【あらすじ本舗】失恋保険~告らせ屋~ 2話

このページには、ドラマ「失恋保険~告らせ屋~ 2話」のあらすじが書かれています。
※ドラマの正式名称は「四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険〜告らせ屋〜」

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は
読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■失恋保険~告らせ屋~第2話あらすじ

case:2 禁断のボーイズラブ… 心のブレーキのはずし方

始まりは病院。
横になっているルーク(城田優)。

輸血?人工透析?かなにかだろうか。
医者からは、くれぐれも無理しないようにと忠告されるも、
ルークは

「わかってます。ですが、これも運命ですので。」

医者に一礼し、去るルーク。

失恋したら掛け金の10倍の保険金で癒してくれる…
今回「失恋保険」加入のため、
四つ葉神社の地下室を訪れたのは会社員の松田広樹(石黒英雄)。

なんと掛け金として1千万円を用意していた。

大金獲得に色めき立つトラコ(古田新太)。

ところが広樹は失恋した場合、お金で補償して欲しいという。

つまり恋愛が成就しない場合、1億円を支払うことになる。

しかも広樹が片想いしている相手は
会社の先輩男性・岩瀬芳生…同性への告白だった。

しかも岩瀬芳生は男に全く興味が無い普通の男。
いわゆる「ノンケ」だ。

マル(福田沙紀)はこの恋愛成就は不可能だと反対するが、
ルークは1千万円もの大金を掛ける広樹の深層心理に興味を示し、調査開始に乗り出す。

「覗きに行こう。彼の心の闇を…」

ルークたちは広樹の姉・松田久美子(安めぐみ)が経営する食堂を訪れ、
食事をする広樹と芳生の様子を窺う。

すると、そこに久美子の婚約者・最上泰助がやってくる。

ルークたちは泰助たちの会話を聞き、
広樹と久美子の意外な過去を知る。

広樹と久美子の両親はお互いに再婚で、
2人は連れ子同士だった。

そして再婚から2年後に両親が事故で他界。

大学進学を諦めて両親の食堂を継いだ久美子は女手一つで広樹を育てたのだ。

掛け金の1千万円は広樹の2ヶ月前に
死んだ祖父が残したものだった。

結婚を控えた久美子が寝冷えする広樹を心配して
手編みの腹巻きをプレゼントすると、
広樹は自分が男が好きな同性愛者である事を久美子に打ち明け、
結婚を期に自分と縁を切って欲しいと言い出す。

翌日、ルークたちは広樹の会社に何本も電話をかけ、
留守番をする広樹にデタラメな会社名を名乗って伝言を頼む。

帰社した社員たちは取引先を聞き間違えた広樹に激怒。
芳生だけは責められる広樹を庇い、二人の仲は接近する。

夜、広樹、芳生らはBARクローバーで久美子と泰助の結婚祝いをする。

マルが久美子の食堂で、芳生に店の名刺と半額券を渡していたのだ。

2人の結婚式は2日後に迫っていた。

泰助は子供ができたら食堂を閉めて欲しいと久美子に伝える。

その話題に乗り、子供が好きだと芳生が話した直後、
広樹は動揺してグラスを倒し、逃げるようにトイレへ。

この後、バーテン姿のルークは
トイレから出てきた広樹に声をかける。

ルークは、カモやアヒルが初めて見た相手を
親だと思い込むという刷り込みの話をする。

突然の話に戸惑う広樹に、
ルークは人間にも刷り込みは存在する、と続けた。

「モラルによる抑制、いわゆる世間体も立派な刷り込みではないでしょうか。」
「世間体って、なんでしょうね。気にしているのは自分だけかも知れないのに…。」
「こころのブレーキ、外せるといいんですけどね。」

