■ハープの日ってどんな日?
ハープの日とは、ハープという楽器をより多くの人に理解してもらい、その魅力を知ってもらいたいとの願いを込めて作られた記念日です。
◆ハープとは?
ハープとは、弦鳴楽器の一種で、撥弦楽器(はつげんがっき)に分類されます。
撥弦楽器とは、弦を撥く(はじく)ことで音を鳴らす楽器のことで、ギターやウクレレなどもハープと同じ撥弦楽器です。
一般的に「ハープ」と呼ばれる楽器は、コンサートハープのことを指します。
コンサートハープは大型の楽器で重量が重いので、本体を床に設置した状態で、演奏者がそばに座って演奏します。
本体下部にはピアノに似たペダルが7つ付いており、踏むことで半音を出すことが可能になります。
よって、弦の数が多いハープは、非常に多くの音を出すことが可能な楽器ということになります。
その分、操作が複雑になるので、ハープの演奏者には非常に高い技量が必要となります。
ちなみに、アイリッシュハープ(ケルティックハープ)という小型のハープもあります。
アイリッシュハープにはペダルが無く、手元のシャーピングレバーで指定した弦のみが半音を出せるように出来ています。
(シャーピングレバーが無いのもあります。)
■提唱・制定者は?
ハープの日の制定者は、「日本ハープ協会」さんです。
ハープという楽器を多くの方々に理解してもらえるように、フェスティバル、コンクール、コンサート等を通じてハープを広める活動をしています。
■日付の理由は?
日付の理由は、語呂合わせです。
8月2日の8を“はー” 2を“ぷ” と読むところから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
ハープの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年は、2019年(平成31年)です。
こんなところですね。
ハープの起源は弓だと言われており、紀元前3000年の古代メソポタミア時代には、既にハープの原型となる楽器が使われていたそうです。
確かに、弓には矢を飛ばすための弦が張られていますし、それを撥くと音が鳴るので、弦楽器そのものの起源と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、ピアノは弦楽器です。
鍵盤の向こう側には弦が張られています。
その弦を調整するのがピアノ調律師です。
では、今回はこの辺で。
■関連項目