このページには、ドラマ「失恋保険～告らせ屋～ 4話」のあらすじが書かれています。
※ドラマの正式名称は「四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険〜告らせ屋〜」
ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は
読まない方がいいと思います。
それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。
■失恋保険～告らせ屋～第4話あらすじ
case:4 略奪愛 〜親友の元カレに告白〜
聖桜大学の動物生態学研究室で、女子学生から
「彼氏を親友にとられた」
と相談を受けるルーク(城田優)だったが、“専門外”としてあっさり拒否する。
女子学生は怒ってその場を去ってしまった。
「フィールドワークが重要なのは、動物生態学も恋愛も同じということか…」
そう、今回の「失恋保険」テーマは「親友と彼と自分との三角関係」。
四つ葉神社の地下室を訪れたのは………
……OL・石田さやか(村川絵梨) 。
彼女は親友の元カレで会社の同僚・川村祐真(田中幸太朗)に片想いしていた。
さやかの親友・森下朋子(岩佐真悠子)は、
さやかが2年前から祐真を思う気持ちを知りながら
祐真を横取りした挙げ句、交際した途端に彼を捨てたのだという。
専務の娘であることを利用し、我侭し放題の朋子は、社内でも有名。
しかも、さやかが今も祐真の事が好きだと知った朋子は「考えがある」と
意味深な事を言ってきたというのだ。
専務の娘である朋子の縁故で就職できたさやかは
朋子に逆らう事ができず、再び邪魔される事を心配する。
さやかのプロフィールを読んだルークは、
「覗きに行こう。“彼女達”の心の闇を…。」
調査に乗り出したルーク(城田優)とマル(福田沙紀)は、
さやかが朋子に祐真とヨリを戻すと宣言され、
朋子仕切りの合コンに出席する姿を目撃する。
祐真も同席の上、別の男を紹介されるさやか。
朋子は実家が蕎麦屋のさやかのために
実家がうどん屋の男性を紹介。
朋子は運命の２人だと勝手に盛り上がるが、さやかは困惑の表情を浮かべる。
その男性は、“いい人”かもしれないが、
明らかに祐真には劣る男性。
というか、祐真が好きなのだから、
それ以外の男性を押し付けられても迷惑千万。
さやかに同情するマル。
その傍らでルークは軍事衛星のコンピューターに潜入。
ルークは来るべき告白ミッションのために、
マルには予想もつかない準備を始めていた。
どうしても朋子の呪縛から逃れられないさやかに、
四つ葉神社から経過報告を求める旨の携帯メールが届く。
指示通りBARクローバーへ向かうさやか。
バーテン姿のルークは来店したさやかに
神社の人からもてなすように言われたと伝え、
さやかの胸の内を引き出し始める。
さやかの実家が営む蕎麦屋のお得意様だった朋子の家。
酔ったさやかは幼い頃から朋子と仲良くするように
両親から言われ続けていた事を明かすと、
ルークは、動物園のパンダは笹ばかり食べるが、
本来野生のパンダは雑食だという話を始める。
その意図がわからないさやかに、
ルークは、動物園のパンダは飼育員が与える笹だけで
満足したフリをしているのだ、と続けた。
「檻を壊して外へ出ようとした時、気づいてしまったんでしょう。
ごく稀に、飼育員は肉の餌を与えてくれるということを。
動物園での生活に、自分が心底満足していたという事実に…」
ルークの言葉に、反論できずうつむいてしまうさやか。
翌日、祐真は大事なプレゼン用資料を抱え、足早に取引先企業へ向かう。
その時、マルが自転車に乗って猛スピードで祐真に迫り、衝突寸前にかわして転倒。
祐真は時間を気にしつつも痛がるマルを放っておけずに付き添う。
これは祐真をプレゼンに行かせないために
ルークが仕組んだ策略だった。
そして告白前にもうひとつ、
ルークは複雑化する三角関係を解消すべく“心理トラップ”を仕掛ける。
会社にいる朋子に接触。
祐真がプレゼンに現れなかった事を伝えたのだ。
実際には、時間に遅れつつもプレゼン会場までは行けたのだが、
怒った専務が祐真をプレゼン室内に入れないようにさやかに言いつけ、
止められたからなのだ。
