ピコ太郎という人物が作った
Pen-Pineapple-Apple-Pen
という歌(のイニシャル)
のこと。
カタカナ表記だと、
「ペンパイナッポーアッポーペン」
となる。
ピコ太郎とは、当時の日本のお笑いタレント、古坂大魔王(こさかだいまおう)が演じる、シンガーソングライターのキャラクター名。
古坂氏は、ピコ太郎に扮してPPAPを歌い、それを撮影した動画をYoutubeにアップしていた。
その動画が、たまたまカナダのポップミュージシャンのジャスティン・ビーバーの目にとまり、当時の世界的大ブレイクのキッカケになったというワケである。
◆大ブレイクした経緯
2016年11月初旬に、カナダのポップミュージシャンのジャスティン・ビーバーがツイッターで、この歌のYoutube動画を紹介した。
ジャスティン・ビーバーのツイッターのフォロワー数は、当時では約8千万人。
故に、彼のツイート一つで、ものすごい数の人に知れ渡ったというワケだ。
それが切っ掛けとなり、PPAPの存在が世界中に知れ渡り、日本でも爆発的に流行した。
世界中でPPAPの真似をした動画が次々と撮影され、YouTubeを中心とした各ネット動画サイトにアップされたことも、大ブレイクに拍車をかけた。
これによって、PPAPは空前の世界的大ブレイクとなり、当時のピコ太郎の名は世界的に知れ渡った。
◆日本の伝統芸能とのコラボ
PPAPを真似た動画作品は多々あったが、中でも、PPAPを真似たPNSP(Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)は、国立劇場版PPAPとも呼ばれ、日本の伝統芸能とのコラボ作品として、当時話題になった。
PNSPでは、アップルの代わりに、三方と塗り三方を使った。
PNSPは、日本の伝統芸能である三味線演奏とPPAPの初コラボであった。
歌ったのは、かの有名な長唄佐門会の杵屋佐喜氏。
しかも、国立劇場での演奏という力の入れようで、劇場のマスコットであるくろごちゃんが三方を使ってパフォーマンスしたという驚きの内容だった。