パナマ文書とは何かわかりやすく解説

パナマ文書をわかりやすく言うと、

世界中の大企業の
機密情報が書かれた文書

のこと。

パナマのモサック・フォンセカ法律事務所によって作成された。

何者かによって不正な手段で流出し、2015年に南ドイツ新聞にリークされた。

この文書は1970年代から徐々に情報が追加され、リークされた時点では、1150万件(2.6テラバイト)もの情報量がある。

・パナマ文書に書かれている大企業

パナマ文書にかれている大企業とは、タックスヘイブン(租税回避地)内にあるオフショア金融センターを利用している21.4万社の企業のこと。
(※低税率の投資ファンド)

文書の機密情報は、企業の財政情報のみならず、取締役などの役員や株主の個人情報、パスポートの写し、音声データ、更には、その企業を利用している政治家富裕層の著名人の情報まで載っている。

そういった政財界の著名人たちの情報から判断すると、オフショア金融センターなどのタックスヘイブンにある投資ファンドが、税金対策のために使われている面があると考えられる。

パナマ文書が公開されたことによって、文書に出てくる各方面の著名人たちが

脱税目的利用していたのではないか?」

という疑惑が持ち上がっている。

さらに、その文書に、中国の習近平氏の親族の名前があるとの報道が、2016年4月に
NHKでされたのをきっかけに、大きな話題を呼んだ。

・パナマ文書の公開

パナマ文書に書かれている関連企業・個人リストの完全版が、2016年5月10日にインターネットで一般公開された。

公開されている場所は、
国際調査報道コンソーシアム(icij)のホームページ。

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関連項目

タックスヘイブン

パンドラ文書


 

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