うろこのように重なって見える雲
のこと。
どんな雲かは、写真を見れば非常にわかりやすい。
学術的には巻積雲(けんせきうん)と呼ばれていて、秋の空によく見られる。
よく言われるいわし雲やさば雲もうろこ雲と同じである。
・名前の由来
うろこ雲の名前の由来は一目瞭然で、
見た目がうろこ状だから。
一方で、いわし雲やさば雲の由来は、見た目よりも秋の旬の魚から来ている。
確かにイワシもサバも巻積雲が作り出す形に似た模様を身体に持っているが、秋に旬が来くる食材としてのイメージの方が先行している。
そのうえで秋空を見上げ、
「あの雲の模様、サバ(イワシ)に似てるなぁ」
などと思いをはせた古人によって名づけられたのだろう。
人は1000年経っても、食い気から逃れることはできないということになる。(笑)