誕生や小中学生の自殺多発など、
“命”の尊さを実感した年。

 

・2005年 “愛”

紀宮様のご成婚や「愛・地球博」の開催。

卓球の福原愛さんなど、各界で「アイちゃん」のニックネームで呼ばれる女性の活躍。

親が子を、子が親を殺すなど「愛の無い事件」の多発。

“愛”の必要性と無さを実感させられた年。

 

・2004年 “災”

地震、台風、噴火などの天“災”。

美浜原発事故などの人“災”。

 

・2003年 “虎”

阪神タイガースのリーグ優勝(18年ぶり)。
タイガースの“虎”。

自衛隊イラク派遣で、「虎の尾を踏む」ようなものだと揶揄された。その意味での“虎”。

 

・2002年 “帰”

北朝鮮に拉致された日本人が“帰”国。

昔の童謡がヒットし、現代に回“帰”した。
(平井堅 大きな古時計)

 

・2001年 “戦”

アメリカ同時多発テロ発生によるアメリカの対テロ“戦”争勃発。

世界的な不況との“戦”い。

 

・2000年 “金”

シドニー五輪で“金”メダル獲得。

韓国のトップ「金大中」と北朝鮮のトップ「金正日」の会談
通称「“金”・“金”会談」の実現。

 

・1999年 “末”

世紀末の年の“末”。

21世紀に対する未来への末広がりの“末”。

 

・1998年 “毒”

和歌山毒物混入カレー事件と、その余波による“毒”事件発生。

ダイオキシンや環境ホルモンによる人体への害“毒”不安。

 

・1997年 “倒”

大企業が次々と“倒”産した年。

サッカー日本代表が強豪チームを“倒”し、FIFAの本戦に出場した。

 

・1996年 “食”

O157による食中毒の“食”。
狂牛病の発生原因、食肉の“食”。

汚職による税金と福祉を食い物にしたという意味での“食”。

 

・1995年 “震”

阪神淡路大震災の地震の“震”。

銀行倒産や地下鉄サリン事件など、世間を震撼させたことの“震”。

 


 

こんなところですね。

その年の世相を表す漢字なので、あまり良い意味の漢字はありませんね。

また、全部違う漢字が使われていると思ったら、ダブっているのもありましたね。

2000年、2012年、2016年、2021年の金。

オリンピック開催年は、“金”になりやすいんでしょうかね?(笑)

この先も同じ文字が使われる可能性があると考えると、どんな字になるのか楽しみですね。

 

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■そもそも今年の漢字とは何?

今年の漢字とは、

その年世相漢字一文字表したもの

です。

世相とは、世の中の風潮や有様のこと。

大きな事件や自然災害、社会問題や社会現象が起きると、それに関連する漢字が選ばれるようです。

 

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■誰が今年の漢字を決めてるの?

今年の漢字は、日本漢字能力検定協会が毎年キャンペーンを行って決めています。

キャンペーンとは、漢字一字を公募することです。

その年の漢字一字を、全国から公募して決めています

公募は、その年の11月1日から行い、12月8日に締め切られます。

締め切り時に最も多い一字が、今年の漢字として選ばれるワケです。

 

日本漢字能力検定協会

今年の漢字公式ツイッター

 

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■今年の漢字の発表はいつ?

基本的に今年の漢字は、
漢字の日」の12月12日に発表されます。

それ故に、12月12日漢字の日という記念日になっています。
(日本記念日協会で認定・登録済み。)

しかし、絶対に12月12日に発表されるワケではありません。

12月12日土日になる場合は、基本的に次の週の月曜日に持ち越されるか、前倒しにして10日か11日の金曜日に発表されます。

その理由は、マスコミ側の発表や、実際に今年の漢字を書く人の都合が関わってくるからです。

今年の漢字を書く人に関しては、次の項目で解説します。

 

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■今年の漢字を書いてる人は誰?

TVの生中継で、実際に書いてるところを放映されますよね。

デカい筆でデカい用紙にベチャッと力強く書くわけですが、

今年の漢字を書いている人は
一体誰なのか?

その人は、

森清範(もりせいはん)

さん。

清水寺の貫主(住職で一番偉い人)で、なんと、日本漢字能力検定協会の理事も務めた方。

2009年にゴタゴタがあって理事を辞められ、清水寺での今年の漢字発表が危ぶまれましたが、結局和解し、何事も無く現在まで続いています。

 

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■あなたにとっての今年の漢字

今年の漢字は公募によって決まります。

ですが、人生いろいろ

酷い目に遭ったり、損したりした人もいれば、すごく幸せなことがあった人もいるでしょう。

ゆえに、人によって、その年一年の捉え方や感じ方は違うものです。

なので、今年の漢字の発表を見て、

「それは違うでしょ!」

とか

「この字の方がいいって!」

などと思うのは当然です。

重要なのは、

あなたにとっての今年の漢字を
ちゃんと自分自身で考えること。

それこそが今後の方針や、
来年の抱負を考えるのにも大いに役に立ちます。

世相を表した漢字を参考にするのもいいですが、自分の頭で考えることこそが、自分自身の成長と発展に繋がるのです。

小さなことからコツコツとでいいと思います。

是非やってみてください。

では、今回はこの辺で。

 

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