このページには、ドラマ「BOSS 2ndシーズン 11話最終話」のあらすじが書かれています。
ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。
それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。
■BOSS 2ndシーズン 11話最終話あらすじ
~~LASTCASE ゆずれない正義~~
大澤絵里子(天海祐希)ら「対策室」のメンバーが、
ありもしない容疑で逮捕された。
野立信次郎(竹野内豊)は、
対策室にサミットの警備をさせないための妨害措置だと
丹波博久(光石研)に訴えるが、丹波は取り合わない。
しかしながら、丹波は独断で絵里子らを解放。
対策室に戻った絵里子は、
田所幸子(長谷川京子)に花形一平(溝端淳平)の所在を聞く。
幸子は「花形は高熱のため欠勤したいと話していた」と答える。
そして、絵里子の携帯に花形からのメールが届いた。
その後、木元真実(戸田恵梨香)、片桐琢磨(玉山鉄二)、
山村啓輔(温水洋一)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らは、
今回の件で、警察全体を動かす大きな力が働いていると確認。
2年前、当時の国家公安委員長の黒原健蔵(西田敏行)を
狙撃したのも「黒い月」ではなく、
警察内部の犯行の可能性が高いと推測した。
そして、真実が解読を進めていた情報を公開した。
そこには、「日本版CIA計画遂行のために」とあり、
計画を遂行するトップは、森岡博(大森南朋)だと思われた。
「CIA計画」とは、政府にとっての危険人物や危険思想を持った人物を
秘密裏に取り締まる計画。
その最大の目的は、開かれた政治と情報開示がスローガンの
竹岡首相(若林豪)の殺害だと推測。
その殺害の場として、竹岡も出席するサミットが選ばれたのだ。
対策室に戻れない絵里子らは、急きょ見つけた倉庫をアジトにした。
そこで、黒原理香(成海璃子)が真実に代わり情報を解析。
サミット会場内の通風孔に爆弾が仕掛けられていることを突き止めた。
サミット会場に侵入した絵里子は、参加者からサミットの目玉が、
科学者・西郡(神保悟志)が発表するバイオテクノロジーに関する研究だと聞く。
一方、真実は、爆弾解除のために通風孔へ向かった。
そんななか、野立は、会場で配置に就いていた幸子に、
「森岡の手下だろう」と切り出した。
花形が絵里子に送ったメールがいつもと違うことでピンと来たと言う。
さらに、花形の居場所を尋ね、幸子が答えようとしたとき、
いつの間にかそこにいた森岡が幸子を銃撃!
幸子は、倒れ込みながらも、花形の居場所を明かした。
野立から連絡を受けた岩井は、
救命措置をされていた花形を見つけ、病院に搬送した。
その頃、サミット会場では、
絵里子から状況説明を受けた黒原が、竹岡首相を誘導し逃した。
真実は爆弾の解除に成功したが、
どういうわけか爆薬はひとりの人間を殺傷できないほどの量だった。
首相は退席したが、
「サミットでの科学者たちの発表はそのまま行われる」
と聞いた絵里子は、何かに引っかかりを感じる。
そこへ、理香から「「CIA計画」の資金源が、
バイオテクノロジーに関連しているようだ」と連絡が入った。
絵里子は、森岡らが、「CIA計画」の新たな資金源として、
莫大な富を生む可能性のあるバイオテクノロジーを狙っていると直感。
「西郡の研究を独占するため、西郡を殺害するのではないか。」
「首相を狙ったテロに見せかけて西郡を殺害すれば、
「首相暗殺に巻き込まれた」と偽装できるのでは?」
と思い至った。
西郡は、まさに研究発表のため壇上へ上がろうとしていた。
そこへ怪しい男が近づく…。
絵里子の指示を受けた片桐が、西郡を保護。
しかし、西郡はマイクに仕込まれたガスを吸い込み、
研究データが入ったUSBメモリも奪われてしまう。
さらに、絵里子も何者かによって、
手の甲に注射を打たれてしまった。
やがて、男からUSBメモリを受け取った森岡は会場を後にした。
絵里子は野立とともに、西郡が運ばれた病院へと急ぐ。
病院には、偶然、花形も搬送されていた。
それを聞いた絵里子は、犯人の一味が、
花形とともに病院に侵入した可能性があると言う。
そこへ、片桐から、森岡の居場所がわかったと連絡が入り、
絵里子と野立は急行する。
残った真実は、西郡の側に仕掛けられた爆弾を発見。
起爆装置を持った男と格闘した末、男を逮捕した。
同じ頃、絵里子と野立は、森岡と対峙していた。
森岡は、絵里子と野立が構えた銃を弾き飛ばし、
丸腰になったふたりに銃を向けた。
すると、絵里子は、野立が持っていた別の銃を引き抜き、
森岡の肩を撃ち、倒れた森岡を逮捕した。
しかし、次の瞬間、今度は絵里子が倒れ込んだ。
病院に搬送された絵里子は、
R4ウィルスという病原菌を打たれていたことが判明。
ところが、足元がふらつくなか、
絵里子は、黒原を訪ねてホテルにやって来る。
そして、黒原を見つけると「あなた、だったんですね」と声をかけた。
黒原の手元には、USBメモリがあった。
森岡が持っていたのは偽物だったのだ。
黒原は、国家の将来を案じ、
大義のために「CIA計画」を立てたと言う。
黒原はその正当性を主張したが、
絵里子は、ただの犯罪だと断じた。
そして、「黒原が首謀者だと自分に知らせたのは、理香だった」と告げた。
その後、絵里子にはワクチンが打たれ、野立らが回復を見守った。
やがて、幸子も回復し、
花形は真実に付き添われリハビリをはじめた。
アメリカに戻ることになった理香を見送ったのは、
山村と岩井だった。
片桐は、街中で女性に声をかける”修業”をはじめ、
野立は、絵里子と森岡と撮った写真を眺めていた。
そして、見事に回復した絵里子は空港にいた。
そこで、男性(津川雅彦)に声をかけられ、
人違いであると説明し、スッと敬礼して見せた。
その表情は清々しいものだった。
完
■感想と考察
なんと、第1話で撃たれた黒原が、
実は巨大な黒幕だったと言う事実!
