【あらすじ本舗】MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~ Episode #9(9話) あらすじ

このページには、ドラマ「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~ Episode #9」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ Episode#9 あらすじ

───「衝動的な行動に理由なんてない。百舌のはやにえと同じだ。」

新谷宏美(池松壮亮)の言葉に納得がいかない倉木(西島秀俊)は、妻が爆弾を起動させた動機が何だったのか、答えを求めるかのように、雨が降る爆発現場に戻っていた。

ふと、物影に何者かがいることに気づいた倉木は、その者の後をつける。

まるで倉木を誘うように建物の裏の階段を移動する何者か。
それを追って倉木がたどり着いたビルの屋上には、なんと東(長谷川博己)が待ち受けていた。

「消えろ」という倉木に対し、東はOBとして「助言」だと言い、ある小説に登場する理想郷“オメラス”について話し出す。

「オメラスは自然に恵まれ、独裁者もいなければ身分制度もない、誰もが何不自由なく暮らしている幸せな町だ。」
「ところが、その町のどこかに、光の届かない固く閉ざされた地下室があった…。」
「まるで下水道のような地下室に、ひとりの子供が、ずっと閉じこめられている。」
「その子は、ろくな食べ物も与えられず、身体は汚物にまみれ、ずっと惨めな生活をおくっている。」
「実は、その子の存在をオメラスの住人たちは全員知っていた。」
「だが、誰も助けようとはしなかった…。」
「なぜなら、その子を閉じこめておくことが、理想郷が保たれる条件だったからだ。」
「オメラスのすべての幸せや美しい自然は、その子の犠牲の上に保たれていると、みんなが理解していた。」
「たったひとりの子供を地下室に閉じこめておくことで、他の全ての人々が幸せに暮らせるなら…と。」
「住人たちは見て見ぬふりをしているんだ。」

何が言いたいのかと問いただす倉木に、東は皮肉を込めてこう言った。

「同じだろ?今のこの世の中とオメラスは。」
「地下室に子供を閉じこめた門番こそが、公安なんだよ。」

臭い物に蓋をする仕事をさせられる公安が嫌になった東は、公安を辞めたのだった。

そして、公安部部長の室井(生瀬勝久)と倉木は深い闇の中でもがく、人間らしい似たもの同士であり、同じ女が惚れたのも納得ができると言い残して去っていった。

 

─── 爆弾事件の黒幕である室井は、すぐに処分されることなく、サルドニア共和国大統領の来日までの間、津城(小日向文世)たちによって軟禁されることが決まった。

室井をすぐに処分しない津城に、大杉(香川照之)は、

「裏で誰かと駆け引きをしている気がする」

と疑いを向けたが軽く一蹴され、結局、美希(真木よう子)や倉木とともに軟禁に協力することになった。

到着した軟禁先は、静かな水辺に佇む別荘だった。

 

─── 一方その頃、津城は、警察幹部たちを集め会食を開いていた。

室井の処分について話し合う幹部たちに対し津城は、爆弾事件の裏にある大きな陰謀について告げる。

「室井のバックには、森原官房長官がついている」

その名に驚く幹部たち。
かつてのグラークα作戦は、当時、内閣危機管理官だった森原の命令で行われた作戦だった。
グラークα作戦の指揮官だった室井は、森原から密命を受けていたのではないかと…。

もし、サルドニア共和国大統領暗殺が成功すれば、今この場にいる幹部たちは責任をとらされて失脚する。

その場合、森原の息がかかった室井が警察のトップになる可能性は十分にある。
そして、森原が考える公安を中心とした警察組織の再編…

「興味深い話をしているね。」

そんな話をしているところへ、なんと森原官房長官本人が現れたのだった!

「コソコソ、私の周りを嗅ぎまわるな」
と津城に警告する森原。

そして、急に笑顔になり、野球の話をし始め、
「ツーアウト満塁は、どっちが有利なんだろうね?」
と、意味深な言葉を残して去っていった。

 

─── 倉木は警備がてら、穏やかな海辺の風景を見つめていた。

その傍に美希が座る。
妻と娘を失った倉木と、帰らない父親を待ち続けている美希。

「大切な人を失った後、どうやって生きていくのかなんて、私にはわかりません…。」
「でも、抜け殻のように生きていくなんて、大切な人は望んでないと思うんです…。」

そんな美希の言葉をかみしめるかのように、倉木は黙って最後まで聞き、ふたりで海辺を見て過ごすのだった。

 

─── 警察によって独房に隔離された百舌・新谷宏美の殺害衝動は限界に達していた。
極限状態の百舌は、自らの手を咬み、まるで獣のように周囲を威嚇し、うめき声をあげ暴れる。

しかし、理性が失われているワケではなく、仮病を使って脱出しようと試みる程度の理性は残っていた。

脱出は一度は阻止されたが、何者かの手引きによって、新谷宏美は独房を脱出した。

 

─── 夜、別荘の部屋で倉木と2人きりになった室井は、千尋(石田ゆり子)と娘の死について語り合っていた。

室井は、

「雫ちゃんが死んだのも、千尋が爆弾を機動させたのも、全部お前のせいだ。それが真実だ!」

と、倉木を責める。

その時、別荘の警報が鳴った。
明かりが消えたため、急いで警戒態勢に入る倉木・美希・大杉の3人。

別荘内を手分けして探したため、室井は暗闇の中、ひとりで残されていた。

そこへ現れたのは百舌・新谷宏美だった。

襲い掛かる百舌だったが、美希の奇襲で阻止されるも、美希は反撃を受けて気絶する。

美希の銃を拾った室井は、百舌に言う。

「復讐か?くだらん。」
「お前たち兄弟は、国家維持のための汚い仕事をやる捨て駒なんだよ。」

その言葉に激高した百舌は室井に襲い掛かった。

銃撃は当たらず、逆に室井は左手をアイスピックで貫かれていた。

マウントを取った百舌は、とどめを刺そうとしたが、今度は大杉に邪魔される。

そこに倉木が加わり、百舌は取り押さえられた。

混乱に乗じて、室井は銃を拾って立ち去ろうとし、呼び止めた美希に発砲した。
銃声を聞きつけて、百舌を大杉に任せた倉木は、室井を追う!

