【あらすじ本舗】BOSS 2ndシーズン 2話

このページには、ドラマ「BOSS 2ndシーズン 2話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■BOSS 2ndシーズン 2話あらすじ

~~CASE02 絶対に死なせない!~~

大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に、
連続殺人犯は沼田良美(釈由美子)だと告げた。

良美は、絵里子のストーカーで、
絵里子が憎んでいると思う人物を殺しているという。

そして、今、ターゲットは、
野立や「対策室」のメンバーに変わりつつあると説明した。

そのことを野立は上司に知らせ、緊急配備するべきだと進言するが、
上司はそれを

「まだ仮説に過ぎない。科捜研から犯人が出るとトップの首が飛ぶ」

と拒否。
確証が出るまで、“対策室だけで”慎重に対応するようにと言われた。

そんななか、絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)から、
良美が木元真実(戸田恵梨香)と一緒だと聞き、真実に危険が及ぶと直感。
案の定、絵里子にメールが届き、その添付画像に倉庫に寝かされた真実の姿があった。
そこへ、謎の心拍数表示の通信も届く。更に絵里子に電話が来る。

「木元?」とすばやく電話に出る絵里子だったが、
しかし、電話の相手は…良美だった!

絵里子の対策室担当にしてもらえて嬉しい。
絵里子の役に立てるように頑張って殺したと語る良美。
驚愕する絵里子。

そして良美は、絵里子が2年前に飛ばされた原因は木元にあるから簡単には殺さない。
たっぷり苦しめてから殺すという。

「一緒に楽しみましょう。彼女の心が折れる音。」

電話は一方的に切られた。

良美は木元を撃った際に、弾が貫通しないよう狙って撃ち、
死ぬまで苦しむように重傷を負わせたのだ。
つまり、対策室に通信されている心拍数は木元の心拍数表示。
これが潰えたとき、木元は死ぬ。
全力で木元を探すと、皆に誓う絵里子だった。

良美から届いたメールを分析して、発信元PCを突き止めるよう、
黒原理香(成海璃子)を連れてきて頼む絵里子。
天才ハッカーの理香なら可能だが、父親の件で絵里子を恨んでいた理香は拒む。
しかし、このままだと1話での一件で理香は公務執行妨害で逮捕され、
父親が今まで守り、築き上げてきたものがなくなってしまう。

「一人の人間の命がかかっている!お父さんの時と一緒」

木元を助けられるのは理香しかいないと、絵里子は理香を諌めるのだった。
驚異的な知識と技術力でもって、メールの発信元PCを突き止めたが、
アクセスコードが必要で、コードを間違えると二度とアクセスできなくなる可能性もあった。
絵里子と理香は別の手を考えることにした。

対策室には、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、
岩井善治(ケンドーコバヤシ)らがいたが、手掛かりを探せないでいた。
そんなとき、田所幸子(長谷川京子)が、良美のコートから残留物を発見。
そこから、とある缶工場の倉庫が浮上、山村と岩井が急行する。
そこへ、良美から電話が入った。
絵里子は会話を引き伸ばしつつ、理香に逆探知を指示し、車で移動中の良美の場所を突き止めた。
それを確認し、片桐と花形が現場へと向かった。

その間、絵里子は、良美の気を引くため、会話を続けた。
やがて、山村らが倉庫に到着。片桐らも、良美のものと思われる車を発見した。

会話を引き伸ばして時間を稼いでいることに気付いた良美は、

「さすがは大澤さん、やっぱり他のバカたちとは違うわ。」
「死んでもいい、他の馬鹿たちとは…」

と、意味ありげに語った。

対策室で状況を追う野立は、突入を指示。が、その瞬間、絵里子はそれが罠だとひらめく。
事実、それぞれの現場で爆弾が爆発した。

そう、逆探知と会話の引き伸ばしは良美の想定内で、それを逆に利用して、
爆弾で一気に対策室のメンバーを葬り去ろうとしたのだ。
4人は無事だったが、良美も木元も発見できなかった。

野立からの現状報告に狼狽し、SIT出動まで考える上司だったが、
それでは沼田良美を射殺したら、人質の木元が死ぬので、野立はこう進言する。

「私に考えがあります。私に権限をください。木元を生きて帰らせることが先決です。」
「丹波刑事部長、私が全責任を取ります。」

──良美から対策室へ公衆電話から電話がかかってくる。
しかし、電話に出たのは、良美が話したい絵里子ではなく、参事官の野立だった。

野立は、一連の事件を絵里子の不祥事とし、指揮から外して現場に戻ることは無いと語る。
そして、指揮権が自分に委譲されたとし、記者会見を開き、全国指名手配すると良美に言った。
更に、木元の命よりも、沼田本人を逮捕することに捜査の重点を置いていることを伝える。

途中で電話が切れる。

酷いことを言っているように聞こえるが、これ自体が囮の話。
崇拝する絵里子が窮地に立たされたことにして、良美をおびき寄せる作戦だ。
その一環として、ツブヤイターにも絵里子が指揮から外されたことを投稿し、
絵里子とコンタクトが取れないことが本当であるようにする。
これで沼田良美は、記者会見会場に野立を殺しに来るというわけだ。