その夜、朋子は父である専務が祐真に激怒している事、
どこかに飛ばされる事を軽い調子でさやかに伝える。
さやかの胸に、プレゼンに参加できずに言葉を失う祐真の背中が胸に蘇る。
これまで溜まりに溜まった朋子に対する怒りが爆発するさやかは、
朋子を罵倒し2人は大喧嘩を繰り広げる。
もみ合う中、床に投げ飛ばされたさやかの目の前には祐真が。
ルークにより呼び出され、この喧嘩を目撃させられていたのだ。
その時さやかの携帯にメールが着信する。
「告白の時間です」―――
本日午後9時12分
美空公園にて告白して下さい
失恋保険
そこには午後9時12分という厳密な時間指定がされていた。
それは2年前のさやかを解き放つ鍵が隠された、
重要なタイミングだった。
ルークが何故軍事衛星に侵入していたのかが明らかになる。
美空公園へ祐真を誘い、ついに告白するさやか。
祐真とさやかが出会った日と同様に満月の夜、そして雨が降り出す。
そう、ルークが軍事衛星に侵入して調べていたのは、
満月の夜、美空公園に雨が降る時間を探っていたのだった。
雨が、2年前のそのときの気持ちへと二人を引き戻していくという
心理への効果を狙ったのだ。
その効果は、特に祐真に効いたようだ。
祐真は月と雨の効果によって、朋子とのことを正直に語る。
実は、祐真はさやかの気持ちを知っていて、
朋子とつきあったのだ。
祐真は、いつしか芽生えた出世欲にとりつかれ、
朋子と付き合うことにしたという。
そして、二人が別れる際に朋子はこう言った。
「たった一人の親友を祐真に取られてしまうのがイヤだったから、祐真の告白に応じた。」
すぐに朋子が祐真を振ったのは、
祐真が自分のことを本当に好きで付き合っていたのではないからだ。
専務の娘というだけで何でも手に入る朋子は、
一番欲しいもの、さやかの心だけは手に入らないままだった。
それで朋子は、余計なおせっかいと思える程のことをさやかに色々していだのだ。
そして、さやかも薄々気付いていた。
いつしか、なんでもしてくれる朋子を就職などに利用するようになっていたのだ。
二人は朋子に対する思いを打ち明けあい、
恋人同士として二人で朋子に謝ろうと決めたのだった。
そして、隠れて見守るルークとマルの二人の下へ朋子が現れる。
そう、朋子はすべてを知っていたのだった。
祐真と朋子の心の闇を見抜いたルークは、
朋子と接触した際にすべてを話し、色々と協力してもらったのだ。
朋子は、悪態をつきながらも、
さやかの幸せを心から願っていたのだ。
まあ、紆余曲折あったが、3人はなんとかやっていけるだろう。
一方、本件は無事解決したものの、
神社でルークはふらついてしまう。
病気では…？と、いぶかしむマルとトラコの二人だった。
■感想と考察
朋子が別の男を紹介するなどして、
さやかと祐真との関係を邪魔し続けたのは、
出世目当てで告白してくるような男を、
さやかに近づけさせたくなかったのと、
さやかを取られたくないという気持ちからだったんですね。
一見、嫌な奴に見える人の言動も、
実は、その人を思えばこその言動だったりすることもある。
それがわからないまま、すれ違ってしまい、
時には憎みあったり殺しあったりすることもある。
人生は、ホントどうなるかわかりませんね。
でも、それが面白いんですけどね。(笑)
■主な登場人物
・香月 歩(かづき あゆむ)29歳 城田優
本編の主人公。四つ葉神社の裏稼業「失恋保険」の調査員。
通称：ルーク
普段は、とある大学で動物生態学准教授として講義している。
恋愛心理の達人。
輸血だけでなく、他の理由でもふらついているようだ。
・丸山 円(まるやま まどか)20歳 福田沙紀
四つ葉神社で巫女のアルバイトをする女子大生。
通称：マル
“センスの良さ”を買われ、トラコに調査員としてスカウトされた。
加入者に対する恋愛工作実行係で、「失恋保険」を都市伝説的に宣伝する担当でもある。
恋愛に関しては現実的だが、初恋に関してはロマンを感じているようだ。
・戸倉英太郎(とくら えいたろう)40歳 古田新太
四つ葉神社の宮司で、ゲイ。裏稼業として営む「失恋保険」の元締め。
ルークとは、恋愛保険業を立ち上げる前からの知り合い。
■このドラマの放送日
case:4 略奪愛 〜親友の元カレに告白〜
初回放送日：2011年4月28日