しかし、大杉ひとりの力では百舌を抑えることができず、逃走を許してしまう。

自動車のエンジン音を聞いて必死に走る倉木だったが、室井は車で逃走したあとだった。

悔しがる倉木の携帯に、突如電話がかかってきた。

電話の相手は東だった。

そう、新谷を独房から逃がしたのは、東の手引きによるものだった。

「オメラスの少年を解き放ってやったんだ」

秩序を乱すことが自分の役割だと言い、オメラスの終焉を告げた東は、2つの爆弾があることと、そのうちのひとつは室井が持っていることを倉木に告げ、

「倉木、お前は俺の考えに必ずたどり着く。俺はオメラスを去るよ。」

そういって電話を切った。

携帯電話を破壊して捨てた東は、高層ビルの屋上で天を仰ぐように両手を広げるのだった。

 

─── 東の言っていた爆弾とは、大統領暗殺のための爆弾であった。
爆弾テロが起き、大統領が暗殺されれば、警察の威信は一気に地に落ちる。

そこで森原官房長官の思惑「公安省の設立」が現実のものとなる。

警察組織を再編し、公安を中心とした新しい治安維持体制を作り出そうとしているのだった。

そして、新しい警察組織のトップに室井が就けば、森原は絶対的な国家権力を有することになる。
なんとしても爆弾テロを阻止しなければならない。

しかしそこへ、突如公安の連中が大勢やってきた。

それを指揮するのは…、室井だった。

「津城警視正、国家の安全を脅かすテロリストとして、身柄を拘束する。」

また、室井は倉木に、爆弾事件の首謀者は千尋だと告げ、夫の倉木を捜査から外して監視対象にすると言った。

「残念だよ。」

と言う室井に、倉木はこう言った。

「絶対にあんたの思いどおりにさせない。」

 

─── サルドニア共和国のタラキー大統領の来日は、明日に迫っていた。

 

 

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■主な登場人物

倉木尚武(西島秀俊)
公安の警察官。爆発事件で妻を失う。
事件の真相を知るべく、公安の枠を超えて行動する。
何故妻が爆弾を爆発させたのか理由が分からず、苦悩する。
大杉、美希らとともに室井を軟禁する別荘の警備の任務についていた。
その際、室井から「全部お前のせいだ」と言われ、ますます理由がわからなくなった。
東から、2つの爆弾のうち、もうひとつは室井が持っていることを知らされた。

大杉良太(香川照之)
警視庁捜査第一課所属。
ステレオタイプの熱血刑事。
津城・美希らと同盟を組んで、爆発事件の更に奥の闇に挑もうと躍起になる。
倉木、美希らとともに室井を軟禁する別荘の警備の任務についていた。
別荘を襲撃した百舌を捕らえるが、倉木が室井を追った際に、百舌に逃げられてしまった。

明星美希(真木よう子)
倉木と同じく公安の警察官。
今は津城の指示で動いている。
倉木、大杉らと同盟を結び、行動を開始する。
彼女の父親も警察官だったが行方不明になっている。
室井を軟禁していた別荘が百舌に襲撃された際に、拳銃を室井に奪われ、狙撃された。
現在入院中。

東和夫(長谷川博乙)
元アテナセキュリティの役員。
元公安警察官だった。
爆発事件の黒幕と思われていたが、実は彼自身も室井によって動かされていただけだった。
ただし、自ら望んで室井の陰謀に関与していた。
彼は、世の中の秩序を乱すことが自分の役割だと気づき、独房に閉じこめられていた新谷宏美を脱出させた。

新谷宏美(池松壮亮)
本当のプロの殺し屋。
若松警視をアイスピックで刺し殺し、特殊な独房に閉じこめられていた。
後に、東の手引きによって独房を脱出し、軟禁中の室井に復讐しようと別荘を襲撃する。
倉木達の活躍で、室井殺害には失敗するが、大杉の拘束を力で破って逃走した。

津城俊輔(小日向文世)
警察庁警務局所属の警視正。
特別監察官の権限を持つ。
既に公安の闇の部分に関わる人物を特定していたが、森原官房長官から逆に警告された。
室井を軟禁状態にした。
大統領暗殺のための爆弾テロを倉木達とともに阻止しようとしていたが、室井の逆襲でテロリストとして拘束されてしまう。

室井玄(生瀬勝久)
警察庁公安部部長で警視監。
倉木の上司で、かつてグラークα作戦で指揮をとったことがある。
公安の闇の部分に関わる重要人物のひとりで、森原官房長官の息がかかっている。
津城たちによって身柄を拘束、別荘に軟禁状態になっていたが、百舌の襲撃による混乱に乗じて脱出。
逆に公安の部下たちを引き連れ、津城たちをテロリストの一味として拘束した。

 

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■このドラマの放送日・視聴率

Episode #9
倉木VS東…百舌の逆襲…失われていく秩序
初回放送日:2014年6月5日
視聴率:7.7%

 


 

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