オリジナルの創作漫画専門のコミケ
のこと。
正式にはCOMITIAと書く。
巷で有名なコミケ(コミックマーケット)は、主に商業作品を題材にした同人誌が大きなシェアを占めている。
しかし、コミティアでは、
オリジナルの創作漫画作品のみを扱った同人誌の即売会が行われる。
そこには一般に言う、
“オタク”が入り込む余地があまりない。
むしろ、純粋なクリエイターたちのプレゼンの場と言えよう。
最近ではコミティア出身の漫画家もデビューしており、注目度が高まっている。
・開催場所の拡大
コミティアの開催場所は最初は東京のみだったが、現在では名古屋、大阪、新潟、北海道、福島と全国に広がっている。
いずれは、広島や博多などの西の大都市でも開催されるようになるだろう。
・本当にオリジナル作品のみ?
いくら自主制作の漫画とはいえ、作品タイトルと登場人物の名前、技や能力や心情の見せ方が違うだけで、商業漫画と設定がほとんど変わらない作品を、果たして“オリジナル”と呼べるのか?
もちろん、商業作品にも、そういったモノが溢れているのも事実なのだが・・・。
まあ、そんなことを言い出したら、手塚治虫以降の漫画作品にはオリジナリティは存在しないと断言できてしまう。
ゆえに、誰も細部までは突っ込みを入れないのだろう。
以下は私的な考えになるが、
- 魔法
- 超能力
- 超科学(化学)
- 未知の物質
- 霊体
- 超身体能力
- 宇宙人
- 謎の生命体
これらの題材は過去に使い古されたネタ。
しかし、これらのネタを、名前と見せ方を変えるだけで、あっという間に別物のオリジナルの作品として扱われてしまう。
そう、見せ方が違うだけなのに。
しかも、読者や視聴者に、それを面白いと感じさせてしまうから実に性質が悪いと言えよう。
新作にオリジナリティがあるかに関して、私は否定的なのである。
と、ここまで書いておいてなんだが、たとえオリジナリティに欠けていても、見たり読んだり感じたりして楽しめればそれでいい。
結局は、楽しんだ者勝ちなのは確かだ。(笑)