離婚の約束をする
という、そのまんまの意味である。
「婚約の反対の意味の言葉」として作られた造語。
具体的には、
- 「一定期間後に離婚する」
という約束を夫婦間で交す
というもの。
- 期間は大体数年。
- 離婚のための経済的準備。(貯蓄など)
- 離婚後の転居先。
- 子供の転校について。
などの取り決めが、同居のままでなされる。
- 夫(妻)としては全然ダメだが、
赤の他人として見るなら少しはマシ。
という、完全に嫌っているわけではないが、夫婦関係を続ける程のものではない状態になっている場合、離婚約という選択肢もありだと言える。
ちなみに、離婚約という言葉の提唱者(?)は、2017年当時に活動していたお笑いトリオ「インスタントジョンソン」のメンバーの1人、“じゃい”という人物。
2017年5月15日に、じゃい氏の公式ブログで、じゃい氏が当時の妻と離婚約中である旨を明かしたことから、“離婚約”という言葉が世間に広まることになった。
また、2017年10月24日放送の情報番組「ミヤネ屋」において、離婚約について大きく報道されたため、当時の検索キーワードランキングで“離婚約”が上位に食い込んだ。
離婚約という言葉を使わずとも、過去に離婚約と同じようなことをして別れた夫婦も一般的に少なからずいる模様。
なお、夫婦で離婚時の諸条件を決めて書面化する離婚協議書というものがあるが、
これは、
- 万が一、離婚になった時のための
夫婦間の取り決め
であって、離婚前提で行う離婚約とは根本的に違うということを理解する必要がある。
・離婚約のメリット
- お互いに離婚後の生活のための準備ができる。
- 女性は経済的自立が可能になる。
- 男性は家事等の生活力が身につけられる。
- お互いに反省することができる。
- 離婚約中に改心すれば、離婚せずにやり直せる可能性がある。
しかし、離婚約までする夫婦の場合、大抵は、パートナーとしては三行半の状態であり、やり直せずにそのまま離婚になるケースが大半である。
・離婚約のデメリット
- 相手が開き直るようになり、
人間関係そのものが更に悪化する。 - 財産を隠される。
- 子供が手なづけられて、
相手に連れていかれる。 - 不倫が始まってしまう。
など。
「どうせ離婚するんだから、好きにさせてもらおう」
「別れるとわかってるやつに優しくできるか。」
などということになってしまうケースも十分にあり得るので、離婚約をする時は要注意である。