国会議員や総理大臣など、
国の権力者が参拝するたびにニュース報道などで時々名前が挙がる靖国神社。
よくアジア諸国の報道で問題にされる首相の靖国神社参拝ですが、
なぜそんなに問題視されるのか?
それは、
A級戦犯が祀られているから
です。
A級戦犯とは、ポツダム宣言後に行われた極東国際軍事裁判により、有罪判決を受けた人たちのこと。
要するに、
太平洋戦争の責任を負った罪人たち
のことです。
護送中のA級戦犯↓
そういう人たちが祀られている神社に国の権力者が参拝するということは、太平洋戦争で日本に迷惑をかけられたアジア諸国からすると、「過去の侵略戦争を肯定しているんじゃないか?」と思えるらしいですね。
それ故に、「面白くない」のです。
終戦から68年以上も経った今でも、アジア諸国に太平洋戦争の禍根が残っているワケですね。
今回は、そんな靖国神社参拝について考察してみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■過敏に反応する韓国と中国
アジア諸国の中でも、靖国参拝に特に過敏に反応するのが韓国と中国。
双方の国とも、歴史的事実として、日本に国土を占領された経緯があります。
その際に、多くの中国人や朝鮮人が犠牲になったそうです。
そういった過去の戦争被害が現在にまで尾を引いているのです。
特に現在の中国は大国で、国連の常任理事国。
軍事的にも政治的にも経済的にもアジアでの影響力が大きい。
同じく軍事・経済大国であるアメリカも、中国の存在を無視できません。
なので、アジア圏での国家間のトラブルの元になっている日本の靖国問題について、黙っているワケにはいきません。
だから、歴代総理の靖国参拝について直接関わり無いアメリカ側も、口出しせざるを得なくなってきているのです。
■なぜ総理は靖国参拝をするのか?
個人的には、別にどこの神社に総理が参拝に行こうと勝手だと思います。
が、ここまで問題視されるなら、行かなければいいんじゃないかと思うんですよね。
でも、かつての首相たちと同様に、安倍総理は参拝しました。
何故参拝したのか?
その理由を、私なりに考えてみました。
- 総理としてのプライド?
- あるいは日本人としてのプライド?
- 単なる靖国神社のファン?
- 同じ政党の仲間から推された?
- 総理大臣は靖国参拝するという
暗黙の慣習がある? - 野党からの反対への反発?
- 中国と韓国の批判など気にしない?
など、色々と頭に浮かびました。
で、私なりのある結論に達したのです。
「もしかして、靖国神社は永田町から近いから?」
自分で言うのもなんですが、目からウロコです。(笑)
では、実際に、
靖国神社がどこらへんにあるのか?
何を隠そう、私もよく知りませんでした。^^;
そこで、靖国神社がどこにあるのか、ちゃんとGoogleマップで調べてみました。
靖国神社の場所は、具体的には東京の九段北付近にあります。
ここですね↓
©Google
住所で言うと、東京都千代田区九段北3-1-1。
JR飯田橋駅または東京メトロ九段下駅付近 といえば、少しはイメージしやすいでしょうか。
ちなみに、法政大学の近くです。
まあ、神社の正門は敷地内の東側にあるので、地図上では近くても、結果的に遠回りになります。
とにかく、思いっきり都心にあるんです。
で、永田町からも割と近いことが判明しました!
永田町から靖国神社まで、自動車だと大体6~7分で到着します。
国会議員や総理大臣などの国の権力者たちが、永田町での公務の後に参拝することも容易なワケです。
総理としてのプライドや、諸外国から神社参拝を「とやかく言われたくない」だの、総理には色々考えがあると思います。
でもやっぱり、「永田町から近い」というのも大きな理由の一つなんじゃないでしょうか。
■靖国神社のお祭り
政治的には色々あれど、靖国神社は公共の神社の一つ。
場所は限られますが、お花見だってできますし、神社に恒例のお祭りもちゃんとあります。
毎年夏に行われる“みたままつり”や春と秋に行われる“例大祭”など、靖国神社特有のお祭りがあるのです。
特に、みたままつりは、東京の風物詩として有名だと思います。
祭りになると、ものすごい数の提灯(ちょうちん)が飾られます。
提灯の柔らかい光が沢山輝くと、どこか幻想的で綺麗です。
まあ、派手さでは隅田川の花火には及ばないでしょうが、みたたまつりの提灯の方が日本古来のお祭りとしての雰囲気を十分に味わえると思います。
ちなみに、みたままつり期間は、毎年7/13~16日。
祭自体は、日程中いずれも18時から開始です。
※昇殿参拝は9時~20時まで行えます。
最寄り駅は、前述のとおりJR飯田橋駅、
または東京メトロ九段下駅です。
東京近郊にお住まいの方で、まだ旅行先などを決めていない方は、一度、靖国神社のお祭りに行ってみてはいかがでしょうか。^^
では、今回はこの辺で。