【あらすじ本舗】失恋保険~告らせ屋~ 6話

このページには、ドラマ「失恋保険~告らせ屋~ 6話」のあらすじが書かれています。
※ドラマの正式名称は「四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険〜告らせ屋〜」

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は
読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■失恋保険~告らせ屋~第6話あらすじ

case:6 加害者への片想いは、復讐の香り

颯爽とバイクで乗りつける赤ヘルのロングヘアの女性。

それに気付いて、そっけなく応対する男。

その男の携帯が鳴り、優しく返事する。

「いつまで面倒みなきゃならないの?」

「俺は…加害者だから…」

今回「失恋保険」加入のため四つ葉神社の地下室を訪れたのは、
車椅子で生活する久住遥(杏小百合)。

遥は1年前にバイクスタントのイベントを観に行き、
バイクが観客席に突っ込む事故に巻き込まれたという。

それ以来、遥の世話を見続けている加害者の元スタントマン、柏田敏明(小林且弥)。
彼女はその敏明に告白したいという。

事故の被害者が加害者に好意を持ったというこのケース。

加害者は罪の意識から被害者にやさしく接するため、
恋愛感情とゴッチャになったのではとトラコ(古田新太)とマル(福田沙紀)。

そこで、ルーク(城田優)の決まり文句が出る。

「覗きに行こう。彼女の心の闇を…。」

遥は医師からリハビリを促されるが、事故に遭った上、
辛いリハビリまでやりたくないと拒否していた。

遥の付き添いで診察が終わるのを待っていた敏明の前に、
かつて所属していたスタントチームの女性・優希(森カンナ)が現れる。

スタントを辞めて遥の医療費を稼ぎ、
呼び出されれば何があっても駆け付ける敏明。

いくら償っても振り回され…
それは遥が敏明に復讐しているだけだ、と優希は敏明に言う。

診察を終えた遥がその言葉を聞くと
即座に「私には復讐する権利がある」と優希に言い切った。

修羅場と化す状況にうろたえるマルの元へ、ルークが合流する。

遥は優希に勝ち誇った笑みを残し、
何も反論できない敏明を連れて去っていった。

マルは遥の恋敵であろう優希を調べようとするが、
ルークは自分が素性を探ると伝える。

翌日、目の前に現れたルークに驚く優希。
彼女はルークの妹だった。

ルークは病院でのやりとりを見ていた事を明かし、
遥とやり合うなと優希に忠告。

これは優希の勝気な性格を知るルークが、敢えてした忠告だった。

もう一度優希を遥と衝突させ、遥の“片想いの正体”を炙り出す…

思惑通り、優希は遥に言いたい事が山ほどあると言ってバイクで去っていった。

優希を見送るルークは、
両親が亡くなったのを機にアフリカでの研究を捨てて
日本に戻ってきたことを思い出していた。

二人の血液はボンベイ型。
2千万人に1人という、非常に珍しい血液タイプなため、
二人は、離れて暮らすことは出来ない宿命を背負っていた。

病院では、遥に再び歩けるようになって
自信を取り戻して欲しいと願う敏明が、
遥にリハビリをさせようとしていた。

だが遥は、敏明が自分から逃げたいがために
リハビリを強要していると言って拒否する。

遥が敏明に反発していると、そこに優希が現れる。

バイクスタントの事故で遥と同じように大ケガをした敏明。

優希は敏明が人の何十倍も辛い思いをして
リハビリに耐えた事を遥に明かす。

敏明が努力して早く足を治したのは、遥の足代わりになるためだった。

優希は敏明をスタントチームに戻して欲しいと遥に訴える。

「二人揃って台無しの人生を送るつもりなのか」と…。

遥は「もしかして嫉妬?彼のことが好きなんでしょ!」と優希を挑発。

その言葉に優希は「好きよ」と答えた。
敏明を返せと迫る優希に激高した遥は、
車椅子を漕いでその場を去っていく。

夜、四つ葉神社の人と待ち合わせということで、
BARクローバーにやってきた遥。

バーテン姿のルークは遥から事故の話を聞き出すと、
ヤマアラシのジレンマという話を語り始める。

寒さに凍えた2匹のヤマアラシは暖を取ろうと体を寄せ合うが、
それでは互いのトゲが互いの体を傷つけてしまう。

2匹は互いのトゲも届かず暖も取れる
最適の距離を見つけ凍える事を免れたという、
心理学において人間関係の距離感をたとえて引用される作り話をした後、

「相手を傷つけるために立てたトゲで自身の心を傷つけてしまっているという事はありませんか?」

と続けるルーク。遥はルークの言葉に考え込んでしまう。

ルークは何を思ったのか、もう遥に告白させるつもりらしい。

そして、梅吉(鹿内大嗣)に仕事の手伝いを頼むルークだった。

翌日、敏明の職場に遥がやってきていた。
四つ葉神社から、告白場所を指定するメールが来たので、
その場所まで連れて行って欲しいからだ。

遥は敏明に車椅子を押してもらい、告白の指定場所へと向かう。

指定した場所に来た遥は、気を使って去ろうとする敏明を引き止め、
告白相手の写真が入っているペンダントを敏明に見せた。

ペンダントは………空だった!

