クラスターとは何なのかわかりやすく解説

クラスターをわかりやすく言うと、

感染者集団

という意味である。
(他のクラスターに関しては曖昧さ回避をご覧ください。)

定義としては、

  • 感染者の数が多い。
  • 感染者同士が時間的・距離的に近い。
  • 感染者の発症率が非常に高い。

とされる。これら3つの条件を満たすと、クラスターとみなされ、各自治体の保健所へ報告されることになる。

具体的には、特定の施設(養護施設・福祉施設・学校・ライブハウス他)など、人と人との距離が近く、それなりの人数が長時間集まっている場所でクラスターが発生しやすい。

クラスターに発生する症状によっては、アウトブレイク(突発的な悪疫の感染症集団発生)と再評価され、特別な対策が行われる可能性がある。


元々、クラスター(英語:cluster)とは、「集合体」「集団」「群れ」「房」「団(かたまり)」という意味を表す言葉である。

それが疫学上の表現で使用された結果、「感染者集団」という意味で用いられるようになった。

日本においては、クラスターという言葉は一般的ではなかった。

しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行によって、当時の政府が対策本部設置と対策会議を行い、同年2月25日に発表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」で、“クラスター”という表現が用いられたことから、マスメディア等を通じて、一気に日本中に広がることとなった。


関連項目

クラスター(曖昧さ回避)

アウトブレイク

オーバーシュート

新型コロナウイルス(2019)

武漢

中東呼吸器症候群MERSとは?(別サイト)


 

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