アウトブレイクとは何なのかわかりやすく解説

アウトブレイク(英: outbreak)をわかりやすく言うと、

大規模感染者集団発生

という意味の疫学用語である。
(他のアウトブレイクに関しては曖昧さ回避をご覧ください。)

基本的に、アウトブレイクという言葉が使われる対象は、悪疫(症状が命に関わるような酷い感染症)の突発的な大規模感染拡大時である。
(インフルエンザなどの一般的な病気の流行には使われない。)

日本では、アウトブレイクは、感染爆発(感染症)集団発生と表記されることもある。

また、病院内で発生した集団感染を、院内アウトブレイクという言い方をすることもあるが、これは独自の言い回しであって正しくない。
(実際には、病院内で発生した集団感染は、クラスターという表現の方が正しい。)

アウトブレイクの感染者数の規模は、クラスター(感染者集団)よりも遥かに多く、特定の地域のほぼ全域にまで、高い密度拡大している状態を指す。

具体的には、パンデミック(世界的規模の感染拡大)のひとつ手前の規模である。

アウトブレイクの定義は、

  • 一定の期間内(短期)で発生・拡大。
  • 特定の地域のほぼ全域で発生。
  • 予想以上に感染者が増える。

とされる。
これら3つの条件を満たすと、アウトブレイクとみなされる。


アメリカ合衆国(USA)では、アウトブレイクが発生したかどうかの調査を、CDC(Disease Control and Prevention アメリカ疾病予防管理センター)によって行う。

調査概要は以下のとおり。

  • アウトブレイクが発生していることの確認。対象の患者群について、平年と比べて時期が異常であるか、発生地域は異常であるか、など。
  • アウトブレイクにかかる病状の診断の確認。
  • 症例定義(case definition)を作成し、含まれるべき患者・症状を定義する。
  • 疫学特性(descriptive epidemiology)の設定。時期・場所・集団を記録する。
  • 仮説の案出。何が原因となっているのか。
  • 仮説の検討。情報の収集・分析を行う。
  • 仮説を修整し、さらなる研究を行う。
  • 状況を制御・改善するための対策を開発し、実行する。
  • 得られた成果をより広範囲に向けて発表する。

以上、Wikipedia より引用。


関連項目

クラスター

パンデミック

オーバーシュート

新型コロナウイルス(2019)


 

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