SFTSウイルスとは何なのかわかりやすく解説

SFTSウイルスをわかりやすく言うと、

出血を止まらなくしたり
免疫力を低下させたりするウイルス

のこと。

SFTSとは、

Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome

の略で、漢字で書くと重症熱性血小板減少症候群(いわゆるSFTSウイルス感染症)となる。

その病気を引き起こす原因が、SFTSウイルスである。

主な感染源マダニであり、
SFTSウィルスに感染したマダニに刺されることで人間に感染することがある。

(マダニが100%SFTSウィルスを保持しているワケではない。)

また、SFTSウィルスに感染した人と感染していない人が、感染者の血液や体液に接触することによって感染する例もある。

SFTSウィルス自体は、それ程強いウイルスではない。

酸、熱、消毒用アルコール、台所用洗剤、紫外線に弱いため、高温で加熱処理された料理に入っていたとしても死滅している可能性が高く、消毒によって清潔にしている場所や日当たりの良いところでは繁殖する可能性は低い。

また、人の体内に入ったとしても、免疫力が高い人の場合はSFTSウイルス感染症を発症せず、発熱くらいで治ってしまうケースもある。

故に、SFTSウイルス感染症を発症する人は、免疫力が低い高齢者が多いとされている。

ただし、若者であっても、免疫力が低下している場合は、SFTSウイルス感染症を発症してしまう可能性があるので、免疫力が低下しないよう、日頃から十分に留意するべきである。

有効な予防方法は、
マダニに刺されないことが一番重要である。

マダニの生息場所である、草むら、藪、茂み、山中など、草木がとても多い場所に入らないこと。

もしくは、長袖、長ズボンなど、肌の露出を極力抑えた服装で出かけるなどの物理的な対処法も有効である。

 


関連項目

SFTSウイルス感染症

ライム病

マダニに刺されない方法(別サイト)


 

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