天皇になるための儀式
のこと。
皇室典範第24条にある、国事行為としての儀式である。
具体的には、以下の儀式が行われる。
- 剣璽等承継の儀
(三種の神器※の受け渡し) - 即位後朝見の儀
(新天皇による国民へのお言葉) - 即位礼正殿の儀
(「天皇として即位した」という国民への正式なアピール) - 祝賀御列の儀
(宮殿から赤坂御所までのルートをパレードする) - 饗宴の儀
(宮殿等での食事パーティ(宮中晩餐会))
※八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)・八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)のこと。
これら3つの神器を持つことで、初めて天皇として認められる。
以上5つの儀式が即位の礼である。
これら5つの儀式は日を分けて行われる。
(同日中に全て行われるワケではない。)
基本的には、1と2の剣璽等承継の儀と即位後朝見の儀が同日に行われ、3の即位礼正殿の儀以降は別の時期に行われる。
ちなみに、2018年(平成30年)12月14日に公布・施行された法律
「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」
によって、即位の礼が行われる日は祝日で休日になる。
そのため、2019年5月1日及び同年10月22日は祝日となり、休日扱いになった。
関連項目