感情が揺さぶられる
という意味の言葉。
主に、感情を一言では表せない、または感情をうまく言葉にできないときに使う。
エモとは、英語のエモーショナル(emotional(感情的な))から来ている。
または、日本語の「えもいわれぬ」を語源とする説もあると言われている。
2016年12月頃から徐々に流行りだし、2020年に爆発的に流行した。
若者の言葉の文化から発生した俗語である。
この言葉が使われる状況としては、
- 「感動した瞬間」
- 「気持ちをストレートに表現できない時」
- 「悲しさ、切なさを感じた時」
- 「懐かしさと新しさを同時に感じた時」
(好きな古い曲のカバー曲を聴いた時など) - 「嬉しい時」
- 「ふと、寂しさを感じた瞬間」
- 「心にグッときた時」
- 「複数の感情が混じる時」
などが挙げられる。
要するに、色んな意味で「感情が動かされたり揺さぶられたりする時に使う独特の表現」なのである。
俗語とはいえ、複雑な感情を「エモい」の一言で表すという、ある意味で優れた表現力を持つ言葉と言えよう。
・エモいの歴史
実は、「エモい」という言葉そのものの歴史は意外と長く、古くは1980年代からある。
この時代での「エモい」という言葉は、ロックミュージックのジャンル「イーモウ」※的な音楽を表す言葉として使われていた。
(※哀愁的・感情的なメロディと歌詞が特徴的なロックミュージック。)
しかしながら、この言葉は一部の業界関係者が使っていた言葉であり、現代のエモいとは異なる意味合いである。
ちなみに、現代の「エモい」という言葉は、Googleの検索エンジンにおいては、2005年の7月から検索キーワードとして僅かに発生している。
最初に爆発的に検索されだしたのは、2018年4月から。
その後は下がったり上がったりを繰り返し、「エモい」が若者に定着してきた2020年8月に爆発的に検索ボリュームが上がった。
丁度その頃、新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、当時の若者の生活環境に大きな変化が訪れたこともあって、エモいという言葉が当時の若者の間で頻繁に使われるようになったことを表している。
関連項目
なし