地面師とは何なのかわかりやすく解説

地面師(じめんし)をわかりやすく言うと、

他人の土地を「自分の土地」だと
嘘をついて利用

お金をだまし取ったりする詐欺師

のこと。

土地専門に詐欺を行う犯罪者である。

犯罪の具体例として、

  • 土地の権利に関する文書の偽造
    (登記の移転・書き換えなど)
  • 土地の無断売買
    (手付金をだまし取る)
  • 他人の土地を借金の担保にする

などがあり、個人ではなく集団で詐欺を行うことが多い。

それ故に、犯罪の手口は巧妙で多岐に渡っている。

かつては、バブル時代(1990年前後)に、地面師による土地売買に関する詐欺事件が多発していた。

バブル崩壊後は鳴りを潜めていたが、2010年代後半に、再び地面師による巨額詐欺事件が発生し、大きな話題を呼んだ。

大手不動産業の積水ハウスが、地面師たち詐欺グループによって63億円もの巨額な金を騙し取られたという事件が2017年6月に発生。
(実際に届けられた被害額面は55億5千万円)

翌年の2018年10月16日に犯人グループのメンバーが警視庁によって逮捕された。

大手の積水ハウスが地面師たちに騙されたというショッキングなニュースが報道されたため、地面師というキーワードが大手検索エンジンで検索された。

それによって、一時的ではあるが、地面師というキーワードがキーワードランキングの上位に上がったことがある。

被害者である積水ハウスには責任はないが、コーポレートガバナンス(企業統治)に問題があることも浮上した。

そのため、一時的ではあるが、当時の積水ハウスのネームバリューに暗い影を落としたことは否めない。

 

TOPへ戻る

索引し行へ戻る

サイトトップへ戻る