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PS版ウィザードリィ・リルガミンサーガのシナリオ#1「狂王の試練場」(Proving Grounds of the Mad Overlord)の攻略ページです。
各階をマップ付で解説しています。
ただし、FC版およびSFC版とは、地下6・7・8階のマップが異なりますので、そちらを攻略している方は、Googleなどの検索エンジンで別の攻略サイトを探してください。
◆狂王の試練場の最終目的
狂王の試練場の最終目的は、ワードナの護符を持ち帰ること。
ワードナの護符を手に入れるためには、B10Fでワードナを倒さなければならない。
そのためには、レベル上げを行い、進行に必要なイベントアイテムを集めていく必要がある。
最も時間がかかるのはレベル上げであり、イベントアイテムを集めること自体はそれ程難しくない。
ちなみに、レベル上げに関しては、他のシナリオから高レベルのキャラを転送してくると手っ取り早く解決する。
◆B1F MAP&攻略
★まずはレベル上げ!
初めのうちは、城とダンジョンの出入口付近を行き来してレベル上げをする。
まだまだ盗賊の特性値が低い状態なので、宝箱は全て捨ててしまって良い。
ただし、他のシナリオから強力なキャラを転送した場合は、レベル上げは気にせずにイベントアイテム収集とシナリオクリアに専念すればいい。
★現在位置確認はオートマップで
リルガミンサーガでは、オートマッピング機能が実装されているので、現在位置と自分が歩いてきた道のりを、ボタン一つで確認することができる。(デフォルトではR2ボタン)
この機能があるので、デュマピックの呪文は不要である。
個人的には、コントローラーの△ボタンにマップ表示を配置しておくと使いやすいと思う。
(ボタンの設定変更はコントローラー設定で変更可能。)
★宿屋は「馬小屋」オンリー(笑)
攻略基本情報にも記載したが、宿屋は馬小屋が最もコスパが良い。
馬小屋で休むとHPが回復しないが、1回泊まるだけで呪文使用回数を全回復できる。
そのため、回復呪文でHPを全回復させた後に馬小屋に泊まれば、無料で全快できることになる。
しかも、時間経過が1日しかしないため、歳をとりにくいというメリットもある。
★初期のバトルの基本
基本的に、前衛は打撃で前列集中攻撃。
魔法使いの呪文は、後衛の敵に対してハリトよりもカティノをメインに使うこと。
(敵に後衛がいない場合は、前衛に対して使う。敵が3匹以下の場合は身を守るに徹する。)
また、僧侶は戦闘中は、「身を守る」か「呪いを解く」ことに徹し、戦闘後にレベル1呪文のディオス(HP回復)で回復に専念する。
間違っても戦闘中にバディオスなどの攻撃呪文を使わないように。
(呪文使用回数がもったいないため。)
倒しやすい順としては、バブリースライム、オーク、コボルド、アンデッドコボルド、ローグ、ブッシュワーカーとなる。
最後の2種類はレベル1や2だと強すぎて危ないので、こいつらが出てきたら、思い切って逃げてしまうこと。
基本的に1グループの出現となるが、もし2グループで出てきた場合は迷わず逃げること。
今の段階では、2グループの相手は分が悪すぎる。
ごく稀に、盗賊どものお供としてゾンビが出て来るが、レベル5以下だと非常に危険なので、迷わず逃げること。
★マーフィーズゴーストで経験値稼ぎ
全員がレベル4になったら、東13北05にいるマーフィーズゴーストで経験値稼ぎを行う。
東05北09のワープゾーンに入ることで、マーフィーズゴーストがいる部屋の区画へ行ける。
マーフィーズゴースト
Lv10 HP:20~110 AC:-3 使用呪文:なし
タイプ:不死系
通常攻撃ダメージ:2
特殊攻撃:なし 友好:あり
HP回復:1ターンにつき1ポイント
特殊防御:呪文無効化率40% 耐性:火冷死100%
弱点:睡眠(カティノ等)
マーフィーズゴーストはHPが高くて呪文低効率が40%と効きにくいが、こちらには2ダメージしか与えてこないので、比較的楽に経験値を稼げる。
倒すと、6人パーティなら、一人あたり740程度のEXPがもらえる。
1人で倒すとEXPが4450ももらえることになるが、序盤は厳しいので、ちゃんと6人で倒すこと。
マーフィーズゴーストを狩るついでに、イ2のところを探して青銅の鍵を入手しておくのも良い。
鑑定はビショップでできるが、PT内にいない場合は、ボルタック商店で鑑定可能。
マーフィーズゴーストを狩ってから城へ帰る際は、ダークゾーンの中にある東09北19の部屋に入ると早い。
「マピロ マハマ ディロマト」で全員が城へ強制的に帰還させられる。
全員レベル7くらいまで、マーフィーズゴーストで経験値を稼ぐと良い。
レベル7まで上がれば、B1Fでの安全性がかなり高くなる。
★B1Fをくまなく探索
全員レベル7になったら、B1Fをくまなく探索する。
イ1で調べて銀の鍵を入手しておこう。
まだ入手してないなら、イ2を調べて青銅の鍵も入手しておくこと。
東09北12のMでは「回廊の終わり。引き返しなさい!」などというメッセージが出るが、無視して構わない。
先はダークゾーンになっているだけ。
ちなみに、ダークゾーンの先にあるEはエレベーターで、B4Fまで続いている。
エレベーターを使えばB4Fまで一気に行くことができるが、現時点では敵がとても強いので、まだ行かない方がいい。
なお、エレベーターがある区画は、各階でも別区画になっているため、エレベーターだけを使って各階の全探索はできない。
故に、マップを完成させたい場合、ちゃんと階段を使って下の階へ進む必要がある。
B1FからB2Fへ降りる階段は、東00北10の▼のところにある。
◆B2F MAP&攻略
★急に敵が強くなる!
