ブラウザを使って会員制のサイトにログインする際に、IDやパスワードを正しく入力しているにも関わらず、
「ページの有効期限が切れました、再度入力をお願いします。」
「Webページの有効期限が切れています」
「ログイン期限が切れました。」
などというエラー表示がされることがあります。
なぜ、そのようなことが起きるのか?
それは、文字どおり、Webサイトには「有効期限」が設定されているからです。
有効期限が切れるとセッションエラーが発生し、前述のような表示がされるワケです。
こういうことが起きるとビックリしますよね?💦
そこで今回は「ページの有効期限が切れた」際の対処法などをチェックしました。
皆様の参考になれば幸いです。
■ページの有効期限が切れた時の対処法
ウェブサイトの有効期限は、ほとんどの場合、ブラウザ内の「Cookie」(クッキー)と呼ばれるファイルに設定されています。
故に対処法は以下のとおりになります。
- Cookieを削除する
- キャッシュ(表示用の画像データ等)をクリアする
対処後、改めてウェブサイトでログインを試みれば、ほとんどの場合は普通にログインできるようになります。
◆Cookie削除方法 (FireFox)
- ブラウザ右上の「三」アイコンから、「履歴」→「最近の履歴を消去」へ進む。
- 表示された項目の中の「Cookie」と「キャッシュ」にチェックを入れて選択。
- 「今すぐ消去」ボタンをクリック(タップ)すれば完了。
◆Cookie削除方法 (Google Chrome)
- ブラウザ右上の「…」(縦表示)アイコンから、「履歴」→「履歴」と進むと履歴ページが表示される。
- 履歴ページの左側表示された項目の中の「閲覧履歴データの削除」をタップ(クリック)。
- 表示された項目のうち、期間「全期間」「Cookie 他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて選択。
※期間は任意ですが、全期間がベストです。 - 「データを削除」ボタンをタップ(クリック)すれば完了。
■Cookieを削除・キャッシュクリアしたのに「有効期限が切れている」と出る
稀に、ウェブサイト側に障害が発生していて、クッキーを削除して再ログインを試みても「有効期限が切れています」などといった表示が出ることがあります。
それは、サーバー側に何らかの障害が発生し、
「ログイン自体ができない」
「ログインしにくい」
といった通信障害の現象が起きていることに起因していることがほとんどです。
特に、利用者が非常に多く、サーバーに大きな負荷がかかりやすいサービス系のサイト(DMMゲームズなど)では、割と起きやすい事態です。
その時は、復旧を待つしかありません。
■なぜCookieに有効期限が設定されているのか?
Cookieに有効期限が設定されている理由は、一言で言うと「セキュリティ」のためです。
会員制のWebサイトでは、ログインするためにIDやパスワードを必要とすることがほとんどです。
YouTubeやFacebookなどの巨大動画サイト・SNSはもちろんのこと、DMMなどの巨大なサービスプラットフォームサイトではなおさらです。
そういうサービスのサイトにログインするためのページには、セキュリティ上、別の閲覧者がログインページから不正にアクセスできないように対策を施す必要があります。
その対策のひとつが「有効期限」です。
有効期限を設けることで、ユーザーが常にログインしている状態を解除したり、サイトのアップデートで表示用画像等のデータやサイトそのものの仕様が大きく変更された場合に、昔のデータのままでログインできないように制限することができます。
(セキュリティホール対策)
また、ECサイトなど、ネットショッピングができる通販サイトなどでは、住所、電話番号、クレジットカード番号などの重要な個人情報を扱うため、有効期限はセキュリティ上で極めて重要です。
誤入力した際や、やっぱり別の住所に品物を届けたいなどの理由で、「内容を修正したい」場合にブラウザ機能で前のページに戻ったものの、「やっぱりそのままでいいや」と、ブラウザの「進む」機能を使うと「フォームの再送信の確認」の表示が出たりするのは、ページに短い有効期限が設定されているためです。
この機能は、「情報を自動的に再送信しないようにするため」の動作で、セキュリティを守るための措置なのです。
こんなところですね。
この「有効期限が切れている」等のエラー表示は、ある日突然起こるので驚かされますが、方法さえ知ってしまえば対処は簡単です。
私の場合、DMMゲームズにログインする際に起きました。
稀に、サイトのサーバー側のログイン障害で発生する場合がありますが、その場合は、こちらでCookieやキャッシュを削除しても意味がなく、何度やっても「有効期限が切れている」などと表示されてしまうので焦ります。
その場合は、前述のとおり、障害が復旧するまで待つしかありませんね。
短気は損気です。(笑)
では、今回はこの辺で。