バプテスマの意味をわかりやすく言うと、
水の中に浸る(ひたる)
ということ。
正式には、宗教用語の“浸礼”を表す。
浸礼とは、キリスト教の新教の一派の一つ、バプテスト派の教義である。
キリスト教を信仰する時、
教徒になるために聖水を頭に振りかける“洗礼”を受ける。
一方で浸礼の場合は、教徒になるために、水の中に浸かることで儀式を成す。
つまり、非常にくだけた言い方をすると、
浸礼とは、
洗礼の水風呂バージョン
ということ。
・浸礼の由来
浸礼の由来は、ヨハネの福音書とマタイの福音書の2つの聖書に、
「キリストはバプテスマを受けられ、水の中から上がられた」
という記述があったことから、
「水の中に浸かる浸礼こそが正しい」
とバプテスト派の教会は洗礼を否定した。
さらに、
「誰でもバプテスマを受けなければ天の国に入ることは出来ない」
という、新約聖書の記述を元に、バプテスマを教義とする教会に入信する人々に浸礼をさせる。
浸礼を終えることで、初めて入信が許可される。
ちなみに、バプテスマの言語の由来は、ギリシャ語のバプティゾーまたはバプテストなどから来ている。
・浸礼を行う主なキリスト教の宗派
- バプテスト教会
- セブンスデーアドベンチスト(SDA)
- エホバの証人
- 大韓浸礼教会
- モルモン教
などの新教派。