B2Fでは、B1Fの敵よりも急に難易度が上がる。
魔法を使う連中、毒や麻痺を使う連中などが続々と登場する。
特に危険なモンスターは、レベル1ニンジャ、ハイウェイマン、ヴォーパルバニーの3種。
これらのモンスターは、クリティカルヒットを出すことがあり、こちらのキャラの首を1発で刎ねて殺してしまうという即死の技能を持っているため、極めて危険な相手である。
これらのモンスターの出現数が多い場合や、呪文の回数が少ないなどの状況にある場合は、迷わず逃げてしまおう。
ヘタに戦って殺されるくらいなら、逃げた方がマシである。
★各種イベントアイテムを入手
B2Fでやることは、クマの置物、カエルの置物、金の鍵の入手。
そのためには、B1Fで入手できる銀の鍵と青銅の鍵が必要になる。
既に持っているなら、イ3とイ4の場所を何事もなく通過できる。
(持っていなければイベントが発生して追い返される。)
イ5でクマの置物、イ6でカエルの置物をそれぞれ入手すれば、東04北11と12の小部屋を一気に通り抜けられる。
(無ければ追い返される。)
ダークゾーンが厄介だが、マップボタンを使って常にマップを確認しながら進めば、まず迷うことは無い。
ダークゾーンの先にある小部屋のイ9を調べると、金の鍵が手に入る。
★メッセージの先には…
北11の東側の横通路には、三連でメッセージが表示されるが、無視して進むと落とし穴(ピット)に落ちる。
この落とし穴は、シナリオ#1では記念すべき最初の落とし穴であり、この先の冒険で落とし穴が待ち受けていることを示唆している。
余談だが、これと同じ三連メッセージの手法で、進むと石の壁の中に入り込んで全滅&ロストしてしまう致命的な罠がシナリオ#3に存在する。
★クリーピングコインで荒稼ぎ(笑)
B2Fでは、クリーピングコインというモンスターがごく稀に出現する。
このモンスターはとても弱い(攻撃力0、HP僅か1)割に、1匹あたり900前後のEXPをもらえる。
しかも出現数がとても多いので、格好のカモとなる。
さらに、頭数が減ると仲間を呼ぶので、1匹だけ残して仲間を呼ばせる→1匹倒す→仲間を呼ばせる…と繰り返すと、莫大な経験値を稼ぐことが可能になる。
ただし、前述のとおり、クリーピングコインは出現する確率が低いので、狙ってできることではない。
結局のところ、調べるだけで出てくるB1Fのマーフィーズゴーストの方が確実に稼げるのは言うまでもない。
★とにかくレベル上げ
B2Fの探索とB1Fのマーフィーズゴーストを倒すことで、できる限りレベルを上げておきたい。
B3Fではさらに敵が強くなるため、より強力な攻撃呪文が複数回唱えられる実力が必要になってくる。
具体的には、魔法使いが呪文レベル4の攻撃呪文(ダルト、ラハリト)を3~4回使える程度には上げておきたいところだ。
★エレベーターは別区画
B2Fを探索した後、歩いてエレベーターで帰ることはできない。
エレベーターがある区画は別区画となっているので、階段を使ってB2Fに来た場合は、同じように階段を使って上の階に行くか、マラー(テレポートの呪文)で飛んで帰るしかない。
まあ、マラーを使えば、エレベーターがある区画へ入ることができるが、単に城へ帰るだけのためにわざわざエレベーターに乗ろうとしてマラーを使うのは無駄な行為である。
(オートマッピング機能でエレベーターがある区画を地図に表示させたいなら話は別だが…。)
★マップが完成したら、置物は不要
