このページには、ドラマ「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~ Episode #4」のあらすじが書かれています。
ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。
それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。
■MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ Episode#4 あらすじ
都内のある病院に、一人の男が担ぎ込まれた。
その男の名前は倉木。
東(長谷川博己)の指示による、
中神(吉田鋼太郎)の襲撃で重傷を負った倉木(西島秀俊)は、美希(真木よう子)のマンションを訪ねて会話した後に帰宅。
自分の部屋で力尽きたところを、
心配した美希の通報で駆けつけた救急隊に保護されたのだった。
一方、深夜の六本木。
とある警察署に一人の男がやってきた。
その男は大杉(香川照之)。
夜遊びで補導された一人娘のめぐみ(杉咲花)を迎えにきたのだ。
大杉は妻と娘とは別居中で、
娘との親子関係は良好とは言えなかった。
お互い大声で罵りあいながら警察署から出てくる二人。
そこへ美希がやってきて、
倉木から大杉への伝言を伝えるのだった。
一方、倉木の襲撃に成功した中神は、
次は新谷(池松壮亮)を捕えるべく行動を開始した。
倉木をうまく襲撃できたことを東に褒められ、中神の気分は上々、意気揚々だった。
── 新谷はフリーライターの葵実(有村架純)と接触するべく約束の場所へと向かっていた。
監視カメラを慎重にかわしながら向かうも、途中で自分を狙っている存在に気付き、葵実と会うのを断念。
その場を逃走していた。
一方、満身創痍の状態で入院している倉木の元へ、美希からの伝言を聞いた大杉が現れる。
倉木は、美希が津城俊輔(小日向文世)という人物と繋がっていることを教える。
さらに、自分達自身が、津城によって小出しにされた情報によって捜査のコマとして行動を操られ、踊らされていた可能性があることも語った。
津城は警視庁警務局特別監察官の肩書きを持ち、警察内部の不正と犯罪を調査して隠蔽している大物。
そんなヤツラが関わっている事件に首を突っ込むなと、倉木は大杉に忠告したのだった。
家族を失うかもしれない
という危険を示唆する倉木の言葉を尻目に大杉は病室を去るも、倉木の言葉は大杉の心に重く残るのだった。
次の日、自身の捜査に圧力がかかった大杉は、美希を女子トイレの中まで追いかけて問い詰める。
津城の差し金で新谷の調査ができないように大杉に圧力をかけたんだろうと。
しかし美希は苦笑して、
津城警視正は大杉なんかを相手にしないと言った。
激怒する大杉の携帯が鳴る。
大杉の娘が万引きをしたというのだ。
現地に駆けつけて、店長に謝る大杉。
娘は犯行を否認するが、
大杉は決め付けて怒鳴るばかり。
妻も、そんな大杉の態度に辟易としていた。
警察なんて大嫌い!
お父さんなんて大ッ嫌い!!
娘の怒りはピークに達し、
昔、大杉が行き過ぎた捜査をし、
娘の親友の母親を自殺に追いやったことを引き合いに出してきた。
一触即発の状態のところに妻が割って入り、その場は何とか収まった。
親子関係はますます溝が深まるだけだった。
── 夜、妻の夢で目を覚ますと、病室内にナイフを持った中神がいた。
殺しに来たのかと言う倉木に対し、
中神は
敗北者の顔を見て、
勝利の気分を味わいに来た。
と言ってのけた。
事実、倉木は重傷で起き上がれないので、どうすることもできない。
中神はナイフをちらつかせて、
倉木に投げようとするフリを何度もし、倉木をビビらせようとしながら、病室から立ち去るのだった。
次の日、倉木は病院が安全でないことを理解したからか、強制的に自主退院してきた。
病院の外には、大杉が待っていた。
車で送ってくれるという。
車の中で、倉木の妻に対する深い愛と爆発事件への執着心を知る。
また、大杉も公安を嫌う理由を話した。
その理由には、娘の友人の母が自殺した事件が絡んでいた。
その事件では、公安が自殺した友人の母への悪いイメージを大杉に刷り込み、大杉は悪いイメージの先入観を持ったまま事情聴取。
結果、その友人の母は自殺してしまった。
また、公安は悪いイメージを刷り込んだという証拠を組織ぐるみで隠蔽。
それが理由で、大杉は公安を嫌いになったのだった。
倉木は、大杉の公安嫌いをよく理解した。
そして、大杉には別の狙いがあることを見抜いていたが、大杉が忘れたと言うと、それ以上突っ込むこともなかった。
(娘の万引きのことで、雑誌記者から取引を持ちかけられていた)
別の日、倉木・大杉・美希の三人は、
ある料亭で会合していた。
美希は、重大なウソをついていたことを謝り、新谷には妹がいて、妹の方が暗殺を実行していたというのだ。
新谷は仕事を請け負う役だったという。
妹の名前は新谷ひろみ。
少なくとも、美希の尾行中に二人殺しているという。
東たちアテナセキュリティの連中は、新谷自身が殺し屋だと勘違いしているとのこと。
それで、新谷を必死に追い回しているのだ。
また、爆発事件の当日、
美希が尾行していたのは新谷ひろみの方だった。
だから、新谷が爆発事件の犯人でないことは明白。
次々と語られる情報にいぶかしむ倉木と大杉だったが、そもそも新谷の情報を倉木だけに話したことに、大杉は津城の思惑があることを感じて美希に突っ込む。
その突っ込みが正しいと認めたのは、
なんと津城本人だった。
突然入ってきた津城は事情を説明。
爆弾事件の真相を解くため、倉木と大杉に同盟を結ぶことを提案してきた。
倉木は、アテナセキュリティのバックに何がついているのかを教えて欲しいと要求。
津城は、バックに公安がついていると教えた。
驚愕する倉木と大杉。
こうして、倉木・大杉+津城・美希の同盟が成立した。
── 新谷は再び葵実と連絡を取り、会う約束をしていた。
約束の時間になり、ようやく会うことができたと思いきや、新谷は中神の手下によって一瞬で拉致されてしまう。
新谷が一瞬でいなくなったので、
葵実は驚くばかりだった。
あたりは、雑踏がただひたすら行き交うだけだった。
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■感想と考察
前回の話から一変!