厳戒態勢の下、記者会見会場の来場者のチェックが厳しく実行されるが、
なかなか良美は見つからない。実は既に、婦人警官になりすまして侵入していたのだ。

そして記者会見が予定どおり開かれるが、会見の内容が当初のものとは異なり、
「既に人質は無事救出された」と語る野立。

驚いて携帯で確認する良美。
画面には倒れている木元の姿が映る。
ニヤつくも、野立の嘘に怒る良美。

マイクで淡々と報告する中、婦人警官に模した良美は、疑われることなく悠々と会場2階へ進み、
サイレンサー銃で、野立を狙撃しようとするが、撃つ瞬間、なんと絵里子が野立を庇い、弾は外れた。
会見自体が囮だったと気付いた良美は、野立狙撃をあきらめて立ち去る。

混乱する会場の中、悠々と疑われずに立ち去る良美だったが、
「沼田さん、二人きりで会いたい。必ず一人で行くから、連絡をちょうだい。」
という、絵里子のマイクパフォーマンスを聞いて、笑みを浮かべて立ち去った。
沼田良美は、絵里子と会い、会話することを至上の喜びを見出しているのだ。

対策室に戻ったメンバー全員のところへ、早速良美から電話がかかってくる。
「30分後に日比谷公園に来て。」
「もし、警察関係者がいたら、見つけ次第、今度は殺す。」

野立は危険すぎると絵里子を止めるが、良美が絵里子を崇拝しているところに
勝算があるとふんでいる絵里子は、
「必ず、木元を連れて無事に帰る。」
野立とメンバーを説得し、日比谷公園に向かう。
警視庁外へ出る前に、理香と話す。成功率20%以下の何かを頼んでいたようだ。

日比谷公園の喫茶店で会話する良美と絵里子。
良美は絵里子との時間を純粋に楽しんでいるようだ。

しかし、良美は15kgのプラスチック爆弾を公園内に仕掛けており、
絵里子はとても楽しめるような雰囲気ではない。
さらに、木元の心拍数の波形が乱れていることを教えられた絵里子は戦慄する。

一方、その乱れは対策室でも伝わっており、メンバーは焦るが、
その“乱れ方”に片桐はモールス信号を打っていると気付く──。

──絵里子は、良美の経歴を事前に調べており、セルフモニタリングによって、
言葉巧みに良美のトラウマを突いて心を開かせ、罪の意識を高めさせようとする。
そもそも、今まで殺してきた人物は殺す必要なんてなく、木元も殺す必要は無いと思わせ、
「今ならまだ間に合う」と、居場所を訊き出そうというのだ──。

モールス信号から、千葉のどこかの倉庫ということまでは判ったが、
木元は途中で力尽きてしまい、モールス信号を打てなくなってしまう。

とにかく、千葉へ向かうメンバー達。
急に田所が何かを思い立ち、シュレッダーにかけられた良美のカードの明細書を復元し持ってきた。
そこにはETCの利用履歴が残っており、「習志野」と書かれていた。
移動時間も書かれているので、インターからそう遠くは無い距離だとも判った。

──しかし、良美には通用しなかった。
セルフモニタリングを熟知していた良美は、最初から引っ掛かる振りをしていたのだった。

良美は、絵里子を強く曲解・崇拝視しており、
絵里子が無能な部下を助けたいと思っていることに失望する。

我慢の限界が来た絵里子は、良美を殴り格闘となるが、
蹴りで絵里子を転ばせた良美は、絵里子に銃を向ける。

しかし、良美は絵里子を撃たずに、「そうでなくっちゃ!」喜んだ。
そして、携帯に映る木元の心拍数を見せてこう言う。

「居場所は絶対吐かないよ。まあ、どっちにしろ…もう持たないと思うけど?」

心拍数が16から15、14と下がり……心拍数が0になった。

愕然とする絵里子を尻目に、悠然と席に戻り、残りのモンブランを食べましょうと誘う良美。
ふらふらと席に戻るが、木元が死んだと信じない絵里子。
それを見てイラッときた良美は、携帯で暗証番号を入力し、木元の映像を見せる。

それを見た絵里子は、袖に隠していた通信機で理香に確認を取る。
何のことだか判らず、動揺し困惑する良美。

そう、今捜査した携帯は、実は絵里子自身のもので、格闘になった際に良美の携帯と
すりかえておいたのだ。
その携帯の心拍数は、仕掛けられた真っ赤なウソ。

あらかじめ絵里子の携帯には、暗証番号を入力するような設定がしてあり、
そこへ暗証番号を入力すると、対策室のコンピュータールームに通信されるようになっている。
携帯に映し出された動かない木元の姿は、実は山村が化けたものだった。
もちろん、その暗証番号の通信は理香がリアルタイムで確認できるようになっており、
ハッキングで良美のPC=木本を映すカメラのPCの操作に必要な暗証番号の入力画面までは
行けていた理香は暗証番号の入力に成功し、PCの位置=木元の位置情報を突き止めたというわけだ。