B2Fのオートマッピングが完成したら、クマの置物とカエルの置物は不要になる。
(金の鍵を再回収する時以外は完全に不要であるため。)
アイテム枠を圧迫するようなら、置物を捨ててしまってもいい。
捨てるのがもったいないと思うなら、中立の倉庫キャラを作って渡しておくというのも有り。
新しいキャラで冒険をする際に、倉庫キャラからイベントアイテムを回収することができるので、攻略がとても楽になる。
◆B3F MAP&攻略
シンメトリー(左右対称)の構造の部屋が多い階。
しかも、十字路に回転床も設置されているところがある。
故に、方角や現在位置を見失うこともあるので、マメなマップの確認が必要になる。
★実は何のイベントもない階
このフロアでは、特に決まったイベントやアイテム入手などが無い。
つまり、純粋に徘徊するだけの階となっている。
通路の交差点などのメッセージ「回れ右」「左に曲がれ」「右に曲がれ」は、意味が無いので無視して良い。
だが、敵がとても強くなっているので、それなりにレベルを上げてから挑戦する方が良い。
何気にピットの数が多いので、HPの残量にも注意する必要がある。
★強力な攻撃呪文が必要!
この階から敵のHPが格段に上がっていて、マハリト1回程度では死んでくれないモンスターが多くなる。
故に、ラハリトやダルトといった強力な攻撃呪文が必要になる。
これらの呪文を3~4回以上唱えられるようになっていると、危険度が大分下がる。
しかしながら、ワーベアには要注意!
HPと攻撃力が高い上に、毒・麻痺・自己回復能力を併せ持つというB3F最強の敵。
攻撃呪文+前衛の集中攻撃で倒してしまおう。
B3Fは、得られる経験値は高いが、毒を与えてくる敵も多いので、危険度がかなり高い階である。
イベント等も何もない階なので、長居は無用。
★実はエレベーターの区画に入れる
B3Fでは、階段で来た場合でも、エレベーターのある区画に入ることが可能。
具体的には、東11北11の西側にあるドアから入れる。
ただし、一方通行のドアを通ることになるので、エレベーターがある区画から抜け出すことはできなくなってしまう。
まあ、徒歩でエレベーターの区画に入れるので、帰る時には多少は便利かもしれない。
◆B4F MAP&攻略
要のイベントアイテム「ブルーリボン」が手に入るフロア。
入手するには、強力な敵を倒さなくてはならない。
★目的はブルーリボン!エレベーターで行こう!
イベントアイテム「ブルーリボン」を入手すると、B4F~B9Fまで行けるもう一つのエレベーターを使用することが可能になる。
ブルーリボンを入手するには、まずエレベーターでB4Fまで来ないといけない。
(階段でB4Fに来ても、別区画になっているので入れない。)
目的のブルーリボンは、「モンスターコントロールセンター」の先にある小部屋イ12(東11北10)でもらえるが、その前に、警報の罠と強制バトルの2つの戦闘をクリアしなくてはならない。
★警報の罠
コントロールセンターに行く途中のイ11では、警報の罠が自動的に発動する。
その場では何も起こらないが、1マス移動したら必ず戦闘が発生するようになっている。
襲ってくる敵は、この階に出現するワンダリングモンスターのいずれか。
自動的に襲われるので危険な罠と言える。
しかし逆に、この仕組みを利用すれば、経験値稼ぎに応用できる。
故にレベル上げの観点から見れば便利なシステムとも言える。
★初の強制バトル!
