新型コロナウイルスを避けるために地方へ避難すること
を意味する。
2020年4月7日発出の緊急事態宣言によって、7都府県が対象地域となった際、今までの外出自粛でストレスが溜まっていた人たちが、家族そろって地方(郊外や山間部など)にある祖父母や親戚、または友人知人等の家へ、一時的に行って過ごすという選択をした人たちがいた。
そういう人たちの行動を、皮肉を込めて“コロナ疎開”と呼んだ。
なぜなら、コロナ疎開を行った人たちの中には、潜在感染者が含まれており、行った先で新型コロナウイルスを意図せずに感染拡大させてしまっていると見られているからだ。
実際に、4月16日に緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されるまでの数日間で、対象外の地域で新型コロナウイルスの感染者が出始めたからである。
また、外出自粛を貫き、現状に耐えている人たちから見ると、一時的にでも地方へ脱出が出来る人たちが妬ましく感じられることもある。
故に、格好の攻撃の対象となってしまい、“コロナ疎開”と揶揄されることになった。
しかしながら、外出自粛を続けていると、どうしてもストレスが溜まり、家庭内で諍いが起き、DVなどの暴力事件に発展してしまうケースもある。
なので、少しでも家族のストレスを発散させるために、行先の人に了解を得て、地方へ一時的に行く世帯も多かったのである。
中には、テレワークができず出社せざるを得ない夫だけを自宅に残し、妻と子供だけが疎開するというケースもあった。
緊急事態宣言が全国に拡大した状況下では、潜在患者が地方に行くかもしれない危険性を孕んだ“コロナ疎開”は、危険視されている。
この問題を解決するには、2019-nCoVのワクチンや特効薬の早急な開発にこそある。
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