ナショナリズムとは何なのか意味をわかりやすく解説

ナショナリズム(英語:Nationalism)とは、

  • 民主的な国家を形成する思想
    (国民主義)
  • 同じ民族同じ宗教の人たちが
    集合または独立して
    一つの国家を形成する
    運動や思想
    (国家主義民族主義など)

という、大きく二つの意味に分かれる。
(更なる細分化も可能)

前者を日本語に訳すと「国民主義」である。

国民主義の対義語は人民主義であり、民衆のためという点では類似している。

しかし、人民主義は政治思想を表す言葉であり、国家の形成を表す国民主義とは明らかに異なる。

一方で、後者の意味の場合は、
国家民族それぞれの立場や歴史的背景や立ち位置が複雑で多様性を持っているため、国家主義民族主義など、複数の日本語訳が出てくる。

国家主義がさらに顕著化すると、ナショナリズム=国粋主義(こくすいしゅぎ)と呼ばれることもある。

前者・後者、どちらのナショナリズムも、“国家の形成”という点では共通しているが、中身(過程)や思想の定義がまるで違う言葉である。

それは、英語のNationalismと、カタカナのナショナリズムが同じ意味とは限らないということでもある。

ナショナリズムという言葉を使う人は、以上の点に、あらかじめ留意しておく必要がある。


関連項目

人民主義

民主主義(デモクラシー)


 

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