東12北14では、初の強制バトルが行われる。
出現する敵は以下のとおり。
- レベル7ファイター×2
- レベル7メイジ×2
- ハイプリースト×2
- ハイニンジャ×1
マカニトの呪文があれば、レベル7ファイターとレベル7メイジを問答無用で一掃できるので、戦闘でかなり有利になる。
具体的には、1ターン目で前衛はハイニンジャを始末し、後衛はマカニトでファイターとメイジを一掃。
2ターン目で、前衛の攻撃とマダルトなどの強力な攻撃呪文でハイプリーストを片付けて終わり。
(ハイプリーストのマバディ(瀕死化呪文)やバディ(即死呪文)に注意。)
勝利後、宝箱が出る。
この宝箱の中には、高確率で「死の指輪」が入っている。
持ったまま歩くとHPがどんどん減ってしまう危険なアイテムなので、捨ててしまった方が良い。
(アイテムコンプもあるので、出来れば鑑定後に捨てるのがベスト。)
あとは、道なりに南下して、イ12の小部屋でブルーリボンを入手するだけである。
これで、B5F以下の階層へ簡単に行けるようになる。
実は死の指輪は、鑑定後にボルタック商店に売ると25万Gで売れる。
ビショップ入りのパーティで倒し、再度入手して鑑定後、マラーの呪文で飛んで持ち帰るといいだろう。
★金の鍵の使い道
金の鍵は、B4Fのイ10を通り抜けるためのイベントアイテム。
イ10へは、B3Fから階段で降りてくると行ける。
エレベーターの区画とは繋がっていないので、「ブルーリボンの入手のついでに寄っていく」なんてことはできない。
しかも、金の鍵を持っていてもB4Fの外側の探索ができるだけで、シナリオとは一切関係が無いため、B4Fのオートマッピングが完成したら、金の鍵は不要となる。
◆B5F MAP&攻略
この階からB9Fまでは、特別なイベント等は無く、単純に冒険するだけの階となる。
また、この階からエレベーターがある区画制限が無くなり、エレベーターと階段の両方を自由に使えるようになる。
しかし、シナリオ初の「沈黙の罠」が登場するため、かなり危険な階でもある。
★恐るべき沈黙の罠
沈黙の罠は、そのマスに入ると問答無用で敵味方関係なく呪文が完全に封じられてしまう。
(呪文と同じ効果を持つアイテムも無効。)
しかも、プレイヤー側は、別の階に移動するまで沈黙効果が続くため、思わぬ苦戦を強いられることになる。
逆に考えると、沈黙の罠があるエリアでは、敵も呪文を封じられるので、敵からマハリトなどの範囲攻撃呪文をかけられなくなるため、完全にこちらだけが不利ということではない。
個人的な感想だが、沈黙の罠の場所を進むたびに「しゅるる」のような不快な効果音が鳴るので、そういう意味でも沈黙の罠は苦手に感じる。
★経験値稼ぎに向いた階
B5Fは、小部屋の数が多いので、敵との遭遇数が多く、経験値を稼ぐにはもってこいである。
しかし、宝箱の中身は良い物が無いので、アイテム博物館のリストコンプを目指さないなら、無理して宝箱を開ける必要は無い。
★戦闘ではモンティノを使用
この階から、マハリトなどの範囲攻撃呪文を使う敵が登場する。
なので、敵後列に呪文を使う敵が登場した場合は、モンティノで呪文を封じてしまうと楽である。
まあ、ティルトウェイトで一掃するのが簡単だが、この階の敵にティルトウェイトを使うのはもったいない。
◆B6F MAP&攻略
シンメトリーに近い構造だが、迷子になるほどではない。
回転床と北部のピット以外は危険なトラップが無いマップ。
★経験値稼ぎとアイテム収集に向いたマップ
部屋数が多く、敵との遭遇が多いため、経験値稼ぎに向いたマップである。
また、宝箱から出るアイテムも、そこそこ良い物が出るようになる。
ちなみに、シールド+2は、B6Fの宝箱の中からしか出ないので、アイテム博物館のリストをコンプしたいなら、しばらくここで稼ぐといいだろう。
魔術師を司教に転職させ、ここで経験値稼ぎとアイテム鑑定を行うと効率が良くなる。
◆B7F MAP&攻略
かなりシンメトリーな構造のマップ。
位置と方角を見失わないように、常にマップで現在位置を確認すること。
★ワープの罠に注意!
この階は、ワープが3か所もある。
フロア全体の構造がシンメトリーなので、ワープにかかると位置を見失いがちになる。
常にマップで現在位置を確認しながら探検しよう。
★ポツンと1箇所だけある沈黙の罠
東05北07には沈黙の罠がある。
ここを通ってしまうと、階を移動するまで沈黙状態が続くので注意。
ここからの敵はかなり強いので、呪文を封じられたままで戦闘を続けることは難しい。
もしも通ってしまったら、エレベーターで階を移動して、まだ戻ってくる方がいい。
★敵がかなり強力!
ここの敵はかなり強くなっているので、勝てば経験値が多く入る。
ドロップアイテムもかなり良いものが出始める。
しかしながら、それなりにパーティのレベルがあがっていないと継続して戦闘を続けられないので、結局はB6Fで経験値を稼いだ方が安全である。
★B8Fへ降りる階段は使うな!
