アパホテル(株)が運営する
都市型のホテル
のこと。
アパとは、Always Pleasant Amenity(いつも嬉しい快適さ)の頭文字から来ている。
具体的には、
- 都心部に多く存在している
- 予約しやすい
- 宿泊料金が他のホテルと比べて低価格
- アメニティが充実している
- ポイントを貯めて流用できる
など、利用客にとっては、かなり利便性が高いホテルである。
店舗は全国的に存在するが、
2010年代後半では、東京23区内が最も店舗が多かった。
都心部でありながら、低料金で快適に宿泊できるので、普通に観光などで都心に来ている人はもちろんのこと、ビジネスマンの利用客も多い。
・名前がネットで多数検索された理由
2020年4月6日、アパホテル側は、医療崩壊の防止目的で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の無症状感染者や軽症者を受け入れると発表した。
受け入れは1棟単位で行い、他の宿泊客がいる場合や予約が入っている状態のホテルで、一般客と患者を同時に受け入れることはないとのことだった。
この発表によって、アパホテルという検索キーワードランキングが一時的に急上昇した。
アパホテルという名称は、過去の事例で有名になっていたため、ユーザーが検索しやすいキーワードになっていたことが伺えた。
◆過去の検索数大上昇の理由
2016年までは、アパホテルという名前自体は、それ程有名ではなかった。
しかし、2017年1月中旬頃に、
当時の俳優の袴田吉彦氏の不倫が発覚。
不倫相手とアパホテルで密会していたことが不倫相手の女性からマスコミに暴露されたため、アパホテルの名前が当時の検索エンジンのキーワードで急浮上した。
また、中国の某事件について否定的に書かれた本が、アパホテル内に公然と置かれている件で、アパホテル側は、以前から中国サイドとトラブルになっていた。
そんな中、2017年1月下旬頃、
アパホテルの会長が
- 「中国人の予約は受けない」
と発言した。
などという誤報が海外のマスコミから流れたため、ネット上では大炎上。
中国ではアパホテルへのボイコット運動が起こり、中国政府の国家観光局が、海外旅行の代理店などにアパホテルとの協力を完全中止する要請を出す事態にまで発展した。
それ故、余計にアパホテルというキーワードが検索され、キーワードランキングが急上昇する結果に拍車をかけた。
アパホテル自体は全く問題ない施設で、快適なサービスを提供してくれるホテルだが、一連の騒動の影響で、当時の評判に影が差したことは否めない。
関連項目