SDGs ( エスディージーズ ) とは何なのかわかりやすく解説

SDGs ( エスディージーズ ) とは、

持続可能な開発目標

と言う意味の言葉。

SDGsは、英語の Sustainable Development Goals のイニシャルを合わせた略語である。

SDGsは、貧困、飢餓、不平等、気候変動など、世界が直面するさまざまな課題を解決し、誰もがより良い生活を送れる持続可能な社会を実現することを目的として、2015年9月25日の国連サミットで採択された。

SDGsには、国際社会全体が2030年までに達成すべき17の国際目標と、目標を達成するための169の達成基準がある。

17の国際目標には、それぞれカラーが設定されている。
そのカラーの基準となるカラーホイールもある。

■SDGs 17の国際目標

17の国際目標は以下のとおり。

  1. 貧困をなくそう (英: No Poverty)
    「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」
  2. 飢餓をゼロに (英: Zero Hunger)
    「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」
  3. すべての人に健康と福祉を (英: Good Health and Well-Being)
    「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」
  4. 質の高い教育をみんなに (英: Quality Education)
    「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
  5. ジェンダー平等を実現しよう (英: Gender Equality)
    「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」
  6. 安全な水とトイレを世界中に (英: Clean Water and Sanitation)
    「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに (英: Affordable and Clean Energy)
    「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
  8. 働きがいも経済成長も (英: Decent Work and Economic Growth)
    「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう (英: Industry, Innovation and Infrastructure)
    「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」
  10. 人や国の不平等をなくそう (英: Reduced Inequalities)
    「各国内及び各国間の不平等を是正する」
  11. 住み続けられるまちづくりを (英: Sustainable Cities and Communities)
    「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」
  12. つくる責任 つかう責任 (英: Responsible Consumption and Production)
    「持続可能な生産消費形態を確保する」
  13. 気候変動に具体的な対策を (英: Climate Action)
    「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」
  14. 海の豊かさを守ろう (英: Life Below Water)
    「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」
  15. 陸の豊かさも守ろう (英: Life on Land)
    「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」
  16. 平和と公正をすべての人に (英: Peace, Justice and Strong Institutions)
    「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」
  17. パートナーシップで目標を達成しよう (英: Partnerships for the Goals)
    「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

出典:Wikipedia「持続可能な開発目標」

169の達成基準(2030アジェンダ)については、ウィキソースの専用ページをご参照ください。

■達成には全てのステークホルダー(利害関係者)の取り組みが不可欠

SDGsは、2030年までに達成することが目標とされている。
しかしながら、2023年現在、まだ達成には程遠い状況である。

SDGsは、政府、民間企業やNGO、市民社会、国際機関などの、すべてのステークホルダー(利害関係者)が責任を持って取り組むことが重要であり、国連加盟国だけではなく、全世界規模で取り組む必要がある。

だからといって、個人レベルでやらなくても良いということではなく、むしろ、私たち一人ひとりの行動によっても達成に貢献することも重要なファクターとなる。

例えば、差別的な言動を控えたり、無駄遣いをせず、エコを心がけることでも、SDGs実現に繋がっていく。

SDGs実現のためには、SDGsについて理解を深め、「自分にできることから取り組んでいく」必要がある。

 


■関連項目

サーキュラーエコノミー

インクルーシブ社会

SaaS


 

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