穴が原因でキャンセルになる
こと。
略して“ 穴キャン ”。
この言葉は、2022年10月12日に東京ディズニーランド(TDL)で行われる予定だったパレード公演が、パレードのルート上で行われた工事の穴が原因で急遽中止(キャンセル)となったことから、同日、SNSのTwitter(ツイッター)上で“ 穴キャン ”という言葉がトレンド入りした。
他にも、「パレード中止」「パレードルート」といったパレード関連の言葉もトレンド入りした。
ちなみに、穴キャンの類似の言葉に、雨キャン(雨でキャンセル) 風キャン(台風でキャンセル) 熱キャン(猛暑日や酷暑日による熱中症対策でキャンセル)がある。
これらの言葉は、TDLに限らず、野外で行われる公演やイベントが、天候や気温が理由で中止(キャンセル)になった時に使われる言葉である。
しかし、工事で空いた穴が理由の「穴キャン」のケースは、大規模なテーマパークでは珍しいといえよう。
・穴とは？
パレード中止の原因となった穴とは、元々予定していた配管工事を実施する中で掘削の作業が必要だったために出来た穴のこと。
TDR(東京ディズニーリゾート)を運営する(株)オリエンタルランドの広報によると、配管工事の位置は、パレードで通るルート上にあったため、工事に必要だった掘削作業の結果として穴が開くことになった。
その穴の上に、安全上で問題のない鉄板を被せてパレードを行う予定だったが、鉄板のサイズの仕様が合わず、想定以上の段差ができてしまったため、安全上の理由でパレード公演を中止にしたとのこと。
穴がある個所は、対策が施されるまでは仮囲いを設置することで対応された。
ちなみに、当日に中止になったパレードは以下の4つ。
- ドリーミング・アップ！
- 東京ディズニランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ
- スプーキー“Boo!”パレード
- ザ・ヴィランズ・ロッキン・ハロウィーン
パレード中止の発表が前日ではなく、12日の当日の開園時であったため、
「パレード中止を知っていたら行かなかった。返金してほしい。」
「事前に告知して欲しかった。」
などといった不満の声が、来場者の一部から出ていた模様。
関連項目
雨キャン 風キャン 熱キャン