東11北08には、B8Fに降りれる階段があるが、使わない方がいい。
実は、B8Fには階段が一切無いため、一度降りてしまうと、移動が非常に困難な場所に孤立させられてしまう。
つまり、B8Fでは、エレベーターかマラーの呪文でしか別の階へ行けないということ。
故に、B8Fへは、最初からエレベーターで行った方が安全である。
◆B8F MAP&攻略
階段が一切なく、エレベーターかマラーの呪文でしか、別の階へ行けないフロア。
また、この階から初めて石の壁が登場する。
★大量の回転床
B7Fから階段で降りてくると、東00北00の位置に降ろされる。
(戻ろうにも階段自体が存在しないので戻れない。)
そこは一面が回転床のフロアであり、1マス進むごとに回転させられて方向感覚を狂わされる。
ハッキリ言って意地悪なフロアであるが、東06北00の地点にワープゾーンがあるため、スタート地点から6マス東へ進めば、回転床地獄から最短で脱出できる。
★グレーターデーモンが初登場!
この階から、ウィザードリィシリーズで有名なグレーターデーモンが登場する。
この階での出現確率はかなり低いが、熟練のパーティでも苦戦することがある危険なモンスターなので、もしもレベル10台で遭遇したら迷わず逃げよう。
★入ったら致命的な石の壁
この階から初登場の石の壁だが、入ったらパーティが全滅&ロストするという致命的な罠である。
しかしながら、宝箱のテレポーターの罠やマラーの呪文の座標間違い以外で入ってしまうことはないので、それ程恐れる必要は無い。
ちなみに、石の壁の中に入ってしまうと、以下の表示が出る。
このゲームは任意セーブなので、石の中に入ってロストしてしまっても、リセットして再ロードすればセーブした状態から始まるので、ロストを避けることが可能。
★アイテム収集は難しい
この階は、敵が強いということもあるが、部屋数自体が少ないので、アイテム収集には向かない構造になっている。
なので、アイテム収集はB9F以降か、B6~B7Fでやるといいだろう。
◆B9F MAP&攻略
最終フロアの一つ手前のフロア。
敵が強く、敵の強さに見合ったアイテムが出るが…。
★アイテム収集に最適!
B9Fだけあって、敵の強さは最終フロアに出る敵も登場する。
当然、グレーターデーモンやフラックも出る。
(超低確率でマイルフィックも出るが、こちらがLv20以下で遭遇したら逃げた方が良い。)
しかし、それに見合ったアイテムも宝箱から出るようになるので、カシナートの剣などの強力な武器や防具は、ここで収集する方がいいだろう。
もちろん、前提として、このフロアの敵に勝てるくらいの実力(ティルトウェイトを3~4発撃てるくらいのレベル)が必要だが。
ただし、究極の装備(村正、君主の聖衣、手裏剣)などは、B10Fの強敵からしかドロップしない。
★宝箱の罠「テレポーター」を恐れるな!
このフロアには、石の壁などの致命的な罠が一切ないので、テレポーターの罠にかかったとしても被害は無い。
このフロアの外側は、実は全て強制ワープゾーンになっていて、テレポーターの罠や戦闘中のマラーで飛ばされたとしても、結局はB1Fの東00北05の地点へ飛ばされるだけなので、全滅やロストすることはない。
★B10Fへの行き方
B9FからB10Fへ行く方法は、エレベーターからすぐ近くにある西側の玄室の北角のシュート(東08北02)から落ちることで行ける。
リルガミンの城から迷宮に入ってすぐにB10Fへ行きたい場合は、マラーの呪文を使って、このシュートに座標を合わせると良い。
具体的には、東8、北2、下8 の座標へマラーで飛べばシュートの場所に行くので、自動的にB10Fに行ける。
◆B10F MAP&攻略
最終フロア!石の壁に注意!!
ちなみに、B10Fでは友好的なモンスターは存在しない。
★マメなセーブを!