つまり、絵里子は暗証番号さえ判れば良かったのだ。
それが判らなかったため、説得で良美から訊き出そうとしたが、
通用しなかったため、撃たれる覚悟で格闘に持ち込み、携帯をすり替えたのだ。

携帯をすりかえられていたため、15kgの爆弾は当然爆発しない。
動揺する良美。
してやったりとからかう絵里子の姿に、良美は怒り、

「大澤絵里子は、こんなことはしない。お前はもう大澤絵里子じゃない!」

といって、銃を向けて2発発砲した。

倒れた絵里子が動かないことを確認した良美は、
「今日から私が、大澤絵里子になる」
とつぶやき、銃を置いて立ち去ろうとする。

「動くな!」

撃たれたはずの大澤絵里子は死んではおらず、
何事もなかったかのように起き上がり、
良美が置いた銃を拾って構える。

胸へのダブルタップ…銃の撃ち方と狙う部分まで同じな良美の銃撃に備え、
絵里子は防弾チョッキを着ていて助かったのだ。

良美は観念した。

そのころ、木元は対策室メンバーによって、無事救出されていた。

──治療室から運ばれて出てくる木元。
よく頑張ったと声をかける絵里子。

「必ず来てくれると思ってました。きっとみんな、見つけてくれるって…」

運ばれていく木元を静かに見送る絵里子だった。

──次の日、何事もなかったかのように対策室に出勤する絵里子。
肋骨を骨折しているが、そのくらいでは絵里子は止まらない。

そして、保護観察という名目で、
対策室に理香が新たなメンバーとして加わった。

 

BOSS 2ndシーズン 3話へ続く

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■感想と考察

模倣者はしょせん模倣者に過ぎないということ。

知識と行動は真似できても、
「気転を利かせる」ということまでは真似できなかったようですね。

赤の他人が本人に成り代わることは、
完全にはできないのです。

最後の代議士秘書の森岡のセリフが非常に気になりますが、
それは後に明らかになるんでしょうね。

それにしても、絵里子はタフですね!
鍛えられた男でも、こうはいかないでしょう。
精神力が並じゃないということでしょうか。

 

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■主な登場人物

・大澤絵里子(天海祐希)
主人公。通称ボス(BOSS)。
警視庁捜査第一課特別犯罪対策室室長。
アメリカでの研修で学んだ交渉術やプロファイリングに精通し、
そこで培ってきた能力と女性ならではの観察眼を駆使した捜査を得意とする。
口癖かつ決め台詞は「事件だから」。ジョージ・クルーニーが好き。
銃で撃たれ、骨折しているにも関わらず、
次の日に何食わぬ顔で出勤するタフな女性。

・野立信次郎(竹野内豊)
特別犯罪対策室設立の責任者。
最年少昇進記録を更新する程の有能な警察官僚で、
上層部から一目置かれる存在。
女好きでノリが軽く自分本位な性格。
絵里子をおちょくっているが、本当は彼女の事を気にかけている。
ニックネームで人を呼ぶ。合コン好き。

・木元真実(戸田恵梨香)
コンピューター技術と数学の知識に長けた女性警察官。
2年前の事件で新島へ転属になっていた。
今回の事件に巻き込まれて重傷を負った。

・沼田良美(釈由美子)
科捜研所属で奈良橋の後任の監察医。
第二の“絵里子”になろうとした、事件の真犯人だった。

 

~~2ndシーズンからの新登場人物~~

・黒原健蔵(西田敏行)
元国家公安委員長。
「黒い月」からの狙撃予告を受けたのを知りながら、
警察のトップ逃げたら国民に合わせる顔が無いと、
避難を勧める絵里子の進言を聞き入れず、
イベントの出席中に被弾した。
(この事件が原因で、特別犯罪対策室は解散。)
その後、国家公安委員長の引退を余儀なくされ、
2年経った今でもその影響で入院生活を送っている。

・黒原理香(成海璃子)
黒原の娘。MITで応用数学を学んでおり、
アメリカのハッキングコンテストで優勝するほど、
パソコンに関して高度な知識を有している。
留学中の身だったが、父親の手術に合わせて帰国している。
「保護」の名目で、特別犯罪対策室の預かりとなった。

・森岡博(大森南朋)
代議士秘書。かつては警視庁捜査一課3係の刑事で、絵里子と野立とは同期だった。

・田所幸子(長谷川京子)
科警研から異動してきた木元の後任の対策室メンバー。
使い物にならないという理由で所長(警視監)に頼まれた野立の口利きで対策室へ異動した。
性格は卑屈で、誰にでも慇懃な態度で接する。

 

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■このドラマの放送日・視聴率

CASE02 絶対に死なせない!
初回放送日:2011年4月21日
視聴率:15.5%

 


 

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