バスケットボールのゴールにはボードが付いていますよね?
このボード、正式名称はバックボードといいます。
まあ、呼び方は普通にボードでいいと思います。(笑)
そこで皆様に質問!
バスケのゴールに
ボードが付いている理由を
知っていますか?
その答えはズバリ、
シュートしたボールがゴールに入るのを観客に邪魔されないため
です!
驚きの理由ですよね!
バスケットボールというスポーツを考案したのは、アメリカのスプリングフィールド大学の体育教師のジェイムズ・ネイスミスさん。
(1891年12月21日にバスケが誕生。)
バスケットボールが考案された1890年代当時のアメリカでは、ゴールにボードがありませんでした。
(ゴールも、桃を入れる木の樽桶(ピーチバスケット)でした。故に名前がバスケットボール。)
しかも、昔のバスケットボールの試合では、観客は、今よりも遥かに高い位置で、ゴールのすぐそばで観戦と応援ができました。
つまり、観客の手が届くところにゴールがあったのです!
それ故に、シュートされたボールを観客によって邪魔され放題だったのです。
昔のバスケはゴールが一つしかなかったので、観客は気に入らないチームのシュートボールを邪魔し放題でした。
そんなことが頻繁に起こったので、当然、試合になりません。
選手たちも不満やストレスが溜まる一方でした。
そこで考案されたのがバックボードでした。
大きくて邪魔なバックボードをゴールの後ろに備え付けることで、観客から直接邪魔されるのを防いだのです。
以上が、バスケのゴールにバックボードが付いている理由です。
悪意からシュートを守るためのボードだったんですね。
驚き&なるほど納得です。
現代のバスケにおいては、観客にシュートボールを邪魔されることはありません。
何故なら、バスケのゴール自体が、観客が見れる場所から離れているからです。
つまり、ボードが無くてもシュートを邪魔されることがありません。
まあ、当時の名残りで、そのままボードがゴールについていますが。
なお、このボードが設置されることで、バスケットボールのシュート技術に磨きがかかり、素晴らしいスーパープレイが生まれるようになりました。
現代のプロバスケ選手が行うプレイで、ダンクシュートの後に、ゴールにぶら下がったりするような、アクロバティックなパフォーマンスも度々見られますね。
シュートを邪魔されないためのボードが、バスケ選手たちのシュート技術を高めたのです。
思わぬ副産物といったところでしょうか。(笑)
こうして、バスケットボールは、バックボードの影響でシュート技術が高まり、人気のスポーツとして世界に広まったのでした。
ちなみに、バスケットボールのゴールの高さは、公式では305cm(10フィート)です。
バスケットボールが考案されたアメリカでは、フィートやインチが今でも長さの基準です。
故に、キリのいい10フィートの高さに設置したのが理由と言われています。
なお、小学生や女子が行うミニバスでは、260cm程度と低く設定されています。
3m5センチは小さい人には高すぎるんでしょうね。
では、今回はこの辺で。