タックスヘイブン(Tax Haven)をわかりやすく言うと、
税金が非常に低い(または無い)国や地域
のこと。
タックスヘイブンを日本語に訳すと租税回避地となる。
その国や地域を利用して事業を始めれば、他の国で行うよりも税金が低い分、得することになる。
言い換えれば、
税金を免れる(低く済ませる)ことができる
とも言うことができる。
そういった面があることから、タックスヘイブン(租税回避地)という名称がついている。
故に、大企業や資産家が税金対策として、そういった国や地域を利用することがある。
パナマ文書の件で有名になった、オフショア金融センターは、そういったタックスヘイブンと呼ばれる国や地域に存在する。
タックスヘイブンでは、
法人税や所得税がゼロまたは極めて低い。
また、法人設立手続きがカンタンにできるので、書類だけの会社をタックスヘイブン内に作り、そこに資金を置いたり、そこに設立された投資会社に投資することで、意図的に税金を逃れることが可能になる。
パナマ文書によると、タックスヘイブンに隠された資産は1700兆円を超えるとみられている。
主なタックスヘイブンは以下のとおり
- パナマ
- バージン諸島
- 英領ケイマン諸島
- セーシェル(東アフリカ インド洋沖)
- ニウエ(ニュージーランドの自由連合)
- 英領バージン諸島
- シンガポール
- キプロス
- バハマ
- 香港
- ドバイ
- リヒテンシュタイン
- モナコ
関連項目