芋嵐(いもあらし)をわかりやすく言うと、
芋の葉がめくれるくらい強い秋風
のこと。
芋嵐は字的に気象用語と思われがちだが、実際は俳句などで使われる、立派な秋の季語である。
・芋嵐の芋とは?
芋嵐の芋は、実は里芋(さといも)のこと。
里芋の葉は地面の近くに生えるため、本来は風の影響を受けにくい。
そんな里芋の葉がめくれるほど強い風ということは、芋嵐は台風のような嵐に相当する程強い風が吹く気象ということになる。
ちなみに、里芋の収穫時期は、植えた時期にもよるが、大体10月初旬あたり。
このころは気象の変化が激しく、突風や台風が多くみられるので、芋嵐のような季語が生まれた。