「○い つもりで ×い のが■■」
というフレーズの10の集まり
のこと。
例えば、
高いつもりで低いのが教養
など。
前述の“○い”と“×い”は程度を表す言葉で、例えのとおり対義語になっており、最後の名詞■■にかかることで、
「実際は、意外と違うぞ」
という深い教訓を表すフレーズになっている。
そのことから、つもり十訓は別名で、
つもり違い十訓(十ヶ条)
とも言う。
具体的には、以下の十訓が有名どころである。
- 高いつもりで 低いのが 教養
- 低いつもりで 高いのが 気位
- 深いつもりで 浅いのが 知識
- 浅いつもりで 深いのが 欲
- 厚いつもりで 薄いのが 人情
- 薄いつもりで 厚いのが 面の皮
- 強いつもりで 弱いのが 根性
- 弱いつもりで 強いのが 我
- 多いつもりで 少ないのが 分別
- 少ないつもりで 多いのが 無駄
誰が言い出したのか定かではないが、人の性質をよく見抜いていると思う。(笑)
これらの十訓を読むことで、
自分自身に当てはまるところはないか、
よく考えてみるといいだろう。(笑)
・派生して生まれた十訓、十ヶ条
つもり十訓があまりに素晴らしいことから、真似て作り出した十訓や十ヶ条が多く存在する。
中でも、福寿園のつもり十訓のうち、
以下の三訓は秀逸である。
- 儲けるつもりで 損するのが 商売
- 飾るつもりで 剥げるのが 嘘
- 隠すつもりで 顕れるのが 悪事
胡散臭い人間は、
大体、以上の三訓に当てはまっている。
つもり十訓・・・
なかなか侮れない存在である。