このフロアの敵は非常に強力な奴が多く、不意打ちで一撃で首を刎ねられたり、エナジードレインを食らったりする場合も多くある。
なので、最低でも以下の二つの状況になったらセーブした方が良い。
- 各玄室の扉の前
- 無事に戦闘終了した後
(ドレインを受けたり死者を出さずに終了)
PS版のリルガミンサーガはセーブに時間がかかるので少々面倒だが、これくらいの頻度でセーブしないと酷い目に遭うことも多々あるので、用心に越したことは無い。
★スタート地点から一瞬で城に帰れる
このフロアに来ると、スタート地点は東00北00になる。
スタート地点のすぐ右のマス(東01北00)は、城への強制ワープになっているので、帰ろうと思えば一瞬で帰れる。
また、上のマップを見れば一目瞭然だが、各部屋にはスタート地点に戻れるワープゾーンがあるので、ワードナの部屋の一つ前の玄室までなら、容易にスタート地点に引き返すことが可能。
★ワードナの玄室までは一本道
ワードナの玄室までは一本道であり、使うワープゾーンを間違えなければ、自動的にワードナの部屋までたどり着ける。
(上のマップを見れば間違えることは無い。)
ちなみに、スタート地点のメッセージで見られる文章の中に、
「コントラ デクストラ アベニュー」
というフレーズがあるが、これを直訳すると「武器を持つ手の反対側の道」という意味になる。
人間は右利きの人が多いので、武器を持つ手は右手。
右手の反対側は左手。
つまり、「左側に沿って道を進め」ということ。
上のマップを確認すると、確かに左側の壁沿いに行くと、4番目の玄室以外の部屋全部が次の部屋へのワープゾーンに入れるようになっている。
★テレポーターの罠は致命的!
B10Fは大部分が石の壁になっているため、テレポーターの罠にかかると、高確率で石の中に飛び込んでしまう。
なので、宝箱のテレポーターの罠にかかってしまったら、即リセットした方がいい。
リセットすることによって、ラテュマピックやマポーフィックの効果が消えてしまうが、全員ロストになるよりも遥かにマシである。
★マラーの呪文の使用制限
B10Fでは、マラーの呪文の使用制限がある。
内容は以下のとおり。
- キャンプ中で同じB10F内へのワープ:×
- 他の階からB10Fへ直接ワープ:×
- B10Fから他の階へワープ:〇
- 戦闘中のマラーの使用:〇
◆ワードナ戦 攻略
ラスボスのワードナの出現時の編成は以下のとおり。
- ワードナ×1
- ヴァンパイアロード×1
- ヴァンパイア×1~数体
★ワードナとヴァンパイアロードのスペック
ワードナ
Lv10 HP:30~120 AC:-7 使用呪文:全部
タイプ:魔術師系
通常攻撃ダメージ:最大40×2(2回攻撃)
特殊攻撃:毒・麻痺・石化・ドレイン4Lv・クリティカル
HP回復:1ターンにつき5ポイント
特殊防御:呪文無効化率70% 耐性:火冷毒死60%
ヴァンパイアロード
Lv20 HP:30~120 AC:-7 使用呪文:魔術師Lv6
タイプ:不死系
通常攻撃ダメージ:最大4(1回攻撃)
特殊攻撃:麻痺・ドレイン4Lv
HP回復:1ターンにつき4ポイント
特殊防御:呪文無効化率0% 耐性:死100%
★具体的な攻略法
1ターン目
前衛:ワードナに集中攻撃
魔術師or高レベル司教:ヴァンパイアロードにジルワン。
僧侶
ヴァンパイアがいる場合→ヴァンパイアの呪いを解く。
ヴァンパイアがいない場合→バマツの呪文でACを下げる。
司教(2人目以降)
ヴァンパイアがいる場合→呪いを解く。
ヴァンパイアがいない場合→バマツの呪文でACを下げる。
司教が高レベルなら、ティルトウェイトを使う。
シーフ:ワードナに奇襲攻撃
2ターン目以降
前衛:ワードナに集中攻撃
魔術師or高レベル司教:ティルトウェイトを使う。
僧侶:バマツの呪文でACを下げる。
大ダメージを受けているキャラが受けている場合はマディで回復。
高レベル司教(2人目以降)
バマツの呪文でACを下げる。
大ダメージを受けているキャラが受けている場合はマディで回復。
あるいはティルトウェイトを使う。
シーフ:ワードナに奇襲攻撃
以上。
パーティの平均レベルが25以上になっていれば、大体1~2ターンで倒せる。
ただし、前衛のACを十分に上げておかないと、ワードナやヴァンパイアロードのエナジードレイン4レベルを受けてしまう可能性があるので注意。
エナジードレインを受けたら、即リセットで!