しかも、それを密告したのが黒原の娘。
因果なものですよね人生って…。
最後のシーンで、津川雅彦さんが登場していましたが、
恐らく、当時放送されたドラマ「離婚弁護士」のパロディでしょうね。
離婚弁護士でも、主演は天海祐希さんでしたからね。
このドラマは、他のドラマとのコラボとパロディが結構ありましたし、
その点こそが視聴者をニヤリとさせて面白いですよね。
終わってみると、なんだかあっさりしたドラマとも思えますが、
事件に関わる知識や当時の最新技術が光っていて、
かなり興味津々に観ることができました。
特に、カリスマブロガーの主婦が連続殺人を犯した事件での
殺害の手法や死体の処理方法などは、
別の意味で非常に勉強(?)になりましたね。(^ ^;
まあ、そんなことを勉強しても仕方がないのですが、
私の知識欲を満たすに十分な内容だったということで、他意はありません。
ここまで、長々と読んでいただきまして、ありがとうございました。
■主な登場人物
・大澤絵里子(天海祐希)
主人公。通称ボス(BOSS)。
警視庁捜査第一課特別犯罪対策室室長。
アメリカでの研修で学んだ交渉術やプロファイリングに精通し、
そこで培ってきた能力と女性ならではの観察眼を駆使した捜査を得意とする。
口癖かつ決め台詞は「事件だから」。ジョージ・クルーニーが好き。
例え、絶対の権力者であろうとも犯罪は許さないという、
ゆるぎない正義感を見せた。
・野立信次郎(竹野内豊)
特別犯罪対策室設立の責任者。
最年少昇進記録を更新する程の有能な警察官僚で、
上層部から一目置かれる存在。
女好きでノリが軽く自分本位な性格。
絵里子をおちょくっているが、本当は彼女の事を気にかけている。
ニックネームで人を呼ぶ。合コン好き。
警察官僚というお堅い立場にいながらも、
いざという時は、自身の良心と正義感で動けるナイスガイだった。
・黒原健蔵(西田敏行)
元国家公安委員長。
実はこの物語の黒幕中の黒幕で、「CIA計画」の立案者。
国の安全という大義のために、総理大臣暗殺に見せかけた、
バイオテクノロジー情報奪取を企てた。
(CIA計画の新たな資金源を作るため。)
~~2ndシーズンからの新登場人物~~
・黒原理香(成海璃子)
黒原の娘。MITで応用数学を学んでおり、
アメリカのハッキングコンテストで優勝するほど、
パソコンに関して高度な知識を有している。
「保護」の名目で、特別犯罪対策室の預かりとなり、
本格的に事件の捜査に協力するようになった。
父親が巨大な陰謀の黒幕であること絵里子に伝えた。
・森岡博(大森南朋)
代議士秘書。かつては警視庁捜査一課3係の刑事で、絵里子と野立とは同期だった。
黒原健蔵の陰謀に加担していた。
・田所幸子(長谷川京子)
科警研から異動してきた木元の後任の対策室メンバー。
使い物にならないという理由で所長(警視監)に頼まれた野立の口利きで対策室へ異動した。
性格は卑屈で、誰にでも慇懃な態度で接する。
森岡の命令で、黒原健蔵の陰謀に加担していた。
・木元真実(戸田恵梨香)
コンピューター技術と数学の知識に長けた女性警察官。
2年前の事件で新島へ転属になっていた。
事件に巻き込まれて重傷を負っていたが、
無事回復し、特別犯罪対策室に復帰した。
実は、回復後、絵里子の密命で2年前の事件について
密かに調査を進めていた。
■このドラマの放送日・視聴率
LASTCASE ゆずれない正義
初回放送日:2011年6月30日
視聴率:15.5%
全話平均視聴率:15.1%