【あらすじ本舗】失恋保険~告らせ屋~ 8話

このページには、ドラマ「失恋保険~告らせ屋~ 8話」のあらすじが書かれています。
※ドラマの正式名称は「四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険〜告らせ屋〜」

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は
読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■失恋保険~告らせ屋~第8話あらすじ

case:8 悪霊が邪魔する最後の恋

今回「失恋保険」に加入したOL・北村真理(三津谷葉子)は、
交際するたびに不吉なことがおこり、
現在交際中の会社同僚・二ノ宮誠(山崎裕太)とも破局寸前。

過去のどんな恋もうまくいかなかった真理は、
まるで悪霊にとり憑かれているようだと訴えた。

母子家庭で育った真理の周りで起こったことが
書かれた文書を見て、ルーク(城田優)はこう言った。

「暴きに行こう、悪霊の正体を。」

二人は調査に出て、マル(福田沙紀)が依頼者の勤務先に弁当の売り子として潜伏。

そこで目撃したのは、
真理にストーカーのように付きまとう警備員だった。

彼こそ真理の恋愛を邪魔する悪霊、
とマルが睨んだこの警備員は真理の幼馴染みだった。

一方、恋人の誠は、限定品や幸運という言葉に弱い性格。

必要ないのに期間限定のドーナツを購入したり、
幸運という言葉を聞いて、
女性モノの口紅を買ったりしていた。

ルークは警官に化け、
ストーカー行為を調べている風に思わせると、
その警備員は、危機を感じたのか、
誰かとコンタクトをとって密会した。

その相手は、なんと真理の母親だった。

二人はグルで、真理の恋路を邪魔しようと
利害が一致していたのだ。

警備員は片思いから、母親は親心(?)から…。

謎が深まる中、真理の自宅から火の手が上がる!

その時、真理と母親は一緒に外に避難する。

実はルークが仕掛けた偽装の火事で、
消防士に化けた二人は真理の実家にカメラとマイクを仕掛ける。

火事が発炎筒を使った悪戯であったことを
真理と母親に告げ、去るルークたち。

母親は、なぜか化粧用の鏡台を持ち出していた。
非常時とはいえ、そんな母を不思議に思う真理だった。

家に戻ろうとした真理の携帯に、
失恋保険から経過報告を承るとのメールが入る。

BARクローバーに行った真理は、
バーテンに化けたルークから、ペンギンの話を聞かされる。

ペンギンは海に入る前に仲間の一匹をわざと海に落とし、
天敵がいないかどうかを確かめる。

それによって、種が守られるため、
自らに残虐性を感じないという。

人間は理性があり、自らの残虐性を自覚しながらも、
心の内に隠してしまうため、更に性質が悪いという。

それを繰り返すと、心がいっぱいになり、
想定外のねじれた形であふれ出てしまう。

仮に、押し出したペンギンを悪霊とすると、
押し出されたペンギンも悪霊になる可能性は十分にある。

それは、押し出されたペンギンにとっても
想定外のことだったんじゃないかと。

「ああ、私は呪われている…とね」

ルークの言葉に思い当たる節があるのかないのか…
自らの状況をいぶかしむ真理だった。

バーから帰宅すると、火事があったと聞いた誠がかけつけてくる。

嬉しくも大丈夫だという真理に、
誠は、自分の実家に行こうと誘う。

そして、幸運の口紅を真理にプレゼントしたのだった。

結婚をイメージできる言葉とプレゼントに、
迷わず肯く真理だったが、
その様子を真理の母が憎憎しく見ていた。

翌朝、プレゼントされた口紅をつけて出かけようとする真理は、
母にそれを止められた。

そこへ、誠が迎えに来る。
改めて自己紹介する誠に、母は帰れという。

その時、真理の携帯にメールが入る。

告白の時間です
今すぐプロポーズしてください

「こんな時に…」

と思いつつも、真理は誠に結婚してくださいと言う。

その言葉を聞いた母は憎しみに満ちた顔で、
結婚は絶対に許さないと言い放った!