意味が解らない敏明に、遥はこういう。

「私、あなたの写真、持ってないもの…」

そう、敏明は、遥が告白したい相手は自分だと初めて理解する。

敏明は、暗い顔で「拒否する権利は無い」と告げる。
心から喜べない遥。

そこへ、(梅吉の乗った)バイクが猛スピードで二人に突っ込んでくる!

遥の車椅子を押して、二人とも無事に避けるが、
敏明がよけた方向には(トラコが運転した)トラックが走ってきていた。

轢かれそうになった敏明を、なんと遥が庇って押しのけた!

そう、遥はもう歩けるようになっていたのだ!

実はルークは、先日、遥が転んでしまい、
自力で立ち上がり車椅子に乗ったところを
病院で見かけて知っていたのだ。

そこで、こういうシーンになるように仕組んだのだった。

ずっと敏明を騙していたことがバレて、遥は酷く落胆するが、
敏明は、それを責めはせず、うそをつかなければならなかった遥に、
すべて自分の責任と言う。

事故の償いが理由とはいえ、
献身的に自分のために尽くしてくれる彼を、
遥は好きになっていたのだ。

しかし、自分の足が治ってしまうと、
敏明が去っていってしまうんじゃないかと怖れた遥は、
嘘をつき続け、心に棘を立て、彼を縛りつづけてきた。

そして、心の棘は、自分の心をも傷つけていたのだ。

そんな遥の心の痛みを、敏明は理解していた!

遥の心の痛みを感じ、
自分が守らないといけないと思っていたのだ。

だからこそ、より献身的に遥に尽くしてきたのだ。

敏明は遥をずっと守るといって抱きしめる。
それに応える遥。

心の棘は氷。
その氷は愛情という名の熱で簡単にとけたのだった。

──四つ葉神社地下。

遥の補償希望を確認すると、

「柏田敏明を二度と歩けないようにして欲しい」

と書いてあった。

告白が失敗したら、かつての自分よりも
酷い状態にしてやろうと考えていたのだ。

女の執念は恐ろしいが、
幸せ絶頂の彼女は、そんなことは今思いもしないだろう。

 

失恋保険~告らせ屋~ 7話へ続く

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■感想と考察

被害者が加害者を好きになる…。

非常に稀なケースですよね。
普通は、憎しみでいっぱいになりますけどね。

今回のケースでは、男がひたすら偉大で優しくて
贖罪の心を持っていたが故の告白成功でしょうね。

事故は不運でしたが、それこそが、
二人の運命の出会いだったのでしょう。

そして、ルークの家族が初登場!
ルークが何故献血や貯血をしていたのかも判明しましたね。

それは妹のため。

二人の血液はボンベイ型。
2千万人に1人という、非常に珍しい血液タイプなため、
肉親以外からの輸血は、まず期待できない。

そして、両親は既に他界しているため、
怪我をして輸血が必要になった場合、
ルークと優希の兄妹同士でしか、お互いに輸血ができない。

当然、スタントという危険が伴う仕事をしている妹を、
兄としては放っておけない。

これが、ルークの貯血の理由。

ルークが妹のアメリカ行きを反対するのも当然ですよね。

 

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■主な登場人物

・香月 歩(かづき あゆむ)29歳 城田優
本編の主人公。四つ葉神社の裏稼業「失恋保険」の調査員。
通称:ルーク
普段は、聖桜大学で動物生態学准教授として講義している。
恋愛心理の達人。
貯血の理由は、スタントという危険な仕事をする妹のためだった。
ボンベイ型という2千万人に1人しかいない、
非常に稀な血液タイプであるため、肉親以外からの輸血はほぼ期待できない。
そのために貯血を繰り返し、貧血でふらつくことがあったのだ。

・丸山 円(まるやま まどか)20歳 福田沙紀
四つ葉神社で巫女のアルバイトをする女子大生。
通称:マル
“センスの良さ”を買われ、トラコに調査員としてスカウトされた。
加入者に対する恋愛工作実行係で、「失恋保険」を都市伝説的に宣伝する担当でもある。
恋愛に関しては現実的だが、初恋に関してはロマンを感じているようだ。
ルークと同じ大学の女子大生だったことが判明!

・戸倉英太郎(とくら えいたろう)40歳 古田新太
四つ葉神社の宮司で、ゲイ。裏稼業として営む「失恋保険」の元締め。
ルークとは、恋愛保険業を立ち上げる前からの知り合い。

 

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■このドラマの放送日

case:6 加害者への片想いは、復讐の香り

初回放送日:2011年5月12日

 


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