見事倒せたら、クリアアイテムの「ワードナの護符」を入手できる。
ワードナの護符には、回復+5の効果があり、さらに道具としてマラーの呪文が無制限に使える。
なので、ワードナに勝った後に呪文の使用回数が無くなっていても、ワードナの護符を使えばマラーの呪文で帰れるというワケである。
後は城に持ち帰ればエンディングが流れ、護符を持ち帰ったパーティ全員に以下のものが与えられる。
- 称号( > )
- EP(経験値)+50000
- GP(ゴールド)+50000
称号は1キャラにつき1度しかもらえないが、EPとGPは護符を持ち帰れば何度でももらえる。
個人の感想だが、エンディングがかなり簡素なのが残念に思う…。
◆クリア後のやること
クリア後にやることのまとめです。
★アイテム収集
アイテム博物館のリストをコンプリートするためと、パーティ全員を最強にするために行う。
★他のキャラの育成
他のキャラを育ててクリアの称号を得る。
異なる性格や職業のキャラを育てるのは案外楽しい。
★モンスター博物館のリストコンプ
登場するモンスターの種類は意外と多く、普通にプレイしただけではコンプできないことがほとんど。
特に、出現率が非常に低いモンスターもいる。
(例:マイルフィックなど)
前述のアイテム収集や他のキャラの育成を繰り返すことで、ようやく達成できる。
◆【付録1】職業別最強装備表
最強装備を職業別に表にしました。
(ワードナの護符は最強装備の一つですが、クリアアイテムなので除外。)
参考までにどうぞ。
戦士 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | カシナートの剣 | カシナートの剣 | 悪の剣 |
鎧 | プレートメイル+2 | プレートメイル+2 | 悪の鎧+3 |
盾 | シールド+3 | シールド+3 | シールド+3 |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | 悪の兜+2 |
籠手 | 銀の小手 | 銀の小手 | 銀の小手 |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
プレートメイル+2は、ブレストプレート+3でもACは変わらないので、どちらでもOK。
マラーの冠(AC-2)は全ての職業で装備でき、しかも1度だけマラーが使えるので最強扱い。
単純にAC-2でいいのなら、兜+1がある。
悪の戦士は悪の兜+2(AC-3)が最強となる。
盗賊 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | ショートソード+2 | ショートソード+2 | ショートソード+2 |
鎧 | レザーアーマー+2 | レザーアーマー+2 | レザーアーマー+2 |
盾 | シールド+3 | シールド+3 | シールド+3 |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | マラーの冠 |
籠手 | なし | なし | なし |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
盗賊は小手を装備できないので、前衛として使うのは心もとない。
やはり後衛に配置するのが良いだろう。
侍 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | 村正 | 村正 | 村正 |
鎧 | プレートメイル+2 | プレートメイル+2 | 悪の鎧+3 |
盾 | シールド+3 | シールド+3 | シールド+3 |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | 悪の兜+2 |
籠手 | 銀の小手 | 銀の小手 | 銀の小手 |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
村正はWIZシリーズ最強の武器。侍の代名詞。
プレートメイル+2は、ブレストプレート+3でもACは変わらないので、どちらでもOK。
悪の侍は悪の兜+2(AC-3)が最強となる。
君主 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | カシナートの剣 | カシナートの剣 | カシナートの剣 |
鎧 | 君主の聖衣 | 君主の聖衣 | 君主の聖衣 |
盾 | シールド+3 | シールド+3 | シールド+3 |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | 悪の兜+2 |
籠手 | 銀の小手 | 銀の小手 | 銀の小手 |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
村正を持つ侍は最強の攻撃力を持つが、君主は君主の聖衣で獣系・不死系・悪魔系に倍打撃を与えられ、しかもクリティカルヒットと回復+1効果まであるので、これら3種の敵に対してはロードの方がダメージが上になる。
悪の君主は悪の兜+2(AC-3)が最強となる。
忍者 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | (手裏剣) | (手裏剣) | (手裏剣) |
鎧 | (プレートメイル+2) | (プレートメイル+2) | (悪の鎧+3) |
盾 | (シールド+3) | (シールド+3) | (シールド+3) |
兜 | (マラーの冠) | (マラーの冠) | (悪の兜+2) |
籠手 | (銀の小手) | (銀の小手) | (銀の小手) |
その他 | (回復の指輪) | (回復の指輪) | (回復の指輪) |
忍者は無装備状態が一番いいが、一応最強装備を記載。(笑)
