Google(グーグル)で検索する
という意味。
ネーミングの由来には二つの説がある。
一つは、世界的に有名な検索エンジン名の「グーグル」を「グーグる」という動詞形にし、それが縮まって、今の“ググる”となった説。
もう一つは、ネットで検索する際はグーグルを使うのが当たり前になっているので、「検索する」という言葉自体にグーグルという文字をイメージとして重ね、「ググる」になった説。
どちらも、グーグルの動詞化には違いないが、
言葉の発想元が、
- “グーグル”
か、
- “検索する”
かの、明確な違いがある。
・ググるの主な用法
巨大掲示板やSNS、オンラインゲームなどで分からないことを質問した際に、
「ググれよ」
や、
「ggrks(ググれカス)」
という、そっけない返事が来ることがある。
質問の内容に対し、説明や教えること自体が面倒な時に、こういう答えが返ってくる。
あるいは、グーグルで検索した方が素早く明確で分かりやすい場合も、こんな返事が来る。
「あれこれ質問する前に、分からなかったらグーグルで検索した方が早い。」
という相手からのアドバイスと捉えると理解しやすいだろう。
・便利だが弊害もある
グーグルは非常に大きなデータベースで、様々なジャンルの様々な言葉が網羅されている。
よって、下手に他人に訊くよりも、ググった方が遥かに早く情報を得られるのだ。
ただし、弊害もある。
検索エンジンに表示された結果が、必ずしも正しい情報とは限らないということ。
それは、サイトの製作者、あるいは記事の執筆者が間違った情報をそのまま掲載しているケースもあるからだ。
間違った情報が載っている顕著な例は、芸能人の個人情報。
マスコミや芸能事務所側の意向で、該当する芸能人の誤った個人情報をニュースサイト、ブログ、Wikipediaなどに掲載して情報操作をするのが主な手法。
特に、女性芸能人の年齢詐称や、男性芸能人の身長詐称に関しては、“当たり前”のように行われている。
芸能人にとって不利益となる情報を意図的に掲載しないのは、嘘ではないのでOKだが、間違った情報を“事実”として載せるのは、情報化社会のモラルハザードと言えよう。
もちろん、そのことに関しては、Google側には一切責任は無い。
グーグルは、検索エンジンに入力されたキーワードを元に、情報が載ったサイトを検索結果として単に表示しているだけだからだ。
検索エンジン「Google」は非常に便利なもの。
だが、ググる本人にも、
情報が正しいかどうかを見極める“判断力”が必要
だと言える。
・検索しない方がいい場合もある
情報自体に嘘は無いのだが、ググることによって、
心理的、精神的にダメージを受けてしまう
という場合もある。
Youtube、ニコ動、5chでも有名な、
- ググってはいけないワード
の類だ。
そのワードを“ググる”ことによって、社会通念上、非常に不愉快な内容を掲載したサイトを発見できてしまうからだ。
検索結果だけを観るなら、多分、なんてことはないだろうが、そのサイトを閲覧してしまうと・・・
後悔するのは閲覧者。
もちろん、そういう類のモノを観ても平気な人もいるだろうが、大半の人は不快な思いをするのは確か。
精神衛生上、やめておくのが無難である。