遅刻した理由を証明するための書類
のこと。
「私が遅刻した理由は、交通機関の遅延が理由です。」
ということを、物理的に証明するための書類である。
台風などの天候、地震などの自然災害の影響で、各交通機関が一時的にストップすることがある。
その時、各交通機関のダイヤに大幅な遅延が発生し、通勤・通学などに大きな影響を与える。
遅延証明書は、そういった場合に、各交通機関で発行される。
・遅延証明書はどこでもらえる?
遅延証明書は、各鉄道の駅やバス会社の店舗などで発行してもらえる。
また、各交通機関の公式サイト内に表示された遅延証明書を印刷することで入手することもできる。
JRの遅延証明書(2021年 公式サイト内)↓
スマホの場合は、サイト内の遅延証明書をスクリーンショットで撮影することで利用可能だが、画像表示された遅延証明書が職場で認められるかどうかは職場次第である。
・遅延証明書が有効なケース
正社員など、月給制または年俸制で働く社員の場合は、遅延証明書が有効であり、減給の対象にはならなくなる。
また、遅刻の理由が正当であることを証明できるため、勤務評価にも影響を与えることは無い。
・遅延証明書が無効(無意味)なケース
・時給制の労働者
時給制で働く労働者は、遅延証明書をもらってきたとしても減給の対象となる。
遅刻の理由は正当であっても、遅れた分働いていないという点は同じなので、結果的に遅れた分の時給は支払われることはない。
まあ、遅延証明書によって正当な遅刻の理由が証明されるため、勤務評価に悪影響を与えることはないが、遅れた分給料が減ってしまうのは、時給制の宿命的なデメリットである。
・自動車または自転車の通勤通学の遅刻
公共交通機関を利用していないので、遅延証明書の利用自体が無意味。
完全に虚偽の申告となるので無効。
・偽の遅延証明書
昔は、遅延証明書をコピーして偽造し、悪用していたケースがあった。
現在は、遅延証明書に透かし等が入った専用の用紙が使用されているため、偽造することが困難になっている。
関連項目
なし