ベストな状態は、手裏剣と君主の聖衣を装備せずに所持した状態。
手裏剣は、持っているだけで毒とドレインを防ぎ、君主の聖衣は、回復+1などを付与してくれる。
ちなみに、善と中立の忍者が手裏剣を装備すると、呪われてクリティカルヒットが出なくなるので注意。
司教 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | メイス+2 | メイス+2 | メイス+2 |
鎧 | レザーアーマー+2 | レザーアーマー+2 | レザーアーマー+2 |
盾 | スモールシールド | スモールシールド | スモールシールド |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | マラーの冠 |
籠手 | なし | なし | なし |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
後衛専門で、鑑定とアイテム持ちがメインのビショップは、装備無しでもOKだが一応記載。(笑)
力のメイスよりも復活の杖の方がダメージが大きいが、盾を装備できなくなるデメリットがある。
まあ、ビショップを前に出すことはほぼないが…。
僧侶 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | メイス+2 | メイス+2 | メイス+2 |
鎧 | プレートメイル+2 | プレートメイル+2 | 悪の鎧+3 |
盾 | シールド+3 | シールド+3 | シールド+3 |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | マラーの冠 |
籠手 | なし | なし | なし |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
序盤では前衛として戦うこともある僧侶だが、中盤以降は転職して侍・ロードかビショップになった方が有利になる。
また、プレートメイル+2を装備できる点は評価したいが、そもそも僧侶は籠手が装備できないので、前衛としては心もとない。
なので、結局は侍・君主・司教のいずれかに転職するしか道は無い。
プレートメイル+2は、ブレストプレート+3でもACは変わらないので、どちらでもOK。
魔術師 | |||
性格 | 善 | 中立 | 悪 |
武器 | 杖+2 | 杖+2 | 杖+2 |
鎧 | ローブ | ローブ | ローブ |
盾 | なし | なし | なし |
兜 | マラーの冠 | マラーの冠 | マラーの冠 |
籠手 | なし | なし | なし |
その他 | 回復の指輪 | 回復の指輪 | 回復の指輪 |
後衛の中の後衛だが、ビショップと同様に前に出ることが無いので、現実的には無装備のままで鑑定済みのアイテムの持ち役になる。
そして、時期が来たらビショップに転職するのがベスト。
◆【付録2】最強装備解説
最強装備の一部を解説します。
★カシナートの剣
伝説の名工カシナートの手による剣。
基本ダメージが10~12と振り幅が狭いので、安定したダメージを出せる。
最大ダメージでは村正や手裏剣には及ばないが、君主の聖衣を装備したロードなら、対等に近いダメージを出せるようになる。
刃そのものが回転して、敵の装甲や硬い鱗などを貫いてしまうという裏設定があるらしい。
★村正
言わずと知れた侍最強の武器。
基本ダメージが10~50と振り幅が大きいものの、最大ダメージが最も高い。
ちなみに、SP(スペシャルパワー)を開放すると、力が+1される。
(SPの代償として、50%の確率で壊れる。)
モチーフは、実在した日本刀の「村正」。
村正は、代々徳川家に仇をなした刀とされており、徳川家康の祖父・実父・正妻&長男の死に関わり、仇敵(真田幸村)の帯刀も村正だったことから忌み嫌われ、妖刀と呼ばれるようになった。
★手裏剣
忍者専用の武器。
基本ダメージが11~15とカシナートの剣よりも高い。
それ以上に、手裏剣には以下の効果がある。
- 持っているだけで毒とドレインを無効化する。
- 持っているだけでクリティカルヒット能力を有する。
- SPを開放すると、最大HPが+1される。
(代償として、50%の確率で壊れる。)
つまり手裏剣は、武器というより、持ち物として最強である。
ただし、善と中立の忍者が装備すると呪われてクリティカルヒットが出なくなるので注意。
★君主の聖衣
君主専用の鎧。
鎧でありながらも攻撃的な側面持ち、以下のような能力がある。
- 獣人系・不死系・悪魔系の敵に2倍打撃の性能を付与。
(装備している場合に限る) - 持っているだけでクリティカルヒットが出せる。
- 持っているだけで回復+1が付く。
- 持っているだけで神話系(ゴーゴンなど)、竜系の敵の攻撃を緩和する。
- SPを開放すると、パーティ全員のHPが全回復する。
(代償として、50%の確率で壊れる。)
手裏剣同様、君主の聖衣は持ち物としても最強である。
★ワードナの護符
クリアアイテム。
ワードナが所持していた護符だが、実はリルガミンから盗まれた物である。
非常に強力なアイテムであり、呪物でもある。
性能は以下のとおり。
- 持っているだけで回復+5。
- 持っているだけで全種類の敵からの攻撃緩和。
- 持っているだけで、あらゆる属性・状態異常・ドレイン・クリティカルヒットを無効化。
- 道具として使うと呪文「マラー」の効果。
(使用回数制限なし。) - SPを開放するとパーティ全員のHPが全回復する。
(しかも壊れない!) - 装備すると呪われるが、外せないだけで他のペナルティは一切ない。
以上のことから、これを所持したままB10Fを何度も徘徊して、経験値やアイテムを稼ぐ強者もいる。
もちろん、パーティの誰かが護符を持ったままだと、ワードナは出てこないが…。