事態は急に動き出した。
アテナセキュリティのバックについているのは公安。
津城は、その公安の便所掃除をしようとしているということになる。
拉致された新谷と無関係の葵実がどうなるのか気になるところ。
同盟を結んだ倉木・大杉・美希・津城の四人の今後の動向に期待したい。
■主な登場人物
倉木尚武(西島秀俊)
公安の警察官。爆発事件で妻を失う。
事件の真相を知るべく、公安の枠を超えて行動する。
今回の爆発事件の黒幕的存在と思われる東らに強引なアプローチを繰り返していたが、東の命令で動いた中神によって重症を負わされた。
しかし数日で強制的に自主退院し、活動を再開。
美希の誘いで料亭での会合が行われ、大杉・美希・津城らと同盟を結ぶことになった。
倉木千尋(石田ゆり子)
倉木の妻で元公安警察官。
爆発事件の被害者。
グラークαという謎の作戦に参加後、退職していたことがわかった。
晩年は精神的に病んでいた模様。
“ダルマ”が夢に出てきてうなされていた。
大杉良太(香川照之)
警視庁捜査第一課の刑事。
爆発事件を解決しようと躍起になっている。
主な情報源は、プロの情報収集家の鳴宮。
倉木や美希とも接触を図り、ついに津城の存在にまでたどり着いた。
明星美希(真木よう子)
倉木と同じく公安の警察官。
今は津城の指示で動いている。
倉木に対して重大なウソをついていたことを告白。
そして、倉木と大杉に津城を紹介。
同盟を結ぶことになった。
新谷和彦(池松壮亮)
かつてアテナセキュリティに雇われていたプロの殺し屋。
妹がいるらしい。
が、どうやら殺しの実行犯は新谷ではなく妹の方だったようだ。
爆発事件の真犯人ではないが、事情を知らない中神の手下によって拉致されてしまう。
中島葵美(有村架純)
フリーライター。
新谷の正体を知らない。
新谷の依頼を受けて、新谷の実家を調査し、百舌の絵が描かれた妹の日記帳らしきものを入手。
それを新谷に渡そうと接触を試みるが、新谷は目前で姿を消してしまう。
大杉めぐみ(杉咲花)
大杉の一人娘。
今は大杉と別居し、母親と一緒に暮らしている。
人を信じない父親を嫌い、父に反発する行動ばかりとる。
万引き事件の濡れ衣が晴れ、父親と和解した。
中神甚(吉田鋼太郎)
アテナセキュリティのマーシャルアーツアドバイザー。
性格は短気で荒っぽい。
倉木を自動車で襲って重症を負わせ、その入院先にまで侵入し、倉木をあざ笑い、からかう余裕を見せた。
次は新谷を狙い、部下に拉致させた。
東和夫(長谷川博乙)
アテナセキュリティの役員。
今回の事件の黒幕的存在。
ICチップを手に入れようと様々な命令を下す。
倉木に重症を負わせた中神を褒め、新谷の拉致を促した。
津城俊輔(小日向文世)
警察庁警務局所属の警視正。
特別監察官の権限を持つ。
かつて公安にいた千尋の上司でもある。
今回、倉木、大杉らと同盟を結んだ。
東のバックに、実は公安がついていることを倉木や大杉に教えた。
津城と美希は、その調査を行っている。
■このドラマの放送日・視聴率
Episode #4
刑事の誇り…父娘の絆
初回放送日:2014年5月1日
視聴率:10.3%
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