あまりの拒絶の言葉に戸惑う誠だったが、
その時、近くのTV画面に、真理が母に暴力を振るう映像が映っていた。

そう、真理は無意識のうちに母に襲い掛かり、
暴力を振るうようになっていたのだ。

自身も覚えがなかった光景に驚愕する真理と誠。

母が語りだした。
真理が暴力を振るうようになったのは、
昔、自分が同窓会に出かけてから。

夫を亡くして、女を捨てて働かなければならなかった母は、
娘と二人きりで頑張って生きていこうと二人で誓い合っていた。

しかし、久しぶりの同窓会に母は浮かれていた。

化粧をしてオシャレをして、
まさに女として出かけていく母の姿を見た真理は、
自分だけが置いていかれてしまうと危惧し、
女に戻っていく母に無意識に暴力を振るうようになっていたのだ。

暴力を恐れた母は女に戻ることを諦めるも、
娘が年頃になって恋をし、
女として幸せになろうとすることに激しく嫉妬。

それで、今まで真理が付き合ってきた
すべての男とうまくいかなくなるように
裏工作していたのだった。

自分だけが犠牲になり、歳をとって老いていくのに、
その元凶の娘だけが女として幸せになるのは絶対に許せないと、母は言った。

その言葉に泣き崩れた真理は、
もう結婚は諦めるという。

しかし、そこで誠は、改めて真理にプロポーズした!

驚く真理に、誠はいう。

自分は10歳の時に母親が死んだため、
母がいない家庭で育ったという。
だから、母親がいる真理を羨ましいという。

誠は、自分を真理と真理の母の家族にしてくれと言った。
その言葉に、真理と母は涙を流して泣き崩れるのだった。

── 四つ葉神社地下。

なぜ、あの状況で誠がプロポーズしてきたのか?
不思議に思うマルに、ルークは説明する。

心理的リアクタンス。

行動の自由が制限されると、
制限から解放されようとする心理が働いて、
逆のことをしようとする。

結婚しようと言われて戸惑った誠だが、
それが状況的にダメになる事態に直面した誠は、
かえって、より結婚したくなったということ。

また、全然いらないものを限定だと言われる
とつい買ってしまう誠の性格もあってのことだったのだ。

そして、失恋保険の補償内容は、
「母からの独立資金1000万円」。

真理は、このまま母を自分に縛り付けていてはいけないと思ったのだろう。

 

失恋保険~告らせ屋~ 9話へ続く

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■感想と考察

今回の心理的リアクタンスに関しては、
なるほどと納得できるところがありました。

私も、期間限定という言葉に弱いですからね。

いらないものであっても、期間限定という言葉を聞くと、
①「今しか手に入らない」→②「もう手に入らない?!」
→③「買うなら今しかない」→④「じゃあ買ってやるぜ」

となってしまうんですよね。(^▽^;
②で心理的リアクタンスが働くわけですね。

なるほど、納得です…。(苦笑)

 

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■主な登場人物

・香月 歩(かづき あゆむ)29歳 城田優
本編の主人公。四つ葉神社の裏稼業「失恋保険」の調査員。
通称:ルーク
普段は、聖桜大学で動物生態学准教授として講義している。
恋愛心理の達人。貯血の理由は、妹のため。
ボンベイ型という2千万人に1人しかいない、
非常に稀な血液タイプであるため、肉親以外からの輸血はほぼ期待できない。
そのために貯血を繰り返していた。
妹の告白の成功を機に、ルーク自身も妹からの精神的な自立を果たしたようだ。

・丸山 円(まるやま まどか)20歳 福田沙紀
四つ葉神社で巫女のアルバイトをする女子大生。
通称:マル
“センスの良さ”を買われ、トラコに調査員としてスカウトされた。
加入者に対する恋愛工作実行係で、「失恋保険」を都市伝説的に宣伝する担当でもある。
恋愛に関しては現実的だが、初恋に関してはロマンを感じているようだ。
ルークと同じ大学の女子大生だったことが判明!

・戸倉英太郎(とくら えいたろう)40歳 古田新太
四つ葉神社の宮司で、ゲイ。裏稼業として営む「失恋保険」の元締め。
ルークとは、恋愛保険業を立ち上げる前からの知り合い。

 

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■このドラマの放送日

case:8 悪霊が邪魔する最後の恋

初回放送日:2011年5月26日

 


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