77歳(の祝い)
という意味。
喜寿という言葉に、
七十七歳という年齢と、
それをめでたいとするお祝いの意味もこもっている。
ここで言う77歳とは、数え年の77歳のこと。
誕生日が来ておらず、満76歳であっても、77歳になる年になった時点で喜寿の77歳となる。
まあ、誕生日の祝い事は結局、
その人の誕生日に行われることがほとんど。
なので、現状では差はないと言える。
・喜寿の由来
喜寿がなぜ77歳なのか?
その由来は、“喜”という漢字にある。
“喜”という漢字の草書体は、
字にすると以下の画像のような感じになる。
パッと見ると、七七七といった感じに見える。
しかし、左下の文字は七ではなく、むしろ漢字の“十”に近い。
この“十”に近い文字の下の部分が草書体では右上に向かって跳ねており、それが右の文字の七に繋がる感じになる。
それこそが、喜の草書体。
それが“七十七”という漢数字に見えるので、喜=77という意味で使われるようになり、それが喜寿として広まった。
以上が、喜寿の由来である。
・喜寿のイメージカラー
喜寿には、実は色が設定されている。
いわゆる、イメージカラー。
喜寿のイメージカラーは紫。
よって、喜寿の祝い事をする際には、紫色のモノをプレゼントするのがマナー。
紫色のプレゼント・・・
私がイメージするものは、ブドウ、風呂敷、紫陽花、和菓子(シソの葉)、ストール、ブルーベリージャム・・・
ブドウや和菓子などの食べ物は77歳のご高齢の方には喜ばれそうだが、他のはTPOと贈る人を選ぶ必要がある。(笑)
・喜寿以外の年齢を表す熟語一覧
還暦(かんれき) 60歳 色:赤
干支十二支と十干(じっかん)が60年で1週し、還ってくるから。
緑寿(ろくじゅ) 66歳 色:緑
日本百貨店協会が提唱した、新しい年齢のお祝いの言葉。
環境をイメージしている。
古希(こき) 70歳 色:赤 紫
古代中国の詩人・杜甫の詩の一文、
「人生七十古来稀」が由来。
傘寿(さんじゅ) 80歳 色:紫
傘の略字を分解すると八と十になるから。
半寿(はんじゅ) 81歳 色:金 茶
半の字を分解すると八と十と一になるから。
別名、盤寿(ばんじゅ)。
米寿(べいじゅ) 88歳 色:赤 金 茶
米の字を分解すると八と十と八になるから。
卒寿(そつじゅ) 90歳 色:紫
卒の略字“卆”を分解すると九と十になるから。
白寿(はくじゅ) 99歳 色:白
99は100-1なので、
百の漢字から上の一画を引くと、“白”の字になるところから。
茶寿(ちゃじゅ) 108歳 色:なし
茶の字を分解すると、くさかんむりと八と十と八に分けられる。
くさかんむりは、十の字を二つ横に並べた感じに似ているので20。
八十八はそのまま88。
よって、20+88=108。
皇寿(こうじゅ) 111歳 色:なし
皇の字を分解すると、白と王に分けられる。
白は白寿の白で99、王は十と二で12。
よって、99+12=111。
別名、川寿(せんじゅ)とも呼ぶ。