兵庫県で人気があった
お持ち帰り弁当の名前または店舗名
のこと。
- うまい
- 早い
- 安い
の三拍子を売りにしていた。
人気商品は、かつめし弁当、得そば、姫路おでん。
その他、テイクアウト商品が充実しており、
「コンビニよりうまい」
と定評があったという。
特に、得そばには、昆布・きつね・天ぷら・肉の4つのバリエーションがあり、弁当とのセットが人気が高かった。
◆弁当屋として
たいこ弁当は、兵庫県の一部地域(播磨地方 但馬地方)では非常に人気が高く、庶民的でなじみの深い弁当屋だった。
最盛期では、同地域で最大合計39店舗まで拡大していた。
しかしながら、たいこ弁当の大元である、運営会社の㈱たいこフーズが時代の変化についていけず、業績不振に陥った。
(大手コンビニの店舗拡大が業績不振の最も大きな原因)
そのため、2015年にたいこフーズは経営方針を変え、人気の高いたいこ弁当一本に絞った。
それでも業績不振を回復させることはできず、2017年1月31日をもって全店舗閉鎖し、自己破産申請した。
この事実がニュースで報道されると、驚いた人たちが事実確認のため、一斉に“たいこ弁当”のキーワードを各検索エンジンで検索した。
そのため、2017年2月初頭、検索エンジンのキーワードランキングで“たいこ弁当”が一気に上位に昇った。
まさか倒産するとは思っていなかった人たちが多く、ショックを受けた旨のコメントがSNSや個人ブログなどで数多くみられた。
皮肉にも、倒産によって、一部地域のみでしか知られていなかったたいこ弁当の名前が、全国に知れ渡ったのだった。
