新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは何なのかわかりやすく解説

新型コロナウイルス感染症とは文字通り、

新型コロナウイルス
感染することで
発症する症状

のこと。

正式名称は、COVID-19
(読み方:コービッドナインティーン。)
(※COVI=coronavirus D=disease 19=2019年)

2020年2月11日、WHO(世界保健機関)の発表によって正式名称が告知された。

新型コロナウイルス感染症は、重篤急性呼吸疾患(肺炎)を引き起こす可能性がある極めて危険な病気である。

・感染経路

新型コロナウイルスの主な感染経路は、飛沫感染接触感染及び密閉空間内での空気感染である。

感染者のくしゃみや咳によって飛んだ飛沫に触れたり、飛沫が付いたモノに素手で触ったりすることで感染する。

素手で触れやすいスマホなどのモバイル端末も、接触感染する原因になっている。

咳やくしゃみなどで空気中に出た新型コロナウイルスは、空気中でも3時間ほど生存する

新型コロナウイルスの寿命の詳細はこちら

そのため、密閉された空間かつ感染者を含めた人口密度が高い場所で、空気中の新型コロナウイルスの濃度が濃くなった場合、空気感染する可能性がある。

飲食店、ライブハウス、カラオケ店、ナイトクラブなどで感染した人は、このケースで感染したと考えられる。

・具体的な症状

新型コロナウイルス感染症の症状は、1~2週間の潜伏期間を経た後、以下のような症状が出る。

  • 微熱
  • 頭痛
  • くしゃみ
  • 息切れ
  • 喉の痛み
  • 下痢
  • 吐き気
  • だるさ

以上のような、主に風邪に似た症状であることが多いが、味覚がおかしくなる鼻が利かなくなる、などという味覚や嗅覚異常が出たという人もいる。

また、感染しても無症状の人がいるため、検査を受けた時には、既に他の人に感染拡大させた後だったということもある。

・新型コロナウイルス感染症の予防方法

具体的な予防方法は以下のとおり。

  • ウイルス対策マスクをする。
  • 手を洗う。
  • うがいする。
  • 目、鼻、口を触らない。
  • 人が多く集まるところに行かない。
  • 不特定多数の人が触るモノに素手で触れない。
    (他人のスマホ、公共施設のドアノブ、電車のつり革、エレベーターのボタン、ネットカフェのPCのキーボードなど。)
  • 人と話す時は1m以上の距離をとる。
  • 近距離で15分以上会話しない。
  • 手袋をする。

結局のところ、外に出ないことが一番の予防方法なのだが、学業、仕事、生活必需品の購入など、外出しなければならない事情が各個人であるため、外出時にはそれなりの予防策を講じないと感染する可能性が大きくなる。

・治療方法

新型コロナウイルス感染症の治療方法は、現状では対症療法が主流である。

しかしながら、アビガンなど、有効と思われる薬はいくつか発見されている。

日本においては、アビガンを主流の治療薬として使用していく方針が固められた。

ワクチンは、まだ完成していない。

・治療薬やワクチンは?

パンデミック後、既に、有効と考えられる薬がいくつか発見されていた。

  • ロピナビルまたはリトナビル(抗HIV薬)
  • 抗インフルエンザ薬のアビガン(抗インフルエンザ薬)
  • レムデシビル(エボラ出血熱治療薬)
  • シクレソニド(喘息治療薬 吸入ステロイド)

これらの薬の有効性が確実に認められれば、メインの治療薬として使われるようになるかもしれない。

ちなみに、新型コロナウイルス用のワクチンは、2023年現在では以下のメーカーのものがある。

  • 武田薬品工業/モデルナ社(米):いわゆるモデルナワクチン。
  • 武田薬品工業(日本)
  • アストラゼネカ社(英):初期のワクチン。変異体のオミクロン株への効果は薄い。
  • ファイザー社(米)

 


関連項目

新型コロナウイルス

アビガン

コロナショック コロナ禍

コロナウイルス クラスター

オーバーシュート アウトブレイク

武漢

中東呼吸器症候群MERSとは?(別サイト)


 

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