ルークの言葉に、自分の思いを廻らせる広樹だった。

翌日ルークは、広樹を苦しい片想いから解き放つため、
告白の時間と場所を指定する。

「告白の時間です」
「本日午後9時」
「岩瀬芳生さんの自宅へお越しください」

―――弘樹に届く四つ葉神社からのメールだった。

ルークが用意した告白場所は、
40度の高熱を出す芳生が寝込むマンションだった。

芳生の部屋に行き、姉に教わったおかゆを作ってあげた広樹。

美味いと喜ぶ芳生。
昔話になり、二人の間におだやかな空気が流れる。

時計を見て、午後9時付近になったことを確認した広樹は、
「これから私が言うことを姉に伝えてください」といい。

芳生に「好きです」と告白する。

こんなこと言われたら迷惑ですよねと、
続けて語る広樹に対する芳生の言葉は、意外だった。

「俺もだよ」

広樹の予想に反してかなり積極的に迫ってくる芳生に、
広樹は激しく戸惑って、逃げ出してしまう。

逃げ出した先の橋で、下を見つめる広樹。

しかし、そこにはルークが待ち構えていた。

1千万円の大口の客なんで見張っていたと聞かされ、
卑怯だと語る広樹。

ルークはそれに対し

「そのセリフ、そっくりそのままお返ししますよ。」
「なぜ、1千万もかけてウソをつくんです。」

予想外の事態にマルがかけつけるが、
ルークはそれを制止しつつ、更に続ける。

「あなたは好きでもない相手に保険をかけて、
我々から1億円を騙し取るつもりだった…。ちがいますか?」

「甘く見てもらっては困ります。ウソを見抜くのも、私達の仕事のうちの一つですから。」

真実を見抜かれて愕然とし、
跪いた広樹は、胸のうちを語る。

「ずっと姉さんにばかり苦労をかけて、
姉さんの一番いいときを奪ったのは僕だ。
僕には僕が許せない。だから、せめて金だけは残したかった。」

そう。広樹は、お金を増やして姉に残し、
自分は死ぬつもりだったのだ。

広樹の行為は失恋保険の契約違反。
よって、1千万円は没収。

ルークは

「苦しくはありませんか?自分の心にウソをついて。」

と言い残してその場を去る。

──姉の結婚式会場。

ルークと、ワケが解らないマルも出席。
芳生とルークが挨拶し、「楽しかった」と芳生。

つまり、芳生もルークに協力していたのだった。
芳生の意外な返事は、芝居だったわけだ。

控え室にいる久美子のところへ広樹がやってくる。
そして、一人の男として久美子が世界で一番好きだと告白する。

実は、久美子にも一芝居うつようにルークは頼んでいたのだが、
久美子の本心も広樹が好きなので、芝居を最後までうてなかった。

「私も広樹が好き。離れたくない。ずっとずっと一緒にいたい。」

と本心を告白してしまう。

にやりとするルーク。

二人は、かつての子供のころのように、
手をつないで結婚式場を後にする。

ルークはなぜ広樹の心を見抜いたのか…?

バーでグラスを倒したとき、
泰助の「子供ができたら」というセリフに動揺したのだ。

好きな女性が他人の子を生むと聞いて動揺しない男はいない。

そして、姉の久美子がルークの指示に従わなかったのは、
元々久美子が広樹を好きだったということもあったが、

「自分の心と反することを指示されると、逆らいたくなる」

という習性を利用したのだった。

保険料1千万円のうち、
900万円をご祝儀として二人に渡していたルーク。

ルークは真に愛する者同士の味方だったのだ。

 

失恋保険~告らせ屋~ 3話へ続く

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■感想と考察

今回の依頼者は、失恋保険を利用して
多額のお金を騙し取ろうとする男でしたね。

しかしルークは、その男の心の闇を見抜き、
しかも、本当の幸せにまで導いてしまうという
驚くべき結果を導き出しました。

ここまでやられてしまうと、
悪人も悪人でいられなくなってしまいます。

恐るべきはルークですね!

 

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■主な登場人物

・香月 歩(かづき あゆむ)29歳 城田優
本編の主人公。四つ葉神社の裏稼業「失恋保険」の調査員。
通称:ルーク
普段は、とある大学で動物生態学准教授として講義している。
恋愛心理の達人。

・丸山 円(まるやま まどか)20歳 福田沙紀
四つ葉神社で巫女のアルバイトをする女子大生。
通称:マル
“センスの良さ”を買われ、トラコに調査員としてスカウトされた。
加入者に対する恋愛工作実行係で、「失恋保険」を都市伝説的に宣伝する担当でもある。

・戸倉英太郎(とくら えいたろう)40歳 古田新太
四つ葉神社の宮司で、ゲイ。裏稼業として営む「失恋保険」の元締め。
ルークとは、恋愛保険業を立ち上げる前からの知り合い。

 

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■このドラマの放送日

case:2 禁断のボーイズラブ… 心のブレーキのはずし方

初回放送日:2011年